いわき市の児童・生徒には、肥満児が多いです。正確にいえば、いわき市と福島県の肥満傾向児※の出現率が、いずれも全国平均に比べて著しく高い傾向を示しています。平成24年度の福島県学校保健統計によれば、6才から14才までの各年齢でいずれも、男女とも、すべての階層で、全国平均を上回る肥満傾向児の出現率となっています。

※ 肥満傾向児とは、性別・年齢別・身長別標準体重から肥満度を求め、肥満度が 20%以上の者 
肥満度=(実測体重−身長別標準体重)÷身長別標準体重×100%

<男子>単位:%
1

<女子>単位:%
2
 
これを震災による運動機会の低下や食生活の変化と分析する見方もあり、おそらくそういう一面はあろうかと思います。ただし、震災前からの要因も多くあると思われ、生活習慣が大きく影響しているのしょう。興味深いのは、いわき市と福島県の傾向が非常に似ていることです。県全体の食生活や行動様式が何か関連しているのでしょうか。謎です。