公立小野町地方綜合病院は、田村郡小野町にある公立病院です。その特徴は、小野町、田村市、平田村、川内村、いわき市の2市1町2村で構成される一部事務組合の公立小野町地方綜合病院企業団が運営主体であることです。ひとつの自治体では運営しきれないので、複数の自治体が資金を出し合って建設、運営する仕組みです。財政規模の大きいいわき市ですが、三和地区の方にとっては市の中心部の病院よりも、こちらの病院が近いため利用されています。よって、いわき市もそれに出資しているわけです。
診療科目は、10科 (内科、婦人科、外科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、リウマチ科、麻酔科、皮膚科)。常勤医師3名ですから、多くの診療は外部からの応援医師によって行なわれますし、麻酔科等は標榜していますが、担当医師がいない状態が続きます。病床数は119床(一般病棟60床、療養病棟59床)です。
公益財団法人ヤマト福祉財団が、宅急便1個につき10円の寄附をしたそうです。それが東日本大震災生活・産業基盤復興再生募金として、この病院再建に使われました。
災害時には1階のロビーでトリアージができるよう設計されているそうです。総合窓口の横には院内薬局が設置。
売店にはデイリーヤマザキが入店。
各診療科の中廊下には、それぞれの診療科の簡素な待合になっていました。
1F:受付・会計・各診療科の診察室・検査室・救急処置等
2F:手術室・管理部門
3-4F:病棟
3名の常勤医だけでは、とても10科の外来診療は担当しきれません。県立医大をはじめとする応援医師で午前・午後のコマをなんとか埋めている様子です。それでも科によっては、休診日・休診時間がかなり見られます。同じ時間帯に複数の医師は望むべくもありません。
この建物は、いわき市立総合磐城共立病院の建替えと同じ、設計・施工一括(デザインビルド=DB)による総合評価方式で入札・落札・建築されました。DB方式は、早期着工に向け実施設計を早めることができるという利点があります。ゼネコンにとっては、発注者の要請に応えるため、工期短縮の提案をする方向性となります。
<旧病院>
新病院から車で数分のところにある、旧病院はまだ取り壊されずに、そのままの状態でした。大震災の被害で、各所にヒビが見られ、確かに「倒壊の危険あり」という判断は、素人目にも理解できました。
設立は昭和29年と古いですが、地方公立病院の例も漏れず、過去には常勤医師の減少により医業収益が落ち込むなど厳しい経営状況が続き、累積欠損金が約10億円の達していました。平成15年に6名いた常勤医師は、福島県立医科大学からの派遣医師数の減少などで年々減少し、一時2名体制まで落ち込み、郡山市内の民間病院から非常勤医師の派遣を受けることなどで、なんとか運営を継続してきました。しかし、夜間・休日の救急診療や麻酔科の外来診療は休止。建物設備が老朽化が進行し、赤字が常態化していた矢先に、東日本大震災が発生しました。震災後、各方面からの助成を受けて、2015年3月に完成したのが、この新病院です。旧病院はそのままにし、警察や消防署が隣接するJT跡地に移転して新築されました。敷地面積7,800㎡、建物延床面積8,500㎡、鉄骨造4階建です。これを常勤医師3名、総職員数85名で運営します。
診療科目は、10科 (内科、婦人科、外科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、リウマチ科、麻酔科、皮膚科)。常勤医師3名ですから、多くの診療は外部からの応援医師によって行なわれますし、麻酔科等は標榜していますが、担当医師がいない状態が続きます。病床数は119床(一般病棟60床、療養病棟59床)です。
旧館は昭和45年、新館は平成2年に建設されましたが、東日本大震災により甚大な被害を受け、特に旧館は各所に多くの亀裂が入り、倒壊の危険が指摘されました。しかし小野町病院には、国や県、市町村からも財源措置がなかなかとられないませんでした。そこで立ち上がったのがヤマト福祉財団。震災から一年後の平成24年4月に、地域医療復興のため、地域唯一の総合病院の建て替え費用20億円の助成を決定。総工費21億円のほとんどを、ヤマトからの補助金で建設することができました。その後小野町病院ではこの助成とともに、県の浜通り地方医療復興計画による補助を受けて、警察や消防署が隣接する町の中心地に4階建ての新しい病院の建設の計画を進めました。
公益財団法人ヤマト福祉財団が、宅急便1個につき10円の寄附をしたそうです。それが東日本大震災生活・産業基盤復興再生募金として、この病院再建に使われました。
災害時には1階のロビーでトリアージができるよう設計されているそうです。総合窓口の横には院内薬局が設置。
売店にはデイリーヤマザキが入店。
各診療科の中廊下には、それぞれの診療科の簡素な待合になっていました。
1F:受付・会計・各診療科の診察室・検査室・救急処置等
2F:手術室・管理部門
3-4F:病棟
3名の常勤医だけでは、とても10科の外来診療は担当しきれません。県立医大をはじめとする応援医師で午前・午後のコマをなんとか埋めている様子です。それでも科によっては、休診日・休診時間がかなり見られます。同じ時間帯に複数の医師は望むべくもありません。
この建物は、いわき市立総合磐城共立病院の建替えと同じ、設計・施工一括(デザインビルド=DB)による総合評価方式で入札・落札・建築されました。DB方式は、早期着工に向け実施設計を早めることができるという利点があります。ゼネコンにとっては、発注者の要請に応えるため、工期短縮の提案をする方向性となります。
<旧病院>
新病院から車で数分のところにある、旧病院はまだ取り壊されずに、そのままの状態でした。大震災の被害で、各所にヒビが見られ、確かに「倒壊の危険あり」という判断は、素人目にも理解できました。


































































































