本日は、補正予算の採決のため、総務常任委員会に出席しました。その審議項目のひとつとして、市たばこ税の増額補正予算がありました。
当初予算(市としては歳入)2,443百万円に対し、400百万円の増額補正、補正後予算2,843百万円です。

たばこ税は、通常のたばこであれば、1本当たり12.2円。つまり1箱20本入りで、244円(410円のたばこの約60%が税金)です。ただ市町村の取り分は、そのうち1本4.6円だけです。

ここから判明することは、400百万円の増額の意味するところは、当初見込みより4,330千箱の販売増(400百万円÷4.6円÷20本)になったということです。巷には相双地区からの流入した方がたばこの本数が多いとか、原発作業員の喫煙率が高いからだという、うわさを聞いたことがあります。

仮に後者だけが影響していると仮定すると、原発作業員が3000人として、作業員一人当たり4箱も吸っている計算になります(4,330千箱÷3000人÷365日)。尋常でないチェーンスモーカーです。喫煙しない私から見ると、いかにも健康に悪そうです。

いわき市としては、市たばこ税の歳入として2,843百万円の入金ですので、一見ありがたい話にも聞こえます。一方、論者によってはこれが喫煙者の健康を害し、長期的には医療費の増大を招くため、財政的に不利になると主張される方もいます。
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