波立薬師(はったちやくし)は、国道6号線沿い、久之浜町にある寺です。いわき三大薬師は、この波立、閼伽井、八茎といわれ、徳一上人の開基だそうです。

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表通りからは見えないようになっている本堂は、丁寧に管理されいて、朱色の壁面が美しい。

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境内にはたくさんの紫陽花が植えられていて、良い季節を迎えています。

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たくさんの紫陽花が植えられている経緯は、不明です。

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医王山・波立寺。

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薬師さまの真言とは、仏の働きを表す呪文です。「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」と唱えると、概ね、痛いの痛いの飛んでけの意のようで、病気が治るらしい。

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正面反対側には、初日の出のスポットとして有名な波立海岸です。東日本大震災前には、新年のテレビCMの定番でした。しかし大震災の津波によるダメージに加え、その後の高波等により、鳥居は破損してしまいました。その後、地元氏子らの資金提供で、鳥居は再建されています。ただ、鳥居へのアクセスである橋に掛けられた手摺りは、いまでも破損しており、復旧していないので、鳥居に渡ることはできません。

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波立海岸はかつての海水浴場でしたが、震災前からの利用客減少に加え、大震災時の地盤沈下により大きく砂浜部分が減少してしまいました。国道六号線と波打ち際との間には、高さ7.2mの防潮堤の建設が予定されており、残念ですが、もう海水浴場として再開することはないでしょう。

一方、防潮堤の利活用として、防潮堤の上をサイクリングロードとして活用しようという提案が進捗しています。防潮堤の工事完了は平成31年度ですが、その天板の幅は約3mあります。その上を、波打ち際を目前にしながら散歩・自転車で駆け抜けることができれば、いわきが誇れる資産になります。

<サイクリングロード海岸線ルートは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47794396.html
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上記のサイクリングロード海岸線ルートは防潮堤部分だけでなく、既存の道路も活用して、いわきの海岸線50kmをつなぐことができれば、素晴らしいルートになりえます。これまで陽があたらなかった、隧道なども、サイクリングルートとしては、極めて魅力的なものになります。こういった隠れた資産を活用していくことで、誇れるいわきの未来につながっていくのだと思います。

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