聖路加国際病院は、高水準の医療サービスで有名です。gooリサーチと読売ウイークリーの「行きたい憧れの病院」調査によると、東京23区では、聖路加国際がランキング1位。また通院してみて「満足だった」というアンケートでも、第2位だったそうです。

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サービス向上のためベテラン看護師を患者サービス患者サービス統括マネージャーとしておき、またベッド数520床に対し、看護師数は821人。1ベッド当たりの看護師数は約1.58人です。これは全国平均0.67人の2倍以上とのこと。人件費をかけてでもより質の高い看護を実践しているのがわかります。また医師数は、372人。1ベッド当たりの医師数は0.7人となっており、これは全国平均 0.15人の4倍とのことです。ちなみに磐城共立病院は、ベッド数約800床に対し、医師110名、看護師700名ですから、聖路加病院いかに医師・看護師を手厚く配置しているかが分ります。また、急性期病院として直近では年間9,041件の救急車を受入れています。救命救急センターの指定を受け、一次救急~三次救急まで、すべての患者さんを受け入れています。

32の診療科に、聖路加看護大学とチャペルも併設している、日本を代表する総合病院です。この聖路加病院には、各科にそれぞれ常勤医師がいますが、聖路加で唯一「医師のいない科」があり、それが、在宅医療を専門に扱う、「訪問看護科」です。

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たった一人で患者宅を訪れ、医療行為から生活面のケアまで全てをこなす「訪問看護師」。在宅介護や在宅死が大きな注目を集め需要が高まっています。そうした数ある訪問看護ステーションの中でも最先端を走るのが聖路加病院だそうです。11人のナースたちが昼夜を問わず、都内を電車・自転車・徒歩で往診して回ります。終末期医療から難病の小児まで、いろいろなライフスタイルの患者に正面から向き合う彼女たちの等身大の姿が描かれています。

特に主に描かれている、押川真喜子ナースマネージャーの役割、すなわち経営者であり、スタッフの一部でもあり、家族とのコミュニケーションのウィンドウであったりする多能工的な期待は大変だなあというのが正直な感想です。彼女によれば訪問看護師に必要な要素は心のセンスだそうで、ベテラン看護師なら基本的に誰でも訪問看護に適しているというわけでないということが分りました。