先日、磐城共立高等看護学院への訪問について書きました。今回は、生徒の進学先について書きたいと思います。卒業生は、看護師国家試験を受験し、晴れて看護師となり、就職していきます。高看の過去10年間の看護師試験合格率は96.4%と、全国平均の90.2%を大きく上回っています。

実習では、等身大の人形を使って勉強します。1体のコストはけっこうな金額なので、更新の予算がとれないので腕が取れてしまった人形も、補修して使い回しているとのこと。

<磐城共立高等看護学院は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36469006.html
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就職先の一番は、やはり「磐城共立病院」です。逆にいえば、高看は磐城共立病院の組織の一部であるにもかかわらず、必ずしも共立病院に就職できるわけではありません。一定の選抜がなされて、いわき市職員採用(看護職)となるわけです。その他の市内病院としては、福島労災病院・かしま病院の採用が多いです。県内病院としては、南東北病院です。

県外就職も3割おり、看護職の人材供給源としての役割があります。また、ほとんどの学生が「クリニック」でなく、「病院」を就職先としていることに注目です。准看護師の就職先が、クリニックや老人介護施設も対象であったことと大きく異なっています。給与面での待遇の違い等もあるのだろうと推察します。
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では入学者はどこから来ているかというと、ほとんどがいわき市内の学生で、高校卒業と同時に入学してくるそうです。その中でも「磐城桜が丘高校」と「湯本高校」でほぼ半数を占めます。男子も少ないですが,一定程度います。3学年120名のうち、15名、約1割弱が男子生徒です。

入学時の競争倍率(応募者÷入学者)は、過去5年間で2.6-4.4倍と、けっこう狭き門です。平成25年度でも2.7倍だったそうです。

現在、いわき市では看護職が不足しており、ハローワーク調べでは医療・介護職の求人倍率は2倍を超えているそうです。定員増は、学校の規模や講師確保の点で、容易ではないことは理解していますが、中長期的な視点を持って取り組まなければならない大きな課題です。
 
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