PwC(プライスウォーターハウスクーパース)から、市議会議会棟に2名の方が来訪されました。東京から日帰り出張でいらっしゃったのは、リスク・アシュアランス部の原誠一パートナーと森洋介マネージャー様です。
IMG_1733
来訪の目的は、PwCとしていわき市(に限らず被災自治体)に対してなんらか業務提供できないかというアイデア出しです。特に除染に関しては不正作業が行われたという新聞報道もあり、どのように作業の質を担保するかが課題のひとつでもあります。PwCは監査法人ですが、広い意味での「保証業務」を手掛けており、一定の作業の質を保証できないかという提案です。

課題は、どこが発注主体になるかという点と、保証ニーズのレベル感です。期待ギャップというのですが、依頼者・ユーザーと成果物とのレベルの差が大きくならないように注意しなければなりません。詳細は省きますが、除染作業の手順書を明確化しないと何を保証するのかが、明確にならなくなってしまいます。

当方から、東京目線では理解できない現状や、現場・役所の行動様式を説明し、どのように進めていくのがよいか相互ディスカッションしました。まだどの自治体も企業も手掛けていないので、実現すればエポックメイキングになるはずです(乗り越えなければならないハードルは多いですが)。それぞれの本業と関連して、新たなサービスを創出する、知的好奇心が掻き立てられます。