2008年まで住んでいたシンガポールを、久しぶりに訪れました。一番の思い出は、職場がある金融街です。当時勤務していたPricewaterhouseCoopersは、シンガポールで規模の大きい会計事務所だったので、ビルを1棟借りしましたが、高層街に囲まれていて見えません・・・

手前が現在のフラトンホテルという高級ホテルです。旧中央郵便局の建物をリノベーションして作られたモノです。一度客室を見せて頂いたことがあるのですが、天井高があり、通常のホテルとは一線を画する何か特別なものを感じました。ペントハウスには(秘密の)イタリアンレストランがあり、デートスポットです。
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シンガポールといえば、マーライオン。上半身がライオン、下半身は魚の像です。材質は全身コンクリート製で高さ約8m。波を象った台の上に乗り、口からは水を吐いています。シンガポール由来の神話と言われていますが、かなり眉唾モノです。真相は、外貨が欲しかった1960年代に、観光産業を作り出すために、物語を作ったといわれています(シンガポールの歴史博物館に、確かそう書いてあったような)。このマーライオンは二代目です。
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世界三大がっかりのひとつと言われた、初代マーライオンはコチラ。かなり小さいです。昔は別の場所で、ひっそりと水を吐いていましたが、今はこちらに移設されています。ちなみに三代目は、今やリゾートアイランドと化した、セントーサ島にあり、高さ40m近くあり、目からはレーザービームを出します(本当)。
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対岸には、通称ドリアンと呼ばれる、エスプラネードと呼ばれるシアターがあります。このデザインはいつ見ても秀逸といわざるを得ません。自分の国に適切なデザイナーがいないので、至極当然に世界から適切な人材をアポイントし任せるという、政府の姿勢です。
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マーライオンパークには、いつも人が一杯です。特に何があるわけでもないのですが、シンガポールに来て必ず立ち寄ってしまうスポットなのです。
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夕飯は、同じくマリーナベイにあるカスタムハウスという水上レストラン風の場所でとりました。金融街がマリナベイに移転してきたため、高層ビルが近くまで迫ってきており、近未来的な風景でした。
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実用的ではないんでしょうが、観賞用にヨットも浮かべておりました。マリーナベイは、飲用水確保のため(大河がないため、ほとんどの飲料水を、隣国のマレーシアから購入しています)数年前に完全にせき止められて、現在は淡水化、静止水面になっているため、ボート遊びにはうってつけのようです。シンガポールには、このような巨大な貯水池がいくつかあり、ボート競技の練習場になっているそうです。
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