夏井川は河口閉塞(かこうへいそく)といって、河口部分が流出土砂で埋没したり、波風の影響によって砂洲が発達し、河口を塞ぐ状態が続いています。それが50年に一度といわれる先日の大雨で、河口の砂が押し流されて、問題解消!(一時的かもしれませんが・・・)。自然の力は偉大です。これからの成り行きを見守っていきたいと思います。

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河口閉塞が生じると河川水位が上昇し、住宅や農耕地へ浸水し被害をもたらすします。また、天然で遡上するはずの魚が、川に入ることができなくなってしまい、川全体の魚影が少なくなっています。そのため福島県いわき建設事務所が、閉塞時にバックホー等の重機を使って人工開削を行っていました。しかし、開削が行われたとしても水位低下に至らない場合や、開削後数日で閉塞が生じてしまう場合があるそうです。繰り返しになりますが、それが50年に一度といわれる先日の大雨で、河口の砂が押し流されて、一時的かもしれませんが解消されました。自然の力は偉大です。

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河口閉塞の」原因はたくさんあるのでしょうが、夏井海岸環境整備事業として整備された緩傾斜堤、離岸堤4基、突堤4基からなる新舞子ビーチの影響ではないかといわれています。どうも沖に設置したテトラポットが良くないようなのです。もしこれが主要因なら、早急に対策をとらなければなりません。