吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2017年12月

いわき山荘 嵐山亭 by 向志満

いわき山荘 嵐山亭さんにお邪魔しました。ここはいわきの高級住宅街である草木台にある高級レストラン向志満(江戸前鮨向志満・日本料理山茶花・お座敷天麩羅かわせみ・ステーキハウス山海)が運営する宿泊施設です。
ここは東京にある会社、健康壱番舘・株式会社ヘルスウェイの所有・運営で、健康食品・健康機器・自然食品・健康関連雑貨 等の販売が本業らしい。

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夜のライトアップが、センスあってキレイです。

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内装は豪華!のひとこと。シャンデリア・絨毯・高級布張りの椅子・・・とても汚せない。一日三組限定、北投石があるプライベート露天風呂が付くお部屋、一泊二食付きでお一人様3万円~だそうです。

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先付・小鉢・椀・お作り・薬物・煮物・温物・揚物・食事・デザートのフルコース。最後に料理長の名前と押印までしてあって、格がありますね。

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さわきや 陶芸

さわきやさん主催の鈴木酒造 長井蔵訪問ツアーで、プロの作家さんによる陶芸指導を受け、オリジナルのぐい呑みを制作しました。それが現地の窯で焼き上がってきました!

<鈴木酒造 長井蔵 磐城寿は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/50207951.html
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こちらが、ツアーに参加した方々の作品たちです。みなさんそれぞれ個性がありますが、しっかり実用的にできています!

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私の作品、口を付ける部分がどうしても薄くならなかったのですが、これはこれでイイ味を出している(と勝手に解釈)。

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国道六号線沿いの平中町にある、さわきやさん。正面は小さな店舗ですが、実は奥行きがかなりあり、裏手には独立した秘密の茶室があるのです。茶会や打ち合わせ等、さまざまな使い方があるようです。商家・旧家にはいろいろな秘密があるんですね。

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月面探査ギャラリートーク プルトニウムの宇宙開発利用

月面探査に関しては、Googleがスポンサーの世界初の月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」が盛り上がりつつあります。賞金総額は3000万ドルのこのレースでは、「ロケットの打ち上げ」「月面への着陸」「月面の探査」という3つの大きなミッションクリアが必須条件。

日本からも民間による宇宙開発を目指しているチームHAKUTOが、SOLATOという探査機を乗せたロケットを年明けに打ち上げが予定しています。ひょっとすると、一番乗りを達成するかもしれません。

1960年代にアメリカがアポロ計画を立て、巨額の研究開発投資を行い、ついに1960年代にアメリカが有人月面着陸に成功しました。それから、技術革新・進歩が大きく進み、ロケット開発・打ち上げ費用が劇的に低減しています。さまざまな惑星等(月を含む)に対して、調査ロケットが打ち上げられ、詳細なことがわかってきました。その意味で宇宙開発は、劇的に進歩しているといえるわけです。

一方、アポロ計画が終わって以来、なんと12人しか人類は月面に降り立っていません(ちなみにすべてアメリカ人)。その理由は、チリ一つない真空空間から遠く観察するのと、実際に物理的に着陸して、砂・ダストにまみれながら、ハードな環境で観察するのとでは、てんで比較にならないくらい調査が困難だからです。

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そういったお話を、東京大学の宮本英昭先生が話してくださいました。氏は、月の調査の次のステップである、火星の調査を計画・研究されている第一人者です。今回の企画・展示は、東京大学総合研究博物館スクール・モバイルミュージアムとして、東大工学部システム創成学科の学生が中心となり、同・宮本英昭研究室が監督して実施しているそう。
 
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月面の移動では、舞い上がるダスト・砂対策が必須です。月面調査機器の開発現場では、新しいアイディアの探査装置が次々と検討されているそうです。この展示会では月面を模擬した砂場のような土砂プールが用意。ラジコンモデルで、いかに砂地での移動が難しいかを体験できます。さらにすすんで、小中学生を含めた若い世代が、自由な発想から今後の月・惑星の探査機について考えられるように、自分のラジコンカーを持ち込むことも可能だそうです。

