月間200万PVを誇る人気ブロガー、ちきりんさんの本です。すでに発刊済の「自分のアタマで考えよう」「社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!」は読んでいたので、著書の思考方法に共感する部分が多いです。これからの10年を、楽しくワクワク生き抜くためには、私たちに必要なものはいったい何なのか、働き方はどう変化し、私たちはどのように対応すべきなのか、これから起こりうる変化を、著者の独自の視点で、未来の働き方を提案しまています。
〈序章〉 ”働き方本”ブームが示すモノ
〈第一章〉現状維持の先にある未来
〈第二章〉世界を変える3つの革命的変化
〈第三章〉新しい働き方を模索する若者たち
〈第四章〉「ふたつの人生を生きる」
〈第五章〉求められる発想の転換
〈終章〉 オリジナル人生を設計するために
著書自身の職歴が一般的でないため、多くの人々の視点と異なっており、本質を捉える鋭い視点が魅力なのだと思います。証券会社でキャリアをスタートし、働くということの意味やオカネの価値等に対する考え方を育んできました。その後米国で大学院(MBA)留学し、帰国した後は、外資系投資銀行で勤務し、毎週のように欧州と日本を往復し、世界経済のダイナミズムを感じつつも、自分が楽しくワクワクする人生にするために退職。現在は。自称無職、実際には文筆業として活動されています。
提唱しているのは、人生を精一杯生きて基盤を作り、そして自分の人生を楽しめるように生きましょう!ということ。それには、いくつかのサンプルを示しているけれど、著者の場合は、第1の人生で生活基盤を作り、第2に人生でワクワクする活動をしていくという選択をしました。私自身震災を機に、それまでの自分のスキルと価値を上げるためのキャリア一辺倒の生き方から、何のために自分は生きているかということに優先順位付けすることに考え方を変えたので、その気持ちの代弁とも感じました。
著書自身の職歴が一般的でないため、多くの人々の視点と異なっており、本質を捉える鋭い視点が魅力なのだと思います。証券会社でキャリアをスタートし、働くということの意味やオカネの価値等に対する考え方を育んできました。その後米国で大学院(MBA)留学し、帰国した後は、外資系投資銀行で勤務し、毎週のように欧州と日本を往復し、世界経済のダイナミズムを感じつつも、自分が楽しくワクワクする人生にするために退職。現在は。自称無職、実際には文筆業として活動されています。
提唱しているのは、人生を精一杯生きて基盤を作り、そして自分の人生を楽しめるように生きましょう!ということ。それには、いくつかのサンプルを示しているけれど、著者の場合は、第1の人生で生活基盤を作り、第2に人生でワクワクする活動をしていくという選択をしました。私自身震災を機に、それまでの自分のスキルと価値を上げるためのキャリア一辺倒の生き方から、何のために自分は生きているかということに優先順位付けすることに考え方を変えたので、その気持ちの代弁とも感じました。
人生は有限です。かのスティーブ・ジョブズ氏も「それに対する答えがノーの日が続くならば、そろそろ何かを変える必要がある」といっています。堀江貴文氏はもし今日が人生最後の日だとしても、今日やることを本当に自分はやりたいだろうかと毎日問い続けてきたそうです。孫正義氏も、小さい頃から死を意識し、もしくは大病をして死を実感しています。同感です。私もお医者さんにいつ「もう長く生きられません」と言われても、一通り取り乱し、泣き叫んだ後には、「でも、私はやりたいことを全部やってきた。後悔することはない」と確信できる生き方がしたいと思っています。
その一方で、誰もがちきりんさんのような働き方、人生の大胆な選択を実践できるわけではない(外部環境・内部環境とも)でしょう。つまるところ、自分の人生は自分のため。人様にご迷惑をかけないならば、どのように生きようとも自由です。ただ昨今のキャリア形成論・自己啓発本が多数発刊されている現状を考えると、自分が生きていく目的ややりたいことを、ダイナミックに(まずは机上で)考え直すことのほうが、大事のような気がしています。