飯野八幡宮は、いわき平の高台、八幡小路にある八幡宮です。いわきの中でも最大級の神社で、延喜式神社ではないものの、950年の歴史があり、磐城四郡の鎮守の位置づけの時代もありました。なお、磐城高校生が、ほぼ例外なくこの前を通って、通学する場所です。当時は、何の興味もなく、学生時代には、元朝参り以外は、まったく立入ったことがありませんでした。そんな自分が、いま、郷土愛が大事と考えています。
<いわきの延喜式神社は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47673631.html
<いわきの延喜式神社は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47673631.html
鎌倉時代前後?といわれる創立時は、現在の、旧城跡の物見が岡、すなわち磐城平城本丸跡地付近に建立されていたとのこと。それが、関ヶ原合戦後に神社を保護していた岩城氏が追放され、代わって徳川譜代の鳥居忠政が領主になります。鳥居忠政は、浜街道で江戸を守る伊達の備えとして、磐城平城を、物見が岡に築城することを決めます。そこで現在の地、八幡小路に飯野八幡宮は移設されたわけです。その経緯から、この地にいるのは400年前後と、比較的新しい。飯野氏が代々神官を世襲しているそうです。
旧社格は県社で、本殿がとても大きい。
拝殿に頭上には、立派な鳳凰?の彫刻がありました。
本殿は朱色に塗られ、装飾がきれいです。
独立した神楽殿の手入れがよく行き届いています。
そして、おそらくいわきで一番大きい社務所はコチラではないでしょうか。中には大広間があり、直会等で使用されるとのこと。かなり大規模な集会でも対応できそうです。