広島市で活動している「まち物語制作委員会」は、もともと広島のまち物語を紙芝居を通じて、郷土愛を育もうとする団体でした。それが2011年の東日本大震災を契機に、被災地を支援することに決めました。そして直後から「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」を立ち上げ、被災地東北の昔話や被災体験の話を紙芝居にして発信し続けてきました。これまでに制作した紙芝居は100本を超え現在130本近くだそうです。これまでの活動の集大成と、そして「震災の風化」に立ち向かうべく、東京で紙芝居イベント「ふくしま被災地まち物語」が、お茶の水の労働金庫会館で開催されました。

本日は、いわき湯本の日。いわき湯本に関する紙芝居が、湯本の宿の女将さん方を中心に、演じられます。私からは、いわきにたくさんの紙芝居を作って下さった、「まち物語制作委員会」の福本英伸(ペンネーム:いくまさ鉄平)様に御礼を申し上げました。

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いわき湯本の日ということで、湯本から温泉の源泉が運ばれてきて、「足湯」ならぬ、手を浸かってもらう「手湯」が設置されていました。会場は、けっこうな湯ノ花の香りです。

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披露されたのは、4つの紙芝居です。途中に、芸能保存会「芸の虫」や童謡サークルによる「常磐炭坑節」や「湯本小唄」「からすはなぜなくの」が披露されました。ヘッドライトを付けて踊る常磐炭坑節は、初めて見ましたが、当時の風俗をかいま見たようで非常に良かった。
1. 片寄平蔵物語
2. 野口雨情物語
3. 湯本温泉はじまり物語
4. いわき湯本温泉復興物語 

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ベテランフラガールの真鍋あき子さんによる、童謡フラ、フランダンスも披露され、一本調子になりがちな紙芝居の良いアクセントになっていました。

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和菓子くつみの店主 久頭見淑子さん、旅館こいとの女将 小井戸文恵さん、住の江旅館の女将 佐藤明子さん、旅館遊湯亭の女将 小山いずみさんが、トークショーに出演。震災直後の旅館及び自らの家族の行動を、それぞれのお立場からお話してくれました。旅館の物理的ダメージや、宿泊客の退避誘導、水道の断水、自らの家族の長期避難、原発作業員の長期受入、資金繰りの困難、観光客の激減等、正直に語って頂きました。久頭見さんは、童謡館館長、小井戸さんは、湯の華会の副会長でもあり、湯本温泉街の女性リーダーが集結した感があります。

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<和菓子くつみは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41888220.html
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いわき湯本温泉復興物語を初めて聞きました。女将3名による豪華キャストです。ここではじめて湯本温泉が、三大古泉といわれる由縁、炭鉱操業により6年間あまり源泉が完全に涸渇してしまったこと、温泉を試掘してもまったく失敗だったこと、常磐炭鉱の廃湯を利用して温泉としたが、黒い温泉は不評で大失敗で、温泉街は閑古鳥となったこと等を知りました。現在の湯本温泉は、その後に常磐炭鉱廃業後に、地中深い坑道からポンプ汲上げによりきれいな源泉を得ているそうです。

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今回の企画には、広島の「まち物語制作委員会」から数十人が、いわき湯本からも数十人がスタッフとして参加しています。広島の方々は、舞台にも登壇し、自ら演じる企画力・行動力は本当に大きいと思いました。被災地支援という言葉だけで簡単にくくれない、熱い思いを感じました。

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最後は、出演者が全員前にでてご挨拶されました。会場は、大きな拍手に包まれました。

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<野口雨情 読み聞かせは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42157949.html 


<星一物語 読み聞かせは、コチラ> 
http://www.mikito.biz/archives/41570741.html