いわきワイナリーの収穫試飲会に参加しました。6月に実がなる前のブドウ畑を見学させていただいてから、早4ヶ月が経過し、大きなブドウの房がたわわになっておりました!許可をいただいて、ブドウの実をそのまま、直接いただくと、、、、意外なほど、甘い。ワイン用のブドウは甘くないという常識を覆してくれました。

<いわき夢ワイン ブドウ畑と醸造設備を見学は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44391088.html
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このマスカットベリーというブドウの品種は、ワイン醸造用だけでなく、生食でもそのまま食べれるくらい甘くなる品種とのことです。この品種の他にも、シャルドネやピノノワールという有名品種も栽培されています。

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本当にたわわになっています。このブドウの木は約5年の木だそうで、下段のほうからなっていきます。古木になると中段・上段にもぶどうの房がなるようになるとのこと。自然災害や病気さえなければ、約100年近く収穫できる木になるそうです。

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かじってみたところ。皮は柔らかいし、味覚は巨峰に近いかも。

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今回、ワイン醸造したのは13トン(ナシを含む)です。その約65%がワインになるとすると、9,000kl。750mlのフルボトル換算で、約12,000本ができる計算になります。

醸造中の白ワインです。18℃前後に室温をキープして、ブドウを入れたタンク内に酵母とそのエサとなる糖分を添加して、自然の発酵を待ちます。酵母はエサがなくなるとアルコールを作ることを自動的にやめるので、自然にワインのアルコール度数は一定の値(約12.5%)に収まるそうです。醸造所内は、すえた匂い、なんというかかびたような匂いが充満しています。発酵中は炭酸ガスを放出しつづけ、表面は泡立ちます。この状態から、「お酒」となりますので、数量等を適宜、税務署へ報告しなければなりません。

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基本的に醸造が完了したモノから瓶詰めして出荷することになりますが、一部はオーク樽につけて香り付けをおこなって、さらなる熟成をさせるものもあるそうです。

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醸造中で、オリを取り除く前の白ワインです。白濁しているのはオリが混じっているからです。このオリビキといって、上澄みだけをすくうという作業を4回程度繰り返して、透明な白ワインとなっていきます。

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1回目のオリを取り除いた白ワイン。テイスティングした方によると、ほとんど完成形に近いとのことでした。

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赤ワインも試飲させていただきました。ワイングラスの内側をしたたるルビー色の滴が美しい。味覚は、まだブドウジュースに近いかも。

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昨年同様、完成したワインは、オリジナルのラベルが貼り付けされ、市場に流通させる予定です。醸造をさらにすすめて、11/15に完成お披露目・試飲会を予定しているそうです。

<昨年のワインは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43649871.html