劇団四季によるファミリーミュージカル 桃次郎の冒険、がいわきアリオス大ホールで公演されました。この公演には、いわき市内の小学校6年生全員が無料招待されています。市内の小学6年生は、約3,000人います。これを午前の部と午後の部の1,500名ずつの2回に分け、ボランティアスタッフ等を含め、4階席までほぼ満員御礼となりました。
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劇団四季によるファミリーミュージカル 桃次郎の冒険は、こころの劇場といわれ、これまで5年間にわたって、2,191公演で257万人を集客しています。今年は、1年間で155都市 430公演 56万名の小学生に観てもらう予定だそうです。日本の小学生の数は、ざっくりいって1学年で100万人くらいですから、その半数が四季の生舞台を観る機会を持つ計算になります。ちなみにこの桃次郎の冒険キャラバンは、年間継続して全国を回るため、役者さんや裏方さんが東京の四季本部(あざみ野)に帰れるのは、月に1回程度とのこと。

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出典:劇団四季HPより

主催は劇団四季ですが、日本生命・JR東日本等のそうそうたる大企業がスポンサーとなっています。そのスポンサーのひとつに、三菱重工業株式会社があります。お堅い会社がどうして、このようなソフト事業へ支援しているのかと思いますが、社内のCSR部という社会貢献を担当する部署があり、社員から10人ちかくの当日前日ボランティアスタッフも出してくれていました。

劇団四季では、もともとニッセイ名作劇場という名前で、日生劇場でこども対象のミュージカルをやっていました。劇やミュージカルに対する裾野を広げようということから、全国公演を始めたそうです。

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いわき市内の大人のいったい何割が、劇団四季のライブを観た経験があるでしょう?こどもたちがホンモノに触れ合える機会はとてもありがたいと思います。震災後の混乱期には、たくさんのボランティアが被災地に来て頂きました。また落ち着きを取り戻した後も、今回の劇団四季さんのような、震災前であったら、得られなかったような体験の機会を受けることが多くなっています。

与えられる機会が多いだけに、与えて下さった先方の好意の思いに対して、きちんの感謝の意を表さなくてはなりません。そして感謝の意は、相手の立場に立って行うべきです。それは、イベントに数多くの方が参加するというケースもあるでしょうし、そこで相手・会社の方のお名前を認知するというケースもあるでしょう。先方のホームページにアクセスして、感謝のコメントの残すもの良いでしょう。はたまた将来的な顧客として応えようというのもありかもしれません。いずれにせよ、良い機会を与えていただいた以上、フリーライダー(ただ乗り)と呼ばれないよう、礼儀を尽くさなくてはなりません。

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出演者と三菱重工からのボランティアの方々と、記念撮影させていただきました(私は中段の左4番目くらい) 。