東北大学医学部 東北からの進学率が惨いです。平成25年度合格者135名のうち、東北出身者は42名のみ。その割合は、全体の31%です。合格者の6割近くが関東以西の地域から来ている事実があります。以前から医師の地域的偏在が指摘されており、西日本集中(いわゆる西高東低)といわれてきました。事実として、西日本には早期から各府県に国立大学が設置されたものの、東北の国立大学設置は後回しになりました。

これに対して東北大学は、旧帝国大学だから各地域から優秀な人材が集まる結果、地域出身者が少ないのは必然という見方もあります。しかしながら、同じく旧帝国大学である広島大学においては中国地方出身者が合格者の60%、熊本大学にいたっては九州出身者が合格者の87%を占めています(各大学HPの入試情報より)。これらから比較すると、東北大学の地元割合が低いのは、全国的に見ても異常と言わざるを得ません。
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出典:東北大学医学部入試パンフレットより加工

東北大学医学部の大内学長は、東北大学が、「他地方の学生のための医師養成機関」になってしまうことを危惧されています。

<東北大学医学部の大内学長は、コチラ
http://www.mikito.biz/archives/38222272.html 

東日本大震災をきっかけに、東北地方の高校生の一定割合が、医師・医療機関へ進学する動機付けがあったと思います(個人的には何人もそういう高校生を知っています)。にもかかわらず震災から3年後の入試結果に、それが表れてこないのは何故か。その遠因が、低学力だったとしたら非常に問題です。早期にかつ中長期的に、真剣に取り組まないと大変なことになってしまうと感じます。