マンゴー、好きです。果物の中で、1.2を争うくらい愛しています。10年前にフィリピンのセブ島に行ったときに、マンゴーが安価で、とても美味しいことを知り、それ以来日本でのフィリピン産のペリカンマンゴーを機会あるごとに食べています。マンゴーは本来500以上の品種があり、インド・メキシコ・フィリピン・タイ・オーストラリア・台湾等が主な生産国で、日本で販売されているマンゴーの多くが輸入もので、輸入物の中で最も一般的なのが、フィリピン産のペリカンマンゴーです。外観は黄色く、ペリカンのクチバシに形が似ています。なお、ジェトロによると2009年ベースでの、輸入は11,103トンで、国内収穫量が2,822トンとなっており、国内流通量の約8割が輸入物となっています。「2010年度(平成22年)輸入青果物統計資料」によると、日本は10カ国以上から23品種のマンゴーを輸入しているんです。意外でしたが輸入量第一位がメキシコ産なんですね。
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流通量の2割を占める国内産では沖縄県・宮崎県・鹿児島県等で主に栽培されています。現在の国内生産量3,400トンのうち、半分が沖縄県、さらに宮崎県と鹿児島県を加えると、全国の9割近い生産を占めています。なお、日本での栽培の96%がアップルマンゴーという種類です。日本では露地栽培により果実を実らせることが難しいため、農家ではビニールハウス栽培を採用しているそうです。
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<出典:農林水産省 特産果樹生産出荷実績調査より加工>

国内産は比較的高額ですが、スーパーで(安いときには)1個100円から買えるマンゴーです。とても美味しいマンゴーですが、マンゴーはウルシに似た物質が含まれており、手づかみでほおばると、痒くなってくるのが玉に傷です。それがまた魅力でもあるのですが。