3月29日(金)~4月7日(日)に10日間で高校生の「春休み米国訪問プログラム」の引率してきました。これは、磐城高校生を含む高校生に、実際にニューヨークへ行ってもらい、ホーレス・マン・スクール(Horace Mann School)在校生の家にホームステイをして、一緒に学校に通い、学校生活、家庭生活を通し異文化を体験し国際的な視野を身につけてもらうという企画です。またYale大学※1 との意見交換プログラムやホーレス・マン・スクール※2 でのプレゼンテーションを通して、震災体験やすでに2年間が経過する震災後の現状を発信し、共有してもらおうという意図です。ホームステイや学生たちとの交流を通じて、自分の希望のある将来像を描いてもらうための素材となれば考えています。私が磐城高校に、プログラム支援してもらっているNPO様(Hope for Tommoroow)※3 を紹介させていただいたことから、高校生がどのような感化されるかその結果を見届けるべくプログラムに同行しました。
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この企画は、2012年11月より磐城高等学校の生徒と米国Yale大学の学生とのスカイプ(ビデオ通話)による海外交流を行なってきたものの続編です。現在スカイプセッション希望者は磐城高校で60人程度います。参加者からは、いつもパソコンを通して話している相手と、実際に会い、絆をさらに深めたいとの要望が多く、また実施の結果が学校関係者から好評なことから、このプログラムが実現しました。スカイプセッション参加者から選考を行ない、バーチャルとリアルをつながりました。

<次回に続きます> 
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図5※1:ホーレス・マン・スクール(Horace Mann School):とは、1887年創立で本年で126周年の伝統ある幼稚園から高校までを擁する共学の私立学校です。生徒はニューヨーク市近郊、コネティカット州、ニュージャージー州から通学。全米でトップランクの進学校でハーバード、プリンストン、イエールなどの有名大学に多くの卒業生を送っています。

中学・高校キャンパスは、ニューヨーク市ブロンクスにあり、敷地は約22,000千坪。生徒数は中学校(ただし6年生から8年生)454名、高校(9年生から12年生)756名、 1学年の平均生徒数 189名。それに対し教師数は240名です。特徴として、スポーツ、アートも重要なカリキュラムであり、コミュニティ・サービス(社会への貢献)が卒業の条件となっていることです。

図2※2:イエール大学(Yale University):1701年創立。米国で3番目に古い私立名門総合大学。アメリカ東部の名門大学群アイビー・リーグに所属する8大学のうちの1校。ハーバード大学、プリンストン大学と共に全米3位以内のランキングでBig3と呼ばれている。

場所は、コネティカット州ニューヘイブン、学生数 約11,000人 (学部、大学院合計)。卒業生は米国の政治・経済・学術界で活躍しており、大統領5名(クリントン、ブッシュ親子、フォード、タフト)、ノーベル受賞者 49名を輩出。

※3:NPO法人Hope for Tomorrow、東日本大震災を契機に2011年10月12日に設立。子どもたちから就学の機会を失わせてはならないと考え、大学進学の受験費用や、外国語習得ならびに海外交流の支援もあわせて行っている。
http://hope-tomorrow.jp/aboutus/