今月のドイツ視察旅行では、フランクフルト・ハンブルグ・ブレーマーハーフェン・バーデンバーデン・デュッセルドルフ等の街を1週間で駆け回ったので、いろいろな交通機関を使いました。
1. ICE(ドイツの新幹線)
前日に、インターネットで座席予約をしていたので、無事座れました。プリントアウトしたものが乗車券+指定席券になります。乗車後に(必ず)検札が来ますので、車掌さんがスキャナーで、このQRコードを読み取って座席を回っていきます。
食堂車が連結されていました。サンドイッチとコーヒーがセルフサービスで購入できるそうです。空いていれば買いたかったのですが、通路上も立ち客がいる状態では、とても食堂車までたどり着けませんでした。
今回、ドイツのICEで感心したので、列車スケジュールの正確性です。全く1分の遅れもなしに到着したことに驚いたことと、駅ホームの時計に秒針があったことです。いまだかつて秒針がある駅時計を見たことがありません。まさか秒単位で発車時刻を管理していることがないにしろ、正確運行を心がける意気込みを感じました。
2. モノレール
ドイツ在住の友人が、ヴッパータールという街の、空中鉄道と呼ばれる、めずらしい懸垂式モノレールに連れて行ってくれました。1901年に開通したので、110年以上の歴史的路線です。それにもかかわらず、普通の市民の足として今でも活躍しています。
懸垂部分。100年以上前のテクノロジーです。
ヴッパー川の水面から約12メートルの高さに架けられているため、眺めは最高。というよりも、眼下に何もないので怖いです。
車内はいたって普通なのですが、横揺れがすごい。考えてみれば、宙づりともいえる状態で走っているわけで。
3. リフト
ブルグシュロスという街で、ザイルバーンという2人乗りリフトに乗りました。
高低差100m以上あるので、足がすくみます。間違ってリフトから落ちたら軽傷ではすみません。
4. トラム(市内のちんちん電車)
マンハイム市内のトラム、いわゆるLRTは、網の目のように路線が張り巡らされてありました。道路に車両とトラムが同居しているところは都電荒川線を想起しますが、その運行ダイヤの頻度が非常に高い。路線の運転間隔が数分おきであることに加え、ターミナル周辺は複数路線が交差しているため、ひっきりなしにトラム車両が走っています。ターミナル駅付近の道路には、多数の歩行者とトラムが優先、車はその次という感じです。
低床式の車両は2-3両編成で、収容人数は電車並みです。距離ゾーンに応じて事前に切符を購入します。完全に市民の足となっています。学生は運賃無料とのこと。
5. 登山電車
ハイデルベルグの登山電車です。最大斜度40度だそうです。
6. ライン川の渡し船
ライン川に橋が架かっていない場所では、このような浮き桟橋から渡し船がでます。
7. 市内のタクシー
タクシーのほとんどが、メルセデスベンツ製でした。高級感というよりも、安定性・安全性・価格のバランスで選ばれているようです。なお、お客が乗る場所は、原則として助手席です。うっかり後部座席の乗り込もうとしたら、ドライバーのおばさんに、助手席に座って!とやんわり指示されました。
8. アウトバーン(無料の高速道路)
ヒトラーが建設を始めたアウトバーンですが、総延長13,000kmに達し、自動車王国の地位を盤石にしています(もっと国土が広い日本の高速道路の総延長は9,000km)。速度無制限が吹聴されていますが、実際には半分くらいの区間が何らかの速度制限があり、当然違反切符も切られます。沿道には、そこここに陸上風力発電の装置を見ることができます。
1. ICE(ドイツの新幹線)
デュッセルドルフからフランクフルトまで、ICEの2等車に乗車しました。座席の間隔が新幹線や常磐線に比べると、非常に狭いです。 聞くところによると、新幹線の方がICEより40㎝、またTGVより45㎝広いそうです。朝7:30発、9:00着の列車でしたが、通勤客で乗車率は100%を超えていました。