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現在でも圧倒的な予算規模で、アメリカが宇宙開発を進めているそうです。宇宙開発探査機の大きな課題のひとつが、太陽光の当たり具合により、摂氏プラス100℃~摂氏マイナス100℃に変化する、機体の温度管理・対策です。熱膨張・収縮だけでなく、精密機器を過酷な温度差の中で正常に動作させるのは、かなり難しいそうです。それに対応するためアメリカの探査機は、継続的に発熱するプルトニウムを積むことがある。すなわちプルトニウムは、何もしなくてもその崩壊熱で、一定の熱量を出し続けます。そのプルトニウムを観測機器に搭載しておくだけで、一定の温度に保つことができるというわけです。宇宙開発のために、ロケットでプルトニウムを宇宙に向けて飛ばしているという事実。ボイジャー1号、土星探査機カッシーニ、木星探査機ガリレオ、火星探査のキュリオシティーのいずれもプルトニウム238を燃料にしています。

キュリオシティーの電池にはおよそ4.5キログラムのプルトニウム238燃料が含まれているそうです。仮に打ち上げ失敗&爆発ともなれば、全世界にプルトニウムが拡散するリスクがあります。それを考慮しても、宇宙開発を優先するアメリカ、それを黙認する宇宙科学技術の人たち。なぜ(左系の)マスコミは、こういう点を大きく報道しないのでしょうか。わかっていない・勉強していない・情報収集していないということ、もしくは、見えない力を忖度しているのでしょうか。

日本の宇宙開発を加速化するためには、プルトニウムの利用を含めた研究開発が必要です。核・ウランの利用に関しては、日本のマスコミは異常に毛嫌いする傾向があります。一方、それを積極的に利用して、宇宙の研究開発を、どんどん進めている国がある。その技術格差が埋まらないような位、差が付いてしまったときにはどうにもなりません。安易なフレーズやお題目にとらわれず、長期的な視点で戦略的に国の利益を考え、行動していくことこそが、持続的に国を守ることができる、唯一の方策だと思います。

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平コノイエ やさいとごはん

平コノイエ やさいとごはんは、平谷川瀬のスーパーセンター・ケーズデンキ裏手にある、小さなカフェレストランです。オーナーシェフがひとりで切り盛りしているので、木曜日が定休日ですが不定休ですので、要注意。サークル借り切りでの打ち合わせ等も多いようです。ちなみに、「平コノイエ」の語源ですが、オーナーシェフが小野さんといい、小野家=コノイエと読めるので、命名したのだとか。

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木の温もりが感じられる店内。ちなみに店内は土足禁止。備え付けの革のスリッパをお借りして、入るルール。ちなみに、店内のほとんどが、女性。時間がゆっくり流れる雰囲気で、実際、女性同士のお話で長居している方ばかりのようでした。

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有機野菜やこだわりの食材を使ったランチは、800円とリーズナブル。こだわりのドリンク(有機コーヒー、ハーブティー等)は300円です。本日の献立は、唐揚げ(食感は鶏ですが、実際は豆腐?)・根菜の煮物・漬け物・味噌汁・麦もちご飯(おかわり自由)。

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別の日のメニュー。お麩の揚げ物・大根の揚げ浸し・豆腐の味噌漬け・切り干し大根・七穀入り米・豆腐の味噌汁です。

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店内では、オーガニックの食材(ナッツ・ジャム・ビスケット・クッキー・小麦粉等)が販売されています。お値段ちょっとお高め。

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ランチは。おまかせランチ1種類という、わかりやすさ!動物性食材・化学調味料は一切使用していないとのこと。食べているだけでデトックスされているような気がします。またランチに来たくなりました。

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太陽の光を浴びながら、午後のゆったりとした時間をお茶を飲みながら過ごしたいですね。ゆっくりと談笑するお客さんがいました。

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食後に、100%ジュースに、メープルビスケットをいただきました!

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店内には、自然食・オーガニックに関する書籍が、たくさん置かれていて自由に読むことができます。それぞれができる範囲で、取り入れていきたいですね。キーワードは、「身土不二(しんどふじ)」。地元の旬の食品や伝統食が身体に良いので、積極的に食べましょう!ということ。それが高じて「一物全食」すなわち、なるだけ食品を加工せずに、そのまま食べて、植物の気をいただこうということにつながります。私たちの体は、骨も血液も内臓も、食物摂取により、細胞が日々少しずつ入れ替わっています。 そういう意味での食事は、とても大切。

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本当に目立たない看板・店舗なので、知る人ぞ知る!!!場所です。知人から聞いて行ったのですが、2回ほど周辺を回ってしまいました。行く価値あり、です。

