オリーブプロジェクト 2015年収穫祭が、上平窪のオリーブ畑で行われ、オリーブの実の収穫・仕分け・葉摘み作業等に参加しました。今回収穫したオリーブの実は、塩漬けにされて商品化される予定です。

オリーブオイルが健康に良いことは、経験的にも科学的にも実証されています。イタリアが有名ですが、スペインをはじめとする地中海に面した欧州が主産地となっています。日本では、小豆島が産地として有名ですが、そのオリーブを東北のいわきで栽培してみようと、2009年からいわきのオリーブプロジェクトが始動しています。

<オリーブオイルについては、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/22866222.html

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2010年に初めてオリーブの木をいわきに植えて、何度も挫折と失敗を繰り返しながら、作付けの規模を拡大してきました。現在では、いわき市内の耕作放棄地等の40カ所に約4,000本ものオリーブの木が植えられています。そしてさらに6,000本を越える苗木が鉢植えで育てられており、植栽を待っています。これだけの規模で事業を展開しているのは、ここいわきが日本の北限です。

ここの上平窪の畑は、もとは梨畑だったものを借り受けて、オリーブ畑に転用しており、現在800本のオリーブの木が植えられている、市内最大の畑です。

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オリーブの実が枝にかぞえきれないくらい、たわわに付いています。東北の地でも、オリーブの実が立派にできることが証明されました。

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実をかじると、果肉の中に大きめの種子があります。果肉そのものは、苦くて渋みが強すぎます。苛性ソーダもしくは塩で渋みを取り除く工程を経ないと、とても食べられません。この果肉から、重量の17-20%程度がオリーブオイルとして絞りとれるそうです。

まずは、オリーブの実を塩づけしピクルスを作りますが、今後は、東日本初のオリーブオイル搾り機を導入し、いわき産のオリーブを、いわきでオリーブオイルとして生産する試みをする予定とのこと。ぜひ収穫したて・絞りたてのオリーブオイルを飲んでみたい。その後、商品化していくのが、このオリーブプロジェクトの目標です。そして震災後はこの取組みに、各種ボランティア団体や大手企業等が賛同し、活動を続けています。

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実際に、「ミッション」「コロネイキ」という品種の手摘み収穫を体験させていただきました。実をつまめば簡単に採れるのですが、その数が尋常ではありません。ざっくりですが、慣れないせいもあって1本のオリーブの木から実を収穫するのに50分近くを要し、ビニール袋3袋程度が収穫できました。この手摘みの収穫作業が、なんといってもオリーブオイルの生産コストを左右するようです。なお、欧州等では、高級品はオリーブの実を人力で手摘みしますが、普及グレードの実は、枝の下に敷物を引いて、枝を揺らして落ちたものを回収するというやり方もあるそうです。

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収穫したオリーブの実を、人の目で選別します。枝等の異物だけでなく、傷ついているものや、しなびている実を取り除きます。最終的に、人の口に入るものなので、慎重になります。

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オリーブの葉も選別します。オリーブの葉は、乾燥させてお茶っぱとして使用するほか、細かく刻んで麺に練り込んだりして商品化しています。

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オリーブのお茶は、「FUKUSHIMA FOODS」として、オリジナルパッケージで販売されています。葉を練り込んだ「オリーブ麺」もいわき市内で販売されています。

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現在、畑の農作業は、地元農家さんの助けを得ながら、月に2-3回のボランティアさんの活動に頼っているそうです。東京の中野オリーブのはばたき、中野エイサー、早稲田大学アメリカンフットボール部、小豆島ヘルシーランド、パワーオブジャパン等(敬称略)が支援してくださっています。

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オリーブの枝は、冠にもなります!実は2014年・2015年のいわきサンシャインマラソンのゴール地点で、配っていたのが、このオリーブの枝で制作した冠でした!ぜひこのかっこいい、そして環境にもやさしいオリーブ冠を、いわきサンシャインマラソンだけでなく、これから開催される各種大会、東京オリンピック・パラリンピックでも採用してほしいと思います。



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