南相馬市立中央図書館がすごい。日本図書館協会 図書館建築賞を受賞した建物です。 2002年からの図書館建設要望の市民運動からはじまって、市民参加型で基本設計案を作成。詳細にわたって必要な機能を盛り込み、コストをそぎ落として、ついに震災直前の2010年にオープン。建築工事はゼネコンの竹中工務店の担当ですが、分離発注に努め、CM(コンストラクションマネジメント)を併用して、契約金額は約16億円とのことです。吹き抜けがある図書館内部は、TSUTAYAが運営する武雄市図書館を思わせる雰囲気でした。

<武雄市図書館は、コチラ>
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こども用の図書が充実していて、開架の部屋が分けられていました。職員の方に丁寧に対応いただき、非常に助かりました。

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子供用図書開架には、読み聞かせができる(音が出ないように)小部屋が用意されていました。

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大人用?の読書室として、机・椅子席はもちろんでしたが、読書用の和室も用意。寝転がって読書できる!図書館は、珍しいのではないか。

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学習席のブースもあって、高校生?が勉強していました。そこにはやさしい気配りが。各ブース席に、お手製の折り紙「消しゴムカス入れ」が、ひとつひとつ設置されていました。ほんわかします。運営されている方々の温かい思いが伝わってくるので、図書館を丁寧に使いたいという気持ちが自然と湧いてくるのではないでしょうか。

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テラス席では、飲食・携帯電話OKだそうです。

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個人的に良かった!と思うのは、南相馬オリジナルの土足マットです。南相馬市民であることを再認識し、亨旅に地域の一因であることを改めて、誇りに感じることができるマットです。
 
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屋外には、相馬野間追いの鎧と旗が展示。昨年は423騎が旗争奪戦に参加したそうです。地域が誇れる伝統・お祭りですね。

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