未来を開く学校図書館の報告会が、文化センター大ホールで開催されました。いわき市では法律で設置が定められている「司書教諭」のほか、任意の「学校司書」を配置し、児童・生徒の図書館利用を促進しようとしています。全ての小中校と中学校11校に、毎週複数回、学校司書25名が巡回・日勤し、図書の整理等をしています。

大きく分けて学校司書の役割は、以下の3つ。
1. 図書を探し出す「レファレンス」
2. 図書の「貸出」
3. 図書の「整理」

それに加えて、児童・生徒にどうやって図書館利用を促進するかの取組みの実績を4校(平第五小学校・平第一小学校・平第三中学校・好間第一小学校)から発表がありました。平五小の図書館には、先日訪問して、校長先生・司書ボランティアの方からお話しを伺ってきたところでした。

<学校司書 平五小は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41935884.html
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校長先生・学校司書が発表しますが、図書委員を務める児童自ら登壇し、発表する小学校もありました。

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発表を踏まえて、児童文学評論家の赤木かん子による、講評をいただきました。図書館の改善運動にも積極的で、近年は特に小中学校の図書館の活性化に努めておられる方です。いくつか提言をいただきました。

・小中学校の図書室には、消耗品を購入する予算がない。せめて3万円あれば有用な消耗品が買え、圧倒的なコストパフォーマンスで見栄えの良い図書室に改装できる。
・古い本をそのまま置いてあることがある。地図や科学等は変化や進歩が著しい。新鮮な本にどんどん入替えていくべき。少なくとも、「活版印刷(とても読みにくい)」「文部省(省名が変わっている)」等は即時廃棄すべき。特にリーマンショックや気候変動で、相当のデータ・統計情報が間違ったままになっており、そのような知識を持たせるのは悪。
・図鑑は大人が読めるようなレベルのものを備置すべき。今はインターネットで素晴らしく画質の良い情報が取れる時代である。そんな時代に画質を落としたような、また古い情報の図鑑は見向きもされない。
 
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会場入口には、4校がとりくんできた実践報告がビジュアルで展示されていました。校長・図書教諭・学校司書・図書ボランティア・図書委員らが一体となって、図書館利用をUPさせようという熱い思い、積極的な行動、きちんとした実績が伝わってきました。素晴らしい。

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