いわき遠野らぱん様は、自前の食品加工工場を持って、いわゆる農業の6次化商品の開発・製造・販売をやっています。特にパウチするレトルト食品は、他社ブランドでのOEM生産も受託されています。会社の場所は、遠野。御斉所街道沿いにありますが、決して交通便利な場所ではありません。しかし、センスの良い商品を次々に生み出しており、気になっていたので訪問させて頂きました。

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いわき遠野らぱんの平子佳廣社長にお話しを伺いました。当初、農業生産法人として「いわき遠野らぱん」は農業をして農作物の生産をしていましたが、自社製品を販売する過程で、加工を手がけることとなり、それが拡大して他社OEM生産も行うようになったとのこと。現在、販売中の製品の一部を並べて写真を撮っていただきましたが、本当にたくさんの商品を生み出しています。

今回、トマトジュースを試飲させていただきました。トマトそのものの味で、とても贅沢。塩を添加せず絞りたてそのままです。美味しくないはずがない。ただコストも正直なもので、気軽に買える値段でもありませんが。
 
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自社ブランドでのワインの生産販売もやっています。いわき産のブドウをつかってのワインですが、醸造自体は山梨のワインメーカーに委託して、いわきで販売しています。いわき産のブドウを使って、いわきで醸造するものとして、「いわき夢ワイン」がありますが、こちらはその先駆者です。

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遠野らぱん様の特徴として、「ファイトケミカル」に力を入れていることでしょうか。これは、無農薬・無化学肥料の野菜を厳選した農家さんから直接取引を行って仕入れて、特殊な加工をして作った野菜のエキスを抽出した商品です。このデザインが秀逸です。シンプルなのに、自然・素朴・丁寧なイメージを想起させるパッケージデザインです。これは、自社社員によるデザインだとのこと。きらめく能力を持つ社員がいる会社なんですね。

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特徴のふたつめは、レトルト食品や、瓶詰め加工の他社ブランドのOEM委託生産を積極的に行っていることです。6次化商品の開発で、高いハードルのひとつが、スタートアップ時期に、衛生基準をクリアできるような生産設備を持つことができないということです。生産・販売数量が五里霧中のスタートアップ時期に、小ロットで生産受託してくれる会社が近くにあることは、新規事業立ち上げに非常に力になると思います。

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工場敷地内には、とろろ屋半兵衛という、自然薯100%の麦とろご飯+すいとんで有名な自社直営店があります。ぜひ次回はこちらもお邪魔したいです。

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