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武士道 The soul of Japan

「武士道」新渡戸稲造が書いた名著です。世界を魅了する日本人魂の秘密、すなわちThe soul of Japanを、西洋人に理解できるように明快にしたこと。それはとりも直さず、現代の日本人にとっても、先達の思想行動様式を改めて頭で理解する伝手となります。私たちの祖先が蓄えてきた人生の宝のエッセンスをマンガで表現したコレは、とても意義がある。

そもそも新渡戸稲造が、武士道を英語で出版するきっかけは、ベルギーの法学者ラブレーと教育・思想について議論したこと。そのときラブレーは、宗教教育こそがこどもに道徳を身につけることだと主張。新渡戸は、日本に宗教教育がないのに、なぜ道徳心を持つことができるのかに、疑問を持ち、独自の調査・分析をして、それが「武士道」、いわゆる西洋のノブレス・オブリージュ(高い身分の人は、それだけの義務を負わねばならない)もしくはフェアプレイであることに気づきました。その日本人の精神を欧米の人に知ってもらうために、英語で出版したわけです。

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 いろんな本で紹介されていますが、私の理解では、武士道の根っこに流れているのは、次の3つ。
①仏教(運命を受け入れる・宇宙の摂理と人との調和)、②神道(自然崇拝・祖先崇拝・愛国心・忠誠心)・③儒教(仁・義・礼・智・信)。

これをベースに、サムライは「名誉」と「忠義」のために行動した。名誉は人間としての尊厳。恥をかきたくないという気持ちから正当な価値観が生まれ、人間として正しい行いへと導く。そして忠義。武士道を育んだ封建制の日本では、主君と家臣との間の上下関係こそが、あらゆる人間関係の中心だった。その関係性を支えたのが「忠義」。この点は現代社会とちょっと違和感があるかもしれません。

新渡戸が日本と欧米の結婚に対する価値観の違いについて言及していることも興味深いです。すなわちアングロサクソン・キリスト教では、たとえ結婚しても夫婦は別人でそれぞれのひとりの人間として考える個人主義。それに対して日本人は、結婚すると夫婦は和合して一心同体のものとなる。互いを自分の半身と考える、というものです。新渡戸は、だからこそ日本の夫は、自分の妻を、他人に対する礼儀上、謙遜しおとしめるように呼ぶという慣習につながったと分析しています。なんと明快でしょう!

こんな武士道が、江戸時代に町人にも昇華し、「大和魂」へつながっていきました。これを本居宣長は、「桜」にたとえました。すなわち純真であり、とげや毒がなく、華美を誇らず、生死を自然に任せる覚悟を持つこと。その気品と優雅さを持つことこそが、武士道と大和魂の神髄、すなわち理想の日本人像だということ。

あらためて、日本人とは?につい考えさせられました。先達の残したものは、あまりに偉大です。



横田基地 Friendship Festival 2017

アメリカ空軍の横田基地で、日米友好祭 フレンドシップフェスティバルが開催されました。米軍基地内ということで、通常は全く敷地内を見ることができませんが、年に一回、この日だけは基地内を自由に見て回ることができる(場所は指定されていますが)貴重な機会です。

実際に運用されているアメリカ空軍の輸送機の中も見学することができます。コックピットでは、米軍兵士が説明してくれます。非常にフレンドリーで、事前のイメージとかなり違いました。

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今回のメイン展示は、MC-130 コンバット・タロン。特殊作戦に従事するための改装が施された輸送機・特殊作戦機です。主たる任務に、敵地での特殊部隊の潜入・退去・補給、捜索救難活動の支援、心理作戦です。輸送機は、100人あまりのパラシュート部隊を収容することができます。

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格納庫内は、かなり暗く、さまざまな装備が格納されています。ちなみにトイレもありました。作戦中は、数時間も機内に兵士がいるわけですから、必要ですね。密閉空間の中でのトイレ利用は、大変。

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実際に運用されている軍用機の操縦室は、ホンモノ感が違う。

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装備はかなり外した状態で展示されているはずですが、いろいろなものが装備されたままでした。

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実際、どんな状態で兵士が運搬されるか、体験させていただきました。基本的に搭乗している間は、轟音が鳴り響いているので、会話するにもヘッドギア+マイクは必須だそうです。そしてシートベルト着用。

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日米友好のバンド演奏が、一日中行われていました。

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駅から数分、市街地の中にある横田基地です。石原都知事が、羽田空港の発着能力の限界を理由に、横田基地の返還を求めたことがありました。

