人口5万人の九州の小さな町に、開館後、約1年間で全国から100万人が訪れる図書館が、武雄市図書館です。代官山TSUTAYAをモチーフにした、公設民営の図書館は、さまざまなアイデアの数々が凝らされていますが、それ実現するまでに高いハードルとその奮闘ぶりをを、仕掛け人である市長自らが解説しています。実は、この図書館、おもしろい図書館ができたと噂になっていて、私も今年1月に訪問したばかりの図書館です。

<武雄市図書館 TSUTAYA 指定管理者 行政財産の目的外使用許可は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35932399.html 

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ひとことでいうと、樋渡啓祐市長と、市担当者、CCCスタッフ、関係した市民等の奮闘物語になっています。これまで、樋渡市長の書かれたた首長パンチと同様、率直な書きぶりです。

<首長パンチ、はコチラ>
http://www.mikito.biz/archives/22381908.html

先日、モチーフとなった代官山蔦谷書店にも行ってきましたが、ここはもう別格。書店という枠組みではくくりきれない、もう居心地良さナンバーワン、世界一の場所だと思います。私なら一週間くらい通い詰めても飽きないでしょう。こういったものを生み出せるCCC増田社長、日本人の誇りだと思います。それはともかく、その代官山蔦谷書店の居心地良さの数分の一くらいは、武雄市図書館に移植されていると思います。それが、地方都市の公立図書館で実現できていることに、驚きです。

<代官山オトナTSUTAYA計画は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/38427913.html
 
本の中で繰り返し書かれているのは、「チームで実現した」ということです。すなわち、市長のアイデア、行動力はきっかけに過ぎず、その実現には、猛反対・非難ごうごうでした。「今までのルールに従ってやってきたのだから、変える必要はない」「今まで一生懸命やってきたことを批判するのか」は、どこでも同じ。それを、まず市の担当者に大胆に権限委譲し、責任は市長がとるから現場で判断し、どんどん進めます。同様にパートナーである、CCCを信頼し、責任は市長がとるからCCCが実現したい店を作って欲しいと依頼。現場に考えさせ、自分達がベストだと考えたアイデアが即実現するというモチベーションを引き出します。

もちろん議会の手続や根廻しには、相当の抵抗や苦戦があったことは事実で、そこにはどうしても反対したい側からすれば、市長を攻めるべき点があるかもしれません。しかし、入館者満足度調査では9割を超える方が、満足という回答をしていることに結果がでているのだと思います。