医療人材の育成について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁  
 
(1) 医療人材の育成について
(ア) いわき准看護学校の校舎新設移転の概要
医療は地域のインフラであり、市民の健康・安心のためには必須のものであります。また「医は仁術なり」のとおり、市内の医療従事者の充実は、喫緊の課題のひとつであります。医療従事者は、地域自ら育成していくことが必要です。いわき准看護学校は、卒業生の過半が市内に就職しており、これまで地域内の医療従事者の要請に大きく貢献してきたわけですが、この度、校舎が新築移転すると伺っております。その校舎新設移転の概要を伺います。

(保健福祉部長)
新設される一般社団法人いわき市医師会附属いわき准看護学校の概要につきましては、中央台飯野地区の中央台公民館の北側に、工事費8億4,024万円で、敷地面積約2,671㎡、延床面積約2,104㎡の、鉄骨造3階建の建造物として建設中であり、定員80名の准看護士コースに加え、定員30名の正看護師進学コースを新設する予定となっております。

<いわき准看護学校は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/37023537.html

(イ) いわき准看護学校の校舎新設移転のスケジュール
いわき准看護学校の校舎新設移転のスケジュールを伺います。

(保健福祉部長)
スケジュールにつきましては、いわき市医師会の現時点での予定で申し上げますと、平成28年夏頃には竣工予定であり、同年秋頃の開校予定となっております。

(ウ) 正看護師進学コースの新設
先日、いわき准看護学校に行く機会がありました。大きな質問のひとつでとりあげさせていただいた白血病と骨髄バンクについて学ぶために、2時間みっちり、学生と机を並べて勉強して参りました。学生は高校卒業者が多いですが、社会人からの転身、家庭主婦からの転身等、多様な方々を受入れていて、医療の観点のみならず、福祉の観点からも重要な役割を果たしていると感じました。一方、さらに「進学」する卒業生も3割以上います。すなわち当校卒業で准看護師の資格が得られますが、さらに看護師(いわゆる、正看)資格を得るべく、他市に進学する場合であります。市内には進学コースを設置している学校がないため、市外へ転出してしまうわけです。これではせっかく、地域で育てた医療人材が市外流出してしまいかねません。ぜひ新設の校舎におきましては、准看護士の次のステップとして正看の資格が取得できる進学コースを設置していただきたい。正看護師進学コースの新設について伺います。

(保健福祉部長)
正看護師進学コースにつきましては、准看護士が更なる高みを目指し、正看護師を希望する際の育成支援を目的として設置されるものであります。
また、その設置につきましては、専任教員の確保等、諸条件を整えるにあたり、相当の準備期間を要することから、当面は、現在と同様に准看護士コース100名を定員とし、諸条件が整った後に、准看護士コース80名、正看護師進学コース30名の定員で運営される予定であります。

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注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。