平の本町通り沿い、四町目の百澤通りをご存じでしょうか。低層の商業店舗が営業しているのですが、そばに銘板があります。

それによれば、この地は明治時代に「百澤商店」の大小3つの石蔵と石塀があったそうです。荷物運搬用のトロッコも設置されていたとのこと。南側に面する本町通りは千年以上の歴史があり、江戸時代は奥州陸前浜街道と呼ばれていました。

こういった歴史を示す銘板や屋根瓦の一部等を保存しておくことは、我々の郷土愛やルーツを確認するためにとても大事なことだと思っています。町なかにこうした場所が複数あると、町に歴史の厚み・懐の深さが滲み出てくると思います。百澤通りは私有地であり、民間の力で残されたものですが、こうした取り組みを高く評価するしくみが欲しいです。

後日談:知人の百澤さんが、実はこちらの末裔にあたる方だと判明しました。何かの縁かもしれません。
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