富士フイルム元代表取締役・専務執行役員の高橋俊雄氏の講演を聞きました。氏は、いわき市出身で磐城高校卒。私の大先輩にあたります。2012年に同社を退職、マネジメント研究所を設立し、企業の組織力強化の指導に当たっている方です。富士フイルムは、2000年ころからコア事業だった写真フィルムの大幅縮小という「本業消失」の危機に直面し構造改革を断行しました。結果は、事業構造を転換させ成長軌道に載せることができています。その富士フイルムの構造改革を推進した経営の神髄を、「強い会社を作る具体的ノウハウ」として伺いました。

「これからの会社のありかた」「強い組織とは」「強い組織の実現のために」のポイントに絞って話して頂きましたが、非常に密度の濃い内容で、1時間では消化不良を起こすくらいの内容でしたが、腹に落ちるところも多かった。

私が理解した範囲でのポイントは、
・現在は変化の激しい環境であり、柔軟性が大事
・周知を集めた総力経営でなければ、経営は難しい
・自社の強みの本質をつきつめた上で、顧客ニーズの本質をつきつめる
・とことん考えた上で、最適解を目指す

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一方、最後に話された「最高の人生とは」「善き人生を送るために」「自分の生き方の確認」を話されたことが、より印象的でした。高次元のご機嫌状態と感情を保つためには、「成長と貢献」が大事。愛し、成長し、充実と感動に満たされ、世のため人のために生きること等が、ひとつの人生の目的ではないかと提案されていました。そんな善い人生を送るためには、自分の人生の目的を明確にし、その目的達成の際の自分の感情と、現在の状況を確認し、その目標達成のためのロードマップを作る。そしてマイルストーンを決めて、今やれることを即、実行に移すべく行動する。です。まるで心理学、キャリアプランの作成のセミナーを受けているかのような錯覚に陥りました。高橋氏が、ハードルは高いけれどもそれに向かって人生を真剣に楽しんできたことがひしひしと伝わってきました。

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