ガーデンバイザベイには、フラワー・ドームとクラウド・フォレストという2つの透明なドームがあり、それらはキャノピーという傘でつながっています。シンガポールは、スコールが多く、また赤道直下の日差しが強いので、公共の場には、このようなキャノピーをつけることが、流行っています。

R0022409 - コピー

巨大なガラスのドームの中に足を踏み入れると、目の前には高さ35mの人工の搭がそびえ立っています。その頂上からは人工の滝が流れ落ち、さらに山からは霧(ミスト)が噴射され、幻想的な光景に圧倒されます。見方によっては、巨大な山を人工の雲が取り巻いているようにも見えます。太陽光が乱反射して美しい。ドーム内は、肌寒いくらいの温度、湿度に保たれ、高山の気候を再現しています。
R0022411 - コピー

人工の山の中心に設置されているエレベーターで頂上に上ると、そこには「ロスト・ワールド」と名付けられた空間がです。中央には池があり、これが滝の水源です。頂上は標高2000mという設定なので、周囲には高山のランやシダなどが植えられています。雲の向こうにはドームのガラス越しにマリーナ・ベイ・サンズを身近に観ることが出来、近未来的な眺めです。ガラス張りの天井から差し込む常夏の陽光をいっぱいに浴びながら、寒冷な高山地帯を体験できるという、不思議体験です。

R0022426 - コピー

山の周りはボードウォーク(散策路)が巡らされ、来場者は山の中にあるエレベーターで頂上近くまで上がってから、標高1000m設定の入口まで、散策路を森林浴をしながら歩いて降りていきます。

R0022438 - コピー

透明なドーム天井越しに、対岸の市街地が見えます。これまた近未来的な絵柄です。

R0022429 - コピー

人工の滝の裏側に入ることができます。滝の裏側から見る市街地という絵柄も、ここでしか見ることができないでしょうね。
R0022425 - コピー