前日に、インターネットで座席予約をしていたので、無事座れました。プリントアウトしたものが乗車券+指定席券になります。乗車後に(必ず)検札が来ますので、車掌さんがスキャナーで、このQRコードを読み取って座席を回っていきます。
食堂車が連結されていました。サンドイッチとコーヒーがセルフサービスで購入できるそうです。空いていれば買いたかったのですが、通路上も立ち客がいる状態では、とても食堂車までたどり着けませんでした。
今回、ドイツのICEで感心したので、列車スケジュールの正確性です。全く1分の遅れもなしに到着したことに驚いたことと、駅ホームの時計に秒針があったことです。いまだかつて秒針がある駅時計を見たことがありません。まさか秒単位で発車時刻を管理していることがないにしろ、正確運行を心がける意気込みを感じました。
2. モノレール
ドイツ在住の友人が、ヴッパータールという街の、空中鉄道と呼ばれる、めずらしい懸垂式モノレールに連れて行ってくれました。1901年に開通したので、110年以上の歴史的路線です。それにもかかわらず、普通の市民の足として今でも活躍しています。
懸垂部分。100年以上前のテクノロジーです。
ヴッパー川の水面から約12メートルの高さに架けられているため、眺めは最高。というよりも、眼下に何もないので怖いです。
車内はいたって普通なのですが、横揺れがすごい。考えてみれば、宙づりともいえる状態で走っているわけで。
3. リフト
ブルグシュロスという街で、ザイルバーンという2人乗りリフトに乗りました。
高低差100m以上あるので、足がすくみます。間違ってリフトから落ちたら軽傷ではすみません。
4. トラム(市内のちんちん電車)
マンハイム市内のトラム、いわゆるLRTは、網の目のように路線が張り巡らされてありました。道路に車両とトラムが同居しているところは都電荒川線を想起しますが、その運行ダイヤの頻度が非常に高い。路線の運転間隔が数分おきであることに加え、ターミナル周辺は複数路線が交差しているため、ひっきりなしにトラム車両が走っています。ターミナル駅付近の道路には、多数の歩行者とトラムが優先、車はその次という感じです。
低床式の車両は2-3両編成で、収容人数は電車並みです。距離ゾーンに応じて事前に切符を購入します。完全に市民の足となっています。学生は運賃無料とのこと。
5. 登山電車
ハイデルベルグの登山電車です。最大斜度40度だそうです。
6. ライン川の渡し船
ライン川に橋が架かっていない場所では、このような浮き桟橋から渡し船がでます。
渡し船の全景。大型バスも甲板上に乗せられるんです。
7. 市内のタクシー
タクシーのほとんどが、メルセデスベンツ製でした。高級感というよりも、安定性・安全性・価格のバランスで選ばれているようです。なお、お客が乗る場所は、原則として助手席です。うっかり後部座席の乗り込もうとしたら、ドライバーのおばさんに、助手席に座って!とやんわり指示されました。
8. アウトバーン(無料の高速道路)
ヒトラーが建設を始めたアウトバーンですが、総延長13,000kmに達し、自動車王国の地位を盤石にしています(もっと国土が広い日本の高速道路の総延長は9,000km)。速度無制限が吹聴されていますが、実際には半分くらいの区間が何らかの速度制限があり、当然違反切符も切られます。沿道には、そこここに陸上風力発電の装置を見ることができます。
ヴッパタール・モノレール運開式には当時のドイツ皇帝が臨席したと地元の人が胸を張って説明してくれました。
ところでヴッパタールでは市が運営すCHP(Combined Heat and Power)プラントが、電気と地域暖房用熱蒸気を市民に供給しています。低い温度域まで蒸気を利用でき、かつ地元に供給するので効率のよいプラントになっています。この様な既存システムが風力発電に代表されるRenewal Energy急成長の土台になっています。