磐城平城物見が岡にある安藤家住宅は、戊辰戦争後、最後の磐城平藩主、安藤信勇(のぶたけ)が住んだ住宅で、明治30年前後に建てられたそうです。安藤家旧宅は数度の改築等を経て、現在は土地建物ともに民間の所有で、現在に至っています。宅地開発・マンション開発の波に乗らず、民間によって維持・保存されてきたことは、奇跡に近いと思います。

<磐城平藩の最後の藩主 安藤信勇は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36153045.html
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正面玄関。旧平県知事もここから出入りしていたかと思うと、先人の足跡をさらに知りたくなります。現在、こちらに起居している館主はいませんが、毎日清掃や補修の人の手が入っているそうです。広大な敷地と建物の管理に、どれほどの労力が投入されているか、検討もつきません。



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建物内部も定期的に補修・修繕されていました。掛け軸や調度品は、直前の館主が使っていた当時のままです。今でもここに先人が起居しているかのようです。

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何とも味のある廊下。日本人にとっては変哲もない廊下かもしれませんが、外国人にとっては、相当なインパクトがありますよ。これは。

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調度品も当時のまま。

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個人的にイイと思ったのは、洗面所です。モザイクタイル貼りで制作されたこれは、ちょっとした芸術です。磨き上げれば、かなり良いコンテンツになると思います。

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台所。明治の建物であるにもかかわらず、建物を使い続けるために、相当なリニューアル工事をしています。このリニューアル工事については、文化財保護の観点からさまざまな意見があると思います。ただ単純な経済計算だけでは、歴史的意義のある建物には経済的価値は低く、スクラップ&ビルドをすべきということになってしまいます。建物を残していくためには、使い住まい続けていくことが必須であり、そのための改修が自然な流れだったのでしょう。そんなことにも思いを馳せることができるダイニングルームです。

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風呂釜。懐かしい!炭でお湯を湧かすやつです。絶対、欧米人には理解できないであろう、風呂文化。これは、キラーコンテンツのひとつになるはず。

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キラーコンテンツといえば、裏口に通じる階段は何とも情緒があった。昭和の時代にタイムスリップしたかと思った。こんな家はまちなかに、そうそう見れるもんじゃない。

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いわき駅方面を望む。駅そば、徒歩2分ということがわかる、絶好のポジションなんです。こんな好立地なロケーションが開発されず、民間によって、維持保存されていることが奇跡です。この場所こそ、可及的速やかに公有地化し、いわきのルーツの知るきっかけとし、次世代の郷土愛育成のためのツールとして欲しい。

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