ハマコン(浜魂)登壇しました。テーマは、「いわきに若い医師を招聘したい!」です。いわきの医師不足は周知の事実。
http://www.mikito.biz/archives/35794977.html
プレゼンでは、まず磐城共立病院に依存しているいわきの医療の現状を解説しました。さらには、新たに予定されている新病院建設のコストの問題などを取り上げた上で、新たな医師の定着や招聘を促すために、市民として何ができるかを考えたいとプレゼンしました。
http://www.mikito.biz/archives/35794977.html
プレゼンでは、まず磐城共立病院に依存しているいわきの医療の現状を解説しました。さらには、新たに予定されている新病院建設のコストの問題などを取り上げた上で、新たな医師の定着や招聘を促すために、市民として何ができるかを考えたいとプレゼンしました。
<公立病院の建設費がなぜ民間の2倍になるのかは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46564078.htm
全国平均に比べて少ない医師数のいわき市。そのいわきに若い医師を増やすことで、地域の医療環境を改善したい。そのために、働く・暮らす・育てるそれぞれの観点で若い医師から、いわきが選ばれるようならねばらない。そのためには、いわき全体の文化、モラル、住民の行動様式を含めた総合的な魅力を増やす必要があり、一例として、がんばっている医師・病院を応援する活動を紹介したい。
【課題設定の理由】
震災前から(震災の影響を除いても)、以下の事象が起き続けてきた。
① 既存医師のいわき市外への流出・減少
② 外部医師が、いわき市に来ていない
→勤務先として、勤務するまちとして、いわき市が「選ばれていない」という事実がある。
地域医療改善の切り札とはならない、市立総合磐城共立病院の建替工事は、なぜ圧倒的なコスト増となるのか、なぜ歯止めがきかないのか。
→コスト高でも文句が出にくいことが最大の問題。病院の運用コストは建設コストの数倍かかる。病院は赤字経営となり、コストカットを余儀なくされる。医師をはじめ医療スタッフの待遇は悪くなり、立ち去る方もでるだろう。診療自体が継続できなくなるかもしれない。これでは本末転倒。高額なコストをかけて病院を建て直さねばならないかどうか、最終責任を持つのは住民。民主主義の根本に立ち返り、市民の立場に立った議論が必要です。我々の住民意識が問われている。
相馬市・南相馬市では、アクセスやまちの規模、エンタメの少なさ、原発からの距離等で、絶対的な不利にもかかわらず、震災後に医師が増加している。なぜ、いわきが相馬市・南相馬市と比較して、選ばれていないのか???
http://www.mikito.biz/archives/46671311.html
http://www.mikito.biz/archives/46738557.html
→根本の原因は、総合的なまちの魅力が相対的に足りないということ。相馬市・南相馬市では、外部から来た医師と市民の間の敷居が低く、セミナーや非公式の勉強会等、頻繁に交流が行われている。赴任してきた医師も、オープンに外部から来た人を受入れるマインドをはじめとするまちの魅力に心地よさを感じ、それを次の赴任者に伝えることで、さらに外部の医師の吸引力を増している。
市内でも、ときわ会常磐病院等は、震災後、地域医療に対する現在の危機感と将来のまちのあり方に対する思いから、いろいろな取組みを行っており、市外からの応援医師が増えている。「次の世代を育てるための児童クラブ ときわ塾の運営」、「職員の職場環境改善のための院内+外部幼稚園・保育園の一体運営」、「招聘した医師に対する処遇改善」、「首都圏の大学等と幅広く連携」、「院長の仮装により、病院に対する敷居を低くし、オープンに受入れる雰囲気作り」、等等。
http://www.mikito.biz/archives/45197714.htmlhttp://www.mikito.biz/archives/31597075.html
オープニングは、ハマコン公式チャリティアイドルの「シーサイドシスターズ」。このハマコンでは、彼女たちのパフォーマンスは毎回恒例になっているそうです。
2人目の登壇者は、東京の大学生で、4月からは人材の会社で働くことが決まっている大楽美佳さんでした。「東京で働くこと」を高校生のうちから意識し、東京で働いているいわき出身者との接点を作ることで、人材の流動を促し、いわき出身者がいわきと関わる機会が増えるという提案をプレゼンされました。
3人目の登壇者は、いわき発のハワイアンジュエリーを世界に発信したいという、ジュエリーデザイナーの宮内弘志さん。ハワイのジュエリーと、いわき市を結びつけた「ハワイワキ」のプロダクツの提案。4人目の登壇者は、アリオスパークフェスを主催する実行委員の佐藤仁宣さんと及川匠さん。パークフェスのスタッフ募集のアイデアを募りました。
それぞれのプレゼンの持ち時間は5分間。全員のプレゼンが終わり、それからは参加者がテーマごとに20名程度にグループ分けします。そのグループの中で、さらにチームを2つつくって、それぞれアイデアをブレーンストーミングしました。ブレストテーマは、「市民は、がんばっている医師・病院をどういうアプローチで応援できるか」。
上記以外にもいろいろアイデアができました。やってみればできそうな「ベビーステップ」のアイデアもありました。ぜひ市民の活動が、一歩ずつ地域医療の改善につながればと思います。