7/31に臨時議会が招集されます。臨時議会の目的は、諸条例の改正と専決処分の承認等です。本日、その議案等の説明が執行部からありました。議会当日に、いわゆる当日初見の「ガチンコ」で条例等の改廃を判断するのではなく、事前に目を通した上で、議会本会議で意義のある討論をするという観点から、必要なプロセスだと思います。

興味深いのは、その説明会が議会内の会派単位で行われる慣習です。執行部から議会への説明であるならば、全議員一括もしくは、議員個人に対する説明でよいのではないかと見方もあります。これまで、いわき市議会先例、すなわtち過去にこうしましょう、こうやっていきましょうというお約束ごとにおいては、会派単位で説明会を行うことになってきました。

「神は細部に宿る」 といいます。これはイタリアの建築家の言葉からの引用なのですが、その意味は、ディテールにこだわらなければ完璧な建築はできないという意です。ひいては枝葉末節に見えるようなことでも、それが実は見落としてはならない大事なことだったりします、という意味だと私は解釈しています(付け加えると、その裏側として「戦略の失敗は戦術で補えない」という言葉もあり、その両面が必要)。
godis

<戦略の失敗は戦術で補えない、については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/20737667.html
ISBN978-4-569-70930-7

何が言いたいかというと、 過去の慣習はそれなりに先人達の知恵が詰まっているものなので尊重すべきだし、本当に尊重すべきはその様式なのではなくて、何のためにその慣習があるかの趣旨です。「法令遵守は国を滅ぼす」と同じ底流で、法令字面にとらわれることなく、その意図する趣旨に基づいて行動しなければ、かえって有害な事象を引き起こすおそれがあります。自らの戒めとして、「過去の延長線上に未来はない」と思っています。先人に知恵を踏まえた上で、現状を的確に把握し、問題の本質を抽出して、解決策を見いだしていく自分のスタイルは、今もこれからも変えるつもりはありません。
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