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一方、2017年11月5日に、トランプ米大統領が来日した際には、大統領専用機でこの米軍横田基地に着陸しました。それだけ在日米軍にとっては、便利で重要な基地なだけに、返還には容易ではないかと感じました。

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やきとり大黒@いわき湯本

やきとり大黒は、いわき湯本の商店街から一本脇道に入ったところにある、焼鳥屋さんです。自転車でつながっている友人がやっているお店で、とってもリーズナブルなので、立ち寄らせてもらっています。

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店内で炭火焼きで本格的に焼いているにもかかわらず、1本120円~150円の価格は、安い!!!店内で食べるだけでなく、持ち帰りの注文も多いそうです。

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オススメは、レバーとハツ。レバーはほどよく中まで火が通り半生。ハツは肉の食感がもっちりしています。

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ほとんど焼き鳥しかないメニューですが、さすが老舗、地元の方に愛されていますね。

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(仮称)磐前県を復活できないか!?

幕末から明治維新にかけて、かつて、「磐前県(磐前懸 いわさきけん)」が存在していました。いまの福島県浜通り地方です。1872年1月に設置、その後福島県へ統合されてしまい、1876年8月に廃止になり、4年あまりしか存在しなかった県です。磐前県の県庁所在地は平(たいら)でした。そんな磐前県を復活できないものか。

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考えてみると、福島県は浜通り・中通り・会津地方それぞれに気候も歴史・文化・食習慣も別で、地勢的・距離的にも一体感に薄いです。浜通りはむしろ茨城県の沿岸と、気候・文化・食習慣等の親和性が高い。これは、現代のいわき人が、映画を見るのにひたちなかへ行き、デパートの買い物は東京銀座に行き、行動範囲にそもそも郡山や福島は選択肢に入っていないことからも伺えます。再度、歴史を振り返り、浜通り地方(いわき市及び双葉8町村ほか)は、団結して福島県から独立し、再度、「磐前県を復活」すべきではないか。

未来会議 vol.17「浜通り合衆国〜富岡D.C.首都宣言。大体中央で集まってみる。」なんて冗談とも本気ともとれる催しが、開催されたようです。
http://bit.ly/2CQgIJQ

東日本大震災での福島第一原子力発電所の災害をきっかけに、福島県の農林水産物の買い控えを含む、風評被害が伝えられています。会津地方は距離的にも文化的にも全く関係が薄く、原発事故を起こした浜通りのアクシデントを原因とする風評被害に苦しむのは、会津地方の方々に全くもって申し訳ないと思います。ここで仮に、原発立地地域である浜通りの磐前県が、現在の福島県から切り離されれば、会津地方(及び中通り)は風評被害から離脱できるのではないか。また福島第一原発及び、その周辺の帰還困難地域、放射線量が極めて高い地域等のほとんどが磐前県にあり、政府としても原発事故対応するためのくくりとしてのメインの県という位置づけがしやすいのではないか。浜通りとしても、政府からの復興予算配分を受ける際に、福島県をいったん経由して浜通りの市町村へ再配分を受けるよりも、政府から直接磐前県へ予算配分を受けた方が、スピード感を持って事業が執行できるのではないか。

いま、浜通り(いわきや南相馬を含む)では医療人材の不足が深刻です。仮定の話ですが、磐前県が県として独立すれば、一県一医大構想が意味を持ってきます。すなわち1973年に閣議決定された構想で、当時医学部のなかった県に医科大学(医学部)を設置する構想で、それに基づき、無医大県が解消されました。当然、それに従えば、磐前県も医科大学(医学部)を保有する必然性があります。そうです、いわき(浜通り及び茨城県北部地域)に医学部が新設され、地元出身の医師を毎年100名近く生み出すことができるはずです。

<いわきへ医学部誘致活動は、コチラ>

歴史を振り返ってみれば、日本で初めて西洋式の野戦病院であり、その後も市民の救護に当たった日本初の病院が、いわき平長橋町の性源寺に設置された「奥羽出張病院」です。そんな歴史のある地域にもかかわらず、現在の現代地域医療が崖っぷちにたたされています。どういう因果でしょうか。もう一度、先人たちの歩みを振りかえって、われわれの立ち位置を確認すべきだろうと思うのです。

<奥羽出張病院は、コチラ>
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奥羽出張病院旗@医学教育歴史館

