いわき市の新盆供養としての挨拶まわりは、8/13の午後から8/14にかけて行われます。故人となって初めて、迎えるお盆が、新盆供養。故人宅に、標識を掲げることで、故人の精霊が家に帰るといわれています。故人の遺族が故人宅に集まり、お飾りやお供え物をし、故人の精霊に対して精一杯の持てなしをします。そして、盆灯籠に火を灯し僧侶に読経供養してもらいます。その故人宅を、知人が線香をあげに回るのが、新盆の挨拶まわりです。顔が広い経営者や、役付きの方々などは、2日間で数十軒のお宅を回るのが通常といわれており、時間的にも金銭的にも大変です。

それにしても、この「新盆」、「にいぼん」と呼ぶ方もいれば、「しんぼん」と呼ぶ方もいらっしゃる。いったいどちらが正式もしくは慣例的にあるべきなのでしょうか???
 
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正式には、13日の夕方に菩提寺とお墓に参り、祖先の霊を迎えり「精霊迎え」をします。故人の霊が迷わずに帰って来られるように「迎え火」を焚きます。13-16日までのお盆の期間を家族と精霊が一緒に過ごします。そして16日の送り盆に祖先の霊を送り出す「精霊送り」をします。さらには、20日に灯籠流しもするケースもあるようです。また、この新盆供養、精霊棚(しょうりょうだな)という新しい祭壇を作るものとされていますが、この日程や、祭壇などは、ある程度省略化または、弾力化される方向にあるようです。現代社会ですね。