先日、内郷白水町にあるみろく沢炭鉱資料館を訪問しました。前々から産業遺産を、知識吸収型・滞在型ツーリズムにつなげられないか、また郷土愛を育むために重要ではないかと考えていました。同期の山守議員が内郷出身なので、案内して頂きました。
館長は、渡邊為雄さん。というより、資料館自体を個人で建設、展示物も個人で収集されたものを、ご自分で展示されておられます。実は、渡邊さん自身が、元炭鉱夫で、近隣の箭内抗で20年にわたって採炭の最前線にいらした方で、歴史の生き証人です。炭鉱の過去を現代人に知ってほしいという願いから、入館料無料で運営を続けていらっしゃいます。展示物はご自分の所有のものだけでなく、個人のつてを頼って、長年にわたってほそぼそと収集されたもので、小さな建物内にところせましと並べられていました。
資料館は、廃山後、養鶏場になっていたものを改修して作られた粗末なものですが、展示物は目を見張るものがあります。当時使われていたトロッコ等の大型道具だけでなく、坑道地図、採炭の道具、当時の看板、給料明細等、多岐にわたっています。私自身、北海道の夕張市石炭博物館と九州筑豊の田川市石炭・歴史博物館(いわき湯本のほるるを含めて、日本3大石炭博物館)を訪問したことがありますが、敷地・建物規模では遠く及ばないものの、展示資料のクオリティではひけをとりません。
特筆すべきは、鉱山夫だった渡邊館長自らがそこにいて、ご自分の口で説明してくれることでしょう。どんなに素晴らしい建物や映像も、当時の鉱山夫ご本人の説明に優るものは、どこにもありません。その意味では、上記3大石炭博物館よりも、訪れる価値の高い資料館であることを、断言できます。
経済産業省の近代化産業遺産にも指定されており、銘板と賞状が飾られていました。「産業遺産」「工場萌え」「廃墟ブーム」「知識吸収型ツーリズム」等には、日本の工業化を称えて、それに触れたいという気持ちが底流に流れていると思います。いわき市民の方には、ぜひご自分の目で、現地をご覧になることを強くオススメいたします。
館長は、渡邊為雄さん。というより、資料館自体を個人で建設、展示物も個人で収集されたものを、ご自分で展示されておられます。実は、渡邊さん自身が、元炭鉱夫で、近隣の箭内抗で20年にわたって採炭の最前線にいらした方で、歴史の生き証人です。炭鉱の過去を現代人に知ってほしいという願いから、入館料無料で運営を続けていらっしゃいます。展示物はご自分の所有のものだけでなく、個人のつてを頼って、長年にわたってほそぼそと収集されたもので、小さな建物内にところせましと並べられていました。
資料館は、廃山後、養鶏場になっていたものを改修して作られた粗末なものですが、展示物は目を見張るものがあります。当時使われていたトロッコ等の大型道具だけでなく、坑道地図、採炭の道具、当時の看板、給料明細等、多岐にわたっています。私自身、北海道の夕張市石炭博物館と九州筑豊の田川市石炭・歴史博物館(いわき湯本のほるるを含めて、日本3大石炭博物館)を訪問したことがありますが、敷地・建物規模では遠く及ばないものの、展示資料のクオリティではひけをとりません。
特筆すべきは、鉱山夫だった渡邊館長自らがそこにいて、ご自分の口で説明してくれることでしょう。どんなに素晴らしい建物や映像も、当時の鉱山夫ご本人の説明に優るものは、どこにもありません。その意味では、上記3大石炭博物館よりも、訪れる価値の高い資料館であることを、断言できます。
経済産業省の近代化産業遺産にも指定されており、銘板と賞状が飾られていました。「産業遺産」「工場萌え」「廃墟ブーム」「知識吸収型ツーリズム」等には、日本の工業化を称えて、それに触れたいという気持ちが底流に流れていると思います。いわき市民の方には、ぜひご自分の目で、現地をご覧になることを強くオススメいたします。