東日本大震災をテーマにしたミュージカル、「ふるきゃらMUSICAL ドリーム工場」を、ちょっとだけ観てきました。

ミュージカル「ドリーム工場~東北のプレタポルテ~」
会場:いわきアリオス中劇場
主催:フージャースコーポレーション
後援:いわき市・いわき市教育委員会
料金:3,000円
話の内容:
大震災で被害を受けた町工場を復興させていく物語です。東北の縫製工場が舞台です。震災の被害から一歩一歩、希望に向かってのたゆまぬ努力を重ねてゆきます。社長自らがミシンを錆びさせないように洗ったりして工場を復興させようと頑張ります。それをだんだん周りのみんなも助けるようになり、でも経営は厳しい状況を余儀なくされる、という話です。

びっくりしたのが、生オペラさながら(3名だけですが)、生のトロンボーン、ドラムス、キーボードが右手に控えていて、舞台の進行にあわせて生演奏していたこと。これはスゴイ。

https://www.youtube.com/watch?v=UIzHNTjCy2M

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何と言っても不思議なのは、主催がフージャースコーポレーションという、マンション企画・販売会社であることです。これまでいわきで販売実績は、ゼロ。この秋に、「デュオヒルズいわきザ・レジデンス」という、平字堂根町の竹林病院跡地で、はじめてのマンション分譲を予定しています。その会社が、なぜミュージカルを提供?

その答えは、復興交付金を活用した国の「優良建築物等整備事業」の制度を活用し、市復興優良建築物等整備事業の補助を得たことにあるようです。すなわち、いわき市が事業者に一定の(有形無形の)地域貢献を求めていると推測されます。
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/machi/seibi/5244/018642.html

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