JRいわき駅の改札脇にある「いわき市総合観光案内所」です。(社)いわき観光まちづくりビューローの出先機関です。いわきの観光情報を掲示しています。声をかけられれば観光案内等も行っています。
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手書き風の案内看板も外に出し、最新の情報をわかりやすく表示しています。フラおじさんも登場。いい感じです。スタッフブログもやっていおり、やる気を感じます。現場は、とてもがんばっていると思います。
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あえて苦言を呈させていただくと、その立地を活かしていない!ということです。東京からの出張者の玄関口であり、また地元高校生の通学通過点である、いわき駅改札前に猥雑さ(活気)が感じられません。目に入ってくるものといえば、整然とした南北通路のみです。せめて立看板等を、南北通路上に出せないものか。

ここにいわきゆかりの人物の銅像や、歴史的ポイントについての看板、古地図と現代の地図を重ね合わせたハイブリッド地図等を設置し、中高生に地元の歴史、自分達のルーツ等を感じて欲しいと思っています。1日1秒でも目に入れば、1年で360秒、6分もそれを目にすることになります。それらを通じて、いわきを好きになって欲しいと思います。

東京からの出張者にとっても同じ事が言えます。ビルの中に閉じこもっているだけでは、出張者の目に入りません。いわき市総合観光案内所という、金魚鉢の中にいるのではなく、通路に出て目に触れなければ、その存在意義は、限りなく小さくなってしまいます。いくら観光を声高に叫んでも、目に触れられなければ意味がありません。現行法のさまざまルールの中でやっていることは理解しますが、そもそも何のために、案内所がここにあるのかを考えれば、現状のままがベストとは思えません。

外部から来た方が、わざわざ観光窓口に寄って、ガラス戸を開けて、問い合わせることを期待するのは、お役所思想です。「県庁おもてなし課」という本(映画化された方が有名かも)でも、「客はタダだったら何でも持って行ってくれるわけじゃない。自分の興味のあるものしか受け取ってくれない。役に立たないものは単なるゴミだ。」というくだりがあります。

「まあ、自治体というもんは効率よりも、公に言い訳が立つことを優先せなあ、いかん組織よ」という台詞が、そのまま当てはまらないように、行政組織の限界を打ち破る活動に期待しています。

<県庁おもてなし課については、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/28762479.html
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