医学教育歴史館は、東京お茶の水にある順天堂医院センチュリータワー17Fにある、日本の医学教育の歴史を資料等を展示するスペースです。解体新書などの約120点におよぶ貴重な資料が保存・展示されています。順天堂の創立175周年記念事業の一環として設置されたそうで、開館式典には、天皇皇后両陛下も訪れたそうです。日本の医学の歴史の最初は、順天堂の創始者である、初代堂主佐藤泰然は、幕末から明治にかけて、佐倉に医学塾順天堂を開設。江戸、京、大坂を始め全国諸藩より塾生が入門し、「日新の医学、佐倉の林中より生ず」と謳われ、明治初頭、我が国への西洋医学導入に貢献する多くの門人を育てました。弟子の佐藤尚中は、東京順天堂の第二代堂主であり大学東校(現・東京大学医学部)」の初代校長を務めました。こういった、日本の西洋医学の萌芽期に多大な貢献をした順天堂だからこそ、日本の医学教育の歴史を資料等を展示するスペースを持つ資格と責任があるでしょう。

<順天堂医院は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46166422.html
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入館料無料ですが、開館日は毎週火・木曜日だけ。さらに見学するには、電話による1週間以上前の事前予約が必要で、入館には後日送付されてくる確認はがきが必要です。開館時間も①午後1時からの部 の1時間のみか、②午後2時からの部1時間の2回のみとかなり限定的ですが、訪れる価値ありです。

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解体新書や、当時の外科治療代金表等、貴重でかつ興味の尽きない資料ばかりですが、特筆すべきは、「順天堂病院旗」と「奥羽出張病院旗」です!!!順天堂 病院旗は、第3代堂主佐藤進が戊辰戦争で新政府による奥羽追討陸軍病院の頭取に任命された際、野戦病院に掲げられたものです。このときはじめて「病院」という言葉が使われたそうです。奥羽出張病院旗は、いわき平の長橋町の性源寺が奥羽出張病院として接収され、ここに掲げられたものです。また順天堂の初代堂主の直弟子の関寛斎は、戊辰戦争時には官軍の奥羽出張病院長(後の平大病院)として、日本初の西洋式野戦病院を設立運営し、敵味方の区別なく、さらには一般市民までに医療を施しました。160人にも及ぶ町民や農民の名も記録に残っているそうです。この場所で、關寛斎やその弟子の斉藤龍安らの医師たちが、地元の医師らの協力を得て、西洋医学に基づいて敵味方の区別なく傷病兵や磐城一円の一般人の治療にあたったわけです。病院閉鎖までの被治療者は(敵味方含め)12,752人だったとのこと。平潟に7/27に開設以来、閉鎖される10/29までの3ヶ月あまりの間に、総費用8,329両(現在の価値にして約4億円)もの巨費が官軍から投じられました。まさにこのいわきでの医療の実践は、日本の地域医療の基礎に貢献したわけです。

<いわき近代医学の事始め展は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/40263976.html
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いわきFC ファンクラブクラブカンファレンス&大運動会

いわきFCの「クラブカンファレンス」と「大運動会」が、いわきFCパークで、2017.12.17に開催されました。いわきFC創立以来、はじめてのイベントです。クラブカンファレンスとは、より良いクラブにするためのクラブとサポーターの皆さんとの意見交換の場として開催されるもので、Jリーグのチームでは定着しているそうです。大倉総監督も湘南ベルマーレで、何度も開催され、ファンの方々からキビシイご意見を頂戴していたとのこと。

<いわきFCパークは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/50282102.html
RED & BLUE CAFEで、代表取締役大倉さん / ジェネラルマネージャー 中村さん / 監督 田村さん / 営業部長 木村さんらから、今年一年の活動の振り返りと、来期に向けての方針説明がありました。ちょうど、12月議会でいわき市のスタジアム建設計画について、一般質問させていただいたので、その背景等について、大倉社長から説明がありました。その後に、サポーターとの意見交換の場が持たれました。

<平成29年12月議会 一般質問(いわきFCスタジアム・アリーナ建設)は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/51231705.html
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その後は、
いわきFCフィールドに移動して、いわきFCファンクラブイベントとして、大運動会!ファン100人くらい?が6チームに分かれて、それぞれにいわきFC選手3人が付いてくれ、一緒にチーム戦を競いました。スポーツ鬼ごっこ、長縄跳び、玉入れ、綱引きの4種類の競技を行い、獲得点数で順位を付けます。

