今朝(7:15-7:45am)授業前に、磐城高校の視聴覚室にて、第1回目の磐城高校生と米イエール大学生とのスカイプ英会話がなされました。これは、私の知人が運営しているNPOを、磐城高校へ紹介させていただいた縁で実現しました。
 
2チーム4名の高校2年生が参加し、はじめは緊張していましたが、終盤は楽しく会話をしていました。現在、多数の生徒がスカイプ希望しているとのことですので、今後もメンバーを入れ替えながら継続していく予定です。来春にはイエール大学へ、数名のホームステイ派遣も予定しています。

スカイプ会話に立ち会ってみて、真面目な話、彼らの潜在能力はかなり高いと感じました。ただ接触や実体験がないだけなんです。彼らの能力を引き出すためにハードの提供だけでなく、こういったお金のかからないソフトの提供をやっていきたいと思っています。
 
<背景>
私の知人(もとの会社PwCの同僚)が、東日本大震災の被災者の高校生に対して支援をしているNPO法人Hope for Tomorrowの運営をしておりました。今までは主に岩手県の高校生を対象に支援を行ってきましたが、福島の高校生にも目を向けたいということで、当方が磐城高校を紹介いたしました。
校長先生をはじめ、英語の先生らに快く受入れていただき、磐城高校生にイエール大学生とのスカイプ会話について希望を募ったところ、1.2年生から60名もの希望者が集まったそうです。今後、毎週早朝に(現地時間は夕方)英語でのスカイプを使った国際交流が行われる予定です。高校生の英会話能力の向上だけでなく、海外のトップ大学の学生が何を考えているのか、大学生活はどうなのか等を知ることによって、海外への視野が広がり、いわきから海外へ飛び出す学生がどんどん出てくることを期待しています。運営がうまくいけば、高校生にイエール大学を実際に訪問してもらうことも視野に入れています。

<今回の提供内容>
目的:海外交流支援
対象者:被災地の高校生
支援内容:インターネットを介し海外の高校生および大学生との意見交換を通して、外国人や異文化に対する理解を深める機会をつくる
(2011年10月から、米国Yale大学の学生たちがボランティアとして参加)
必要な機材・通信費:Hope for Tomorrow様が負担

<Hope for Tomorrow様ホームページ>
 

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いわき民報(2012.11.27)に、当日の様子が掲載されました。
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