いわき市医師不足はどれくらいか、計算してみました。
 
•日本の人口129,799千人に対し、全国の病院勤務医数181千人、診療所医師数99千人
•人口に対する医師数割合は、それぞれ0.14%と0.08%
•いわきの人口328千人に対して、理論的な医師数から現状の医師数を比較

その結果、勤務医が約180-200名不足していることはわかりました。この数字は市の公式答弁とも整合しています。
http://www.mikito.biz/archives/33645555.html

市内の過去10年間の病院勤務医数と診療所医師数の推移を取ってみました。みごとに病院勤務医数が減少を続けています。一方、診療所医師数(開業医)は微増です。
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どうして病院勤務医より診療所医師(開業医)が好まれるか、考えてみました。
・開業医は、当直や夜勤、オンコールがなく、自分の時間が取れる
・一国一城の主である
・手取り収入の増加が見込める

一方で、勤務医のメリットもあります。
・先輩医師や同僚医師とともに、継続した技術の研鑽ができる
・最新鋭の病院施設が利用できる
・開業時に初期投資のための多額の借金を負わずに済む
・経営に頭を悩ます必要がない
・やりがいがある

いわきの独自の不利な点もあるといわれており、よく聞く点を書き出してみました。
•魅力的な指導医不足
•首都圏からの時間的距離(2時間以上かかる)
•日帰り出張が困難(東京から朝いちの診療開始時間に間に合わない)
•師弟の教育環境が悪い(有名私立中学・高校がない)
•低線量の空間放射線被爆に対する敬遠
•いわき産食品摂取による内部被曝に対する敬遠

このように見てくると、なかなかポイント絞れない。そのため、どんな対策が有効なのか特定が難しい。もっと医療現場の方の生の声を聞きたいと思っています。