阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場の一部(岸壁60m)が震災そのままの状態で保存され、見学できるように整備されています。そこでは、神戸港の被災の状況、復旧の過程など記録した模型や映像、写真パネルなども展示されています。震災すさまじさを間近に見て、肌で感じることができる体験型の施設。周りがしっかり復旧されているだけに、この空間だけ異次元です。
これが当時運用されていた岸壁だとは信じられない。あらためて自然の力の偉大さを体感。
街頭は曲がり、岸壁は崩れ落ちていて浸水していて、信じられない光景でした。
遠くに見える神戸オリエンタルホテルと、被災保存岸壁との対比が象徴的でした。神戸港は震災前の1994年には取扱量が292万個と国内トップで、世界でも6位とアジアのハブ港でした。震災後は、荷物が中国・上海や釜山に奪われてしまいました。震災で逃げた荷物は復旧後も戻らず、神戸港は世界の取扱量で56位(2015年)だそうです。なお、現在取扱量のトップ10の7港を中国が占めるそうです。
これの要因のひとつには、神戸港をはじめとする日本の港が、貨物船の大型化に伴う大深度水深の港にしてこなかったことが上げられます。例えば上海港は国策で、大水深の港と大規模なコンテナターミナルを建設し、数10kmに及ぶ高速道路で市街地と結んでいます。そんな近隣諸国の動きを知りつつも、日本国内の主要港への集中インフラ投資をしてこなかった日本。この彼我の差が、日本の失われた20年の要因のひとつでしょう。残念でなりません。
神戸港震災メモリアルパーク内に設置されていた、震災当時の説明動画が秀逸でした。数分の映像でしたが、神戸港の全体がどのように被災し、復旧していったがよくわかる映像です。これを見るためだけに、ここを訪れる価値がある。
<神戸港震災メモリアルパーク 説明動画は、コチラ>
https://youtu.be/Ns1lRtRZorA
年季の入ったボタン。日本語はもちろんですが、韓国語・中国語・英語版が完全フォローされていて、インバウンド観光客への対応が完璧でした。
ジオラマも、わかりやすかった。ぐだぐだ解説文を用意するよりも、こうした図や映像、模型を使った説明の方が、一覧性があり、忙しい観光客には向いていることを再確認しました。
これが当時運用されていた岸壁だとは信じられない。あらためて自然の力の偉大さを体感。
街頭は曲がり、岸壁は崩れ落ちていて浸水していて、信じられない光景でした。
遠くに見える神戸オリエンタルホテルと、被災保存岸壁との対比が象徴的でした。神戸港は震災前の1994年には取扱量が292万個と国内トップで、世界でも6位とアジアのハブ港でした。震災後は、荷物が中国・上海や釜山に奪われてしまいました。震災で逃げた荷物は復旧後も戻らず、神戸港は世界の取扱量で56位(2015年)だそうです。なお、現在取扱量のトップ10の7港を中国が占めるそうです。
これの要因のひとつには、神戸港をはじめとする日本の港が、貨物船の大型化に伴う大深度水深の港にしてこなかったことが上げられます。例えば上海港は国策で、大水深の港と大規模なコンテナターミナルを建設し、数10kmに及ぶ高速道路で市街地と結んでいます。そんな近隣諸国の動きを知りつつも、日本国内の主要港への集中インフラ投資をしてこなかった日本。この彼我の差が、日本の失われた20年の要因のひとつでしょう。残念でなりません。
神戸港震災メモリアルパーク内に設置されていた、震災当時の説明動画が秀逸でした。数分の映像でしたが、神戸港の全体がどのように被災し、復旧していったがよくわかる映像です。これを見るためだけに、ここを訪れる価値がある。
<神戸港震災メモリアルパーク 説明動画は、コチラ>
https://youtu.be/Ns1lRtRZorA
年季の入ったボタン。日本語はもちろんですが、韓国語・中国語・英語版が完全フォローされていて、インバウンド観光客への対応が完璧でした。
ジオラマも、わかりやすかった。ぐだぐだ解説文を用意するよりも、こうした図や映像、模型を使った説明の方が、一覧性があり、忙しい観光客には向いていることを再確認しました。