相馬中央病院に、森田知宏医師、越智小枝医師を訪ねました。震災後にそれぞれ、千葉とイギリスから相馬に常勤医師として来た方たちです。お二人とも昼は診療、夜は調査研究、論文執筆、宿直とモーレツな生活ですが、毎日を充実して過ごされているのをひしひしと感じました。地方だからこそ面白いことができる、そのヒントがここにありました。

森田知宏医師には、2014年にいわきで「いわきの医療・まちづくり公開シンポジウム」を開催した際に、パネリストとして登壇いただきました。

<いわきの医療・まちづくり公開シンポジウム 提言集は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/40760128.html 
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相馬中央病院は、地元 相馬市の立谷秀清市長のご実家です。 さすがに現役市長が臨床医師として、医療現場に立つことはないそうですが、今でも医療法人の理事長職は兼務されています。2009年に現在の名称になりましたが、地元では、今でも「立谷病院」で通っています。一般病棟 49床、療養病棟 48床、常勤医師13名を要する、地域密着型病院です。

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早朝から診療のために列をなす患者のために、玄関を6:30にオープンするとのこと、患者さんが8:30の診療開始までストーブで暖をとると聞きました。本当かと思い、翌朝7:00に来て見ると、2時間以上診療開始まであるにも関わらず、本当に患者さんが既に来院されていました!まさに、地元密着の病院です。

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常勤医師はともかく、福島県立医大・東北大学・仙台厚生病院等の応援医師の枠が多く設けられていました。地方の病院の医療現場にとっては、不足している診療科の充実が第一であり、それぞれの大学の勢力争い等は病院にとっては関係ありません。

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看護基準10:1のもとで、ベッドは高稼働しているようでした。医師・看護師らがみんな朝夕の挨拶をしていて、風通しの良さを感じました。病院食は自前で調理していて、美味しいらしい。患者・職員食堂がないので、医師への食事提供も病院食と一緒にやっているそうです。昨今、何でもコスト圧縮の観点から本業以外の作業は専門業者に外注する風潮がありますが、同じ職員間での食事供給ですから、自ずと調理に心もこもるでしょうね。小規模だからできる、温かさかを感じました。

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