昨年2013年4月に、Jヴィレッジに置かれた東京電力福島復興本社を視察しましたが、昨日、商工会議所青年部の幹部と一緒に、再度Jヴィレッジを訪問し、廃炉作業の状況を見てきました。

<東京電力福島復興本社 訪問は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/25831733.html

前回は、 Jヴィレッジ内に1F作業員の入退避管理棟があり、原則としてすべての1F作業員のタイベック装着がJヴィレッジ内で行なわれ、ここが前線基地としての役割でした。しかし、その後、新たな入退避管理棟が1Fに設置されたため、Jヴィレッジ内でタイベック服を着た作業者を見かけなくなったのが、最大の違いでした。

現在は、1F作業員は普段着でJヴィレッジに来て、ここで東電の専用バスに乗り換えて1Fに行き、そこでタイベック・マスク・手袋・靴カバー装着となっています。Jヴィレッジと1Fとの間では、東電の手配だけで作業員用に1日200往復のバスを走らせているそうです。

目下の課題は、汚染水処理対策だそうです。すでに1F敷地内に1000基もの汚染水関連のタンクが設置されていますが、1日400トンの地下水の流入があるため、1000トンタンクが2.5日で一杯になってしまい、2.5日に1基のペースで増設を続けなくてはならない。そのために、凍土遮水壁・サブドレン汲上げ・ALPSによる浄化等を同時並行で取り組んでいます。まさに、「まだ鎮火していない災害現場」であるということを再認識しました。

<現状と廃炉に向けた取組み>
http://www.tepco.co.jp/decommision/images/decommissioning_materials01-j.pdf
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サムライブルーの料理人 サッカー日本代表専属シェフ 西 芳照氏の調理によるお弁当をいただきました。1000円の実費でしたが、シメジ・エビの天ぷら・焼き鮭・卵約・オクラ・煮物・もずくの三杯酢等のメニューでボリュームもありました。
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しかし今でも、Jヴィレッジは1F作業員の駐車場としての機能は重要で、元のサッカーグラウンド11面は今でも3,000台の駐車場となっていました。

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