いわき市森林組合の林産加工場に、ひょんなことからお邪魔しました。内郷高野地区にある加工場です。

<いわきの林業 伐採現場は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45860897.html
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広大な敷地内には、枝打ちされ皮が剥かれた状態の丸太が積み上げられています。

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表皮を厚めに剝くと、白木部分だけが露出するようになり、とても美しい。角材は木目がはっきりでますが、丸太のままの木目も、それはそれで美しい。建築材としては角材のほうが加工しやすいのでしょうが、皮を剥いた丸太のまま、何かに使えないでしょうか。

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乾燥施設、平成3年度施工。

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ざまざまな設備が、竣工後20年以上経過しているようです。

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丸棒加工施設、平成4年度施工。

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林業という産業は、植栽から伐採までの事業が長期間に及ぶこと、現在の世界の木材価格が低下傾向にあり、そのトレンドは変わらないであろうこと、林業の作業環境がラクではないこと等、林業を取り巻く経済環境はとても厳しいです。しかしながら、森林の役割は、単なる建築材としての木材の生産手段のみならず、というかそれよりも、水資源保全や、二酸化炭素の吸収、人間の精神安定に資すること、こどもの情操教育の涵養に資すること等が注目されています。だからこそ、林業関係者等に、補助金が投入されることもあるわけです。一方、どのような方法で、どれくらいの額を、どこに出すのかについては、ベストな方法は何か、国民全体で本音での議論、熟考が必要でしょうね。