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玉入れは白熱しました。肩車して玉を入れたり?、相手の玉を押し出したり?とルールにはない工夫(反則?)も飛び出し、真剣でした。

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運動会の後には、「肉トレバーベキュー」。選手にとってはタンパク質である肉の摂取も、ある意味、トレーニングなのだそうです。実際、フィールド脇でBBQをごちそうになりましたが、このようなBBQを身内だけでも頻繁にやっているそうです。

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ステージイベントとして、選手が歌やダンスを披露。皆さん、多芸なんですね!トークやジョークも上手く、プロ級?でした。

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肉体美を競うイベントも。サッカーの選手は、足だけでなく、全体のフィジカルトレーニングをしているいうことを実感。見てください、このシックスパックの腹筋、そして上腕二頭筋!

<動画は、コチラ>
https://youtu.be/5hdry1zXwF8
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スタッフと選手たちが、煙がもうもうと立ちこめるテントの中で、もくもくとお肉を焼いてくれました。焼きたてのBBQ、シュラスコは美味しかったです。お肉をいただく列も大行列でしたが、並ぶだけの価値はありました!

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今回は、いわきFCパークの飲食テナントも協力いただき、矢場とん(カツサンド)や浅草今半(高級スキヤキ)からも料理提供がありました。浅草今半のすき焼きなんてなかなか食べる機会がないので、ありがたい。サシが入ったお肉は非常にとろとろに甘く、流石、高級店と実感しました。

<矢場とんの味噌カツは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/50459123.html
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ユニクロ感謝祭 意外に空いていた

ユニクロ感謝祭は、毎年5月下旬と11月下旬に開催されるセールです。このイベントの重要性について、柳井会長が店舗スタッフに激しい檄を飛ばしていることが、「ユニクロ潜入一年」に書かれていました。

一消費者としては、商品が安くなったり、ノベルティやクーポンがもらえたりと、良いことばかり。ただし、店舗が混雑ため、高齢者には辛いかも・・・

<ユニクロ潜入一年 横田増生著は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/51050825.html
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ユニクロで実際に働いた方による、店舗ルポについては、「私たちユニクロ154番店で働いていました」もあります。ユニクロのユニークな考え方の一つに、「時間単位当たり人工」があります。すなわちある細かな作業工程の見積りを、何人が何時間かかるかの標準を徹底的に決めていくことにあります。経営学的にいえば、労務費のみの標準原価管理を行なって都度原価差額を把握し、標準原価に近づくよう現場で努力することになります。作業効率の向上は一企業ベースでは妥当性があっても、経済全体では賃金引き下げ、所得減少、消費支出減少をもたらすことになります。

<私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/25612167.html
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感謝祭期間中は、1万円以上購入すると、オリジナルステンレスマグカップがもらえるという触れ込みだったのですが、夕方来店したときには配布終了していました。限定一日100個×開催日数とのこと、残念。

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来店が夕方ということもあり、感謝祭期間中にもかかわらず、比較的店舗は空いていました。ユニクロ経営的にはキビシイのでしょうが、一消費者としては、ラクに買い物ができました。

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アウガ 青森市の再開発失敗事例

JR.青森駅前の複合商業ビルフェスティバルシティ・アウガは、平成13年にオープンした再開発ビルです。建設当時は、青函連絡船の廃止、新幹線のルートから青森駅が外れたこと等から、青森駅前の再活性化をめざして作られました。地下1階、地上9階建てで、地下には市場や飲食店、5~6階は青森市男女共同参画プラザ、6~9階は青森市民図書館が整備され、522台が収容可能な駐車場があります。

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営業開始から約15年間営業してきましたが、1~4階の商業施設が平成29年2月28日で運営を終了し、平成30年1月を予定している青森市の総合窓口へのコンバージョンに向け、現在閉館中です。果たして商業フロアとして設計された場所が、行政施設として生まれ変わることができるのかどうか、技術的にもソフト的にも非常に興味があります。

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実は、建設当時、注目を集めた「商店街+ファッションビル+公共施設+駐車場」という新業態は、いわき駅前の再開発ビル「ラトブ」と全く同じ。なぜなら、ラトブはアウガを参考に計画・建設されたものなんです。ちなみにラトブはちょうど10周年を迎えたところ。5年先輩のアウガ破綻の事例から、何を学ぶべきでしょうか。

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開館当時のアウガは青森市初のファッションビルとして大いに賑わい、中心市街地の活性化に一役かったものの、当