通常は17:00で閉園する上野動物園ですが、夏休み期間中は日にち限定で、ナイトズー、夜間開園を20:00まで延長して行っています。夜行性の動物を見ることができたりして、それなりに面白い。それに日中はあまりに暑いけれど、17:00以降は過ごしやすく、夜風に吹かれて散歩するのは気持ちがいいです。

そんなナイトズーの特別企画、「かわいそうなぞう」の紙芝居、読み聞かせがありました。お話しの内容は、戦争中、上野動物園で3頭のゾウが、食糧難と人間を襲うことへのおそれから殺されました。これは本当にあった悲しいお話なのです。毎年終戦記念日に評論家の秋山ちえ子氏が平和への願いをこめてラジオで朗読し、テレビでも紹介された名作でもあります。

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三橋とらさんによる紙芝居の口演。この上野動物園で2011年の夏にはじめて、今回で5回目になるそうです。毎年見に来る方もいるそうです。三橋とらさんと一緒に上野動物園の飼育員の方の解説もあり、とてもわかりやすかった。またお話しの対象は子ども向けですが、お話しに引き込まれて思わず、涙してしまいました。

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三橋とらさんの使用機材。ママチャリの荷台に取り付けられた紙芝居セットが、使い込まれている!紙芝居の舞台やタイコという昔ながらのアイテムとともに、ハンディマイクやプロジェクターも併用して使いこなすという、現代版の紙芝居でした。

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ゾウの檻には普段は入れません(当たり前ですが)。本日だけゾウを移して、檻の中を人を開放していました。改めて、檻の中ゾウからはどう見えるかを体感。だからどうしたという話ではないのだけれど。
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普段は「ゾウの展示」ですが、今日だけは「ヒトの展示」になってました(笑)。

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