江戸時代の磐城平城の古地図を、お借りしてきました。

いわき駅の北西方に位置するこの城は、民間払下げにより宅地開発されてしまいましたが、うっすらと当時の痕跡も残されています。なお、現在のいわき駅は、お堀を埋め立てて造られたものであり、我々市民は、先人の歴史の上に、便利に住まわせていただいている、感謝の念を忘れてはいけないと思います

・地図全体
かなり大判(縦75cm×横110cm)です。個人所有・保管のものですが、今回、議会で使うので特別にお借りしてきました。
R0016746
・物見が丘
天守閣に相当する場所で、約2000坪の面積があります。右手前にある櫓が3層櫓といって、平城の天守だったそうです。左手奥の櫓が、現在も美しい石垣がそのまま残されている、塗師櫓(市指定遺跡)と思われます。
R0016745
・平二丁目と三丁目、現在の銀座通り
現在の町名と一致し、東西の通りは現在の本町通り、当時は陸前浜街道と呼ばれていたところです。縦の通りは、現在の銀座通り、ラトブの西側の通りです。堀は埋め立てられ、もう跡形もないです。
R0016747
・田町
平の現在の歓楽街、田町の町名もそのままです。ただ、当時の田町の面積は小さかったですが、堀埋立によって拡大しました。
R0016744
R0016741
・丹後沢
位置も大きさも、現在とまったく変わっていません。
R0016749
・六間門
現在の旧城跡の地名、六間門の地名もそのままです。
R0016750