LCC春秋航空(正式名称は、春秋航空公司 (SPRING AIRLINES)に、初搭乗しました。成田空港⇔広島空港往復です。新幹線を利用すれば、東京→広島の運賃は2万円しますが、春秋航空を利用すると1万円を切る運賃で移動することができます(季節・条件による)。その秘密を搭乗して体験しました。

以下のようなコスト削減により、オーソドックスな航空会社よりも低価格の運賃を実現しているようです。
 
・運航コストの低減
春秋航空は、運航機種をエアバスA320-200型機に統一しています。これにより整備の共通化によって、保守部品と保守機材、メンテナンス要員の訓練コストを最小にすることができるとされています。
また成田空港第3ターミナルは、設備を簡素化した格安航空会社専用ターミナルであるとともに、ボーディングブリッジを使わずにタラップを使用しての搭乗により、施設使用料を安価に抑えることもできるらしい。
 
・人件費の節減
空港カウンターには搭乗手続きを実施する時間帯のみにスタッフを配置。搭乗40分前には搭乗手続きを締め切ってしまい、本当にブースを閉鎖。ANA・JAL等であれば、ある程度、遅刻の融通がききますが、春秋はそんなの一切無し(スタッフがいないから、文句もいえない)。

・機内サービスの簡略化
機内サービスは基本的にありません。座席ごとのビデオ等の機内エンターテインメントはありません。座席リクライニングもなし。
 
・航空券販売コストの低減
予約は代理店を一切通さず、自社サイトによる予約のみです。代理店に手数料を支払う必要がなく、また残席管理や残席に応じた価格設定も自社でタイムリーにできます。
 
・旅客運賃以外の収益確保
預かり手荷物は基本的に有料です。飲み物も有料。座席指定も有料です。足下が(比較的)広いシートは+500円、最前列は+1500円でした。
ちなみに機内サービスでは必ず利用するコーヒーサービスも、インスタントコーヒー200円は遠慮しておきました。
 
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成田空港では、LCC専用の第3ターミナルが稼働していて、バックパッカーにはこちらが受けているようです。

<成田空港第3ターミナルは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45723352.html
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第3ターミナルのは、中国の春秋航空の他、韓国のチェジュ航空も発着しています。

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運航の安全性は、他の航空会社と同じ基準が適用になっているので、基本的に同じです。(業務でなく、日程に余裕のあるプライベートでの)移動する手段と割り切っての利用であるならば、大きな選択肢になると思います。