とげ抜き地蔵で有名な巣鴨には、巣鴨信用金庫本店があります。四の市といって、下一桁に4が付く日(すなわち、4日、14日、24日)には、巣鴨の街は、とげぬき地蔵尊の縁日で賑わいます。巣鴨信用金庫では、4のつく営業日に本店3Fを「おもてなし処」として開放し、誰でも自由にくつろげるサービスを実施しています。

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おもてなし処の開店とほぼ同時に、本店3Fは埋まっていきます。お楽しみ演芸会で、良い席をとるために早くから来店されるのでしょう。
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おもてなし処では、無料!でお茶1缶とおせんべいが配布されます!巣鴨信金様、太っ腹!もちろんせんべいは、地元企業のものを使っています。確認してませんが、地元企業とタイアップして(せんべい屋さんにとっては、宣伝になります)、WIN-WINの関係になっていると思います。

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毎月一回、「おたのしみ演芸会」を公演し、若手落語家による落語や講談を無料で開催しています。これを目的に、巣鴨に来る高齢者も多いと思います。

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当日は本店従業員総出で、一般のお客様を迎えます。当然ながら、預金者でもなく、取引先でもない方がほとんど。それであっても、分け隔てなく、笑顔で迎えます。なかなかできることではないと思います。

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お茶、せんべいのサービスを、ひとりひとり手渡しでやっていました。

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本店3階ホールでは、地域企業・団体様を出展者とした「すがもビジネスフェア四の市」が年に2回開催されています。毎回、約20企業・団体様にご参加いただき、約3000名を超える来場者があるそうです。
http://www.sugamo.co.jp/shared/pdf/yonnoichi_01.pdf

今日は、取引企業は新製品を発売したということで、新商品の紹介と販売がなされていました。これほどまでに地域に愛され、全力で取り組む信用金庫は数少ないと思います。巣鴨商店街が元気なのも、巣鴨信金様の果たしている役割が大きいと感じました。口では地元重視という金融機関は数あれど、ここまで具体的に取引先の活動を応援する金融機関を知りません。地域に根ざす信用金庫のあるべき姿を、ここに発見しました。

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