第一回愛谷町地域ケア会議に参加しました。少子高齢化が急速に進行する中、いわゆる「団塊の世代」の方々が75歳を迎える平成37年には、全国で約3人に1人が高齢者になるとともに、認知症の方が700万人にのぼるという推計が出されるなど、我が国の高齢化がピークを迎えるといわれています。

こうした超高齢社会の到来に対応するため、高齢者などが住み慣れた地域で、自分らしく自立した生活を営むことができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を構築することが求められています。

これまでは区長さん等をはじめとする、いわゆる「偉い人」らを集めて会議を開催して、住民からの声としてきました。しかし、これでは生の声が集まっていないのではないかという疑問があり、実際に住民から直接、声を拾うために、平地区保健福祉センターと地域包括支援センターとが、区内の世帯全員に声をかけて集まってもらったものです。
 
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社会福祉士・民生委員らの指導を得ながら、参加者全員で高齢者のみ世帯と独居老人のマップを作成しました。これによって、役所の持っている住民登録情報と現実は必ずしも一致していないことがわかりました。例えば、役所では単独の世帯主として独居老人として把握していても、実際には、2世帯住宅なので独居ではない等。

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お隣が何をしているかわからない世帯が増えています。その理由として、主なものは、アパート等の住民と長期避難者は、既存の持ち家一戸建ての住民を関わりを持っていないし、隣組に加入していない方が多いということです。

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丁目ごとに、高齢者世帯や独居老人の調査結果の分析と、その特徴を発表し、情報を共有しました。今回は1回目ですが、これを1年間かけて計5回開催し、最終的には、高齢者見守り帯や子ども見守り隊等が自主的に結成され、孤独死等を含む住民の安全を守る活動につながればと思います。

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