マックデリバリーが、ヤバい。何がヤバいって、その「お手軽さ」と「値段」です。電話一本で、できたてバーガーが、自宅にいながらにして届いてしまいます。一時期、カウチポテトが流行り、ビデオを見ながらポテチを食べる(そして太る)という悪しき風習が根付いてしまいましたが、それを加速する商品ができてしまいました。 

私自身、マックカフェをしばしば利用します。マックの原材料の全世界調達や、店舗の立地調査と戦略、店舗内のローコストオペレーション等の経営手法には賞賛を惜しみませんし、素晴らしいと思っています。持ち帰りアイスコーヒーSが100円、プレミアムローストコーヒーが100円が、その味、クオリティが同価格で実現できていることに、驚嘆です(スターバッ○スの、「本日のコーヒー」と飲み比べしてみて下さい)。

ただ、ハンバーガー等の主力商品そのものは別です。すなわち、高カロリーで、味覚をマヒさせる化学調味料の味付け等は、どうにも好きになれないのです。アメリカ人が味覚に疎い要因は、大味な料理を食べて育ったからだ等の都市伝説を耳にしますが、マックはその代表かもしれません。
 
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あのホリエモンも、著書「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」の中で、貧困層がファストフード中心の不健康な食生活となる、といっています。所得が低い層は、マスメディア等の広告宣伝に乗せられやすい(悪く言えば騙されやすい)ので、ブランド物とか高級品を無理して買って、食事は安くあげようとします。テレビとかで宣伝されているファストフード店によく行くようになります。安い店というのは脂肪や砂糖や化学調味料で味をごまかします。この3つが入っていると、どんなものでも旨いと感じますから。結果、不健康に太りやすくなります。

アメリカの貧困層では肥満が問題になっているそうです。特に黒人の子どもに肥満が多く、ある調査ではファストフードを日常的に食べている層に、肥満が多いという結果も出ています。ファストフードと肥満の間には、何らかの正の相関関係があります。

友人いわく、中進国以上の現代社会の食事は、いかにカロリー摂取を押さえつつ、美味しく安全でバランスの取れた栄養をとるかが肝だそうです。逆に言えば、そう気をつけていない限り、どうしてもカロリー過大摂取になりがちです。それには自己抑制とともに一定程度のオカネもかかる仕組みになっています。

日本でも、生活保護者の受給者が200万人を超えました。100人のうち2人が生活保護を受けている計算です。日本政府は、生活保護の支給月額を一定程度減額させる方向性です。住居費や光熱費、学費等は、固定費の一種ですが、食費はそのレベルを落とすことにより、支出金額を圧縮可能と考えられます。その受け皿として、安価でお手軽なファストフード比率が高まっていくのではないでしょうか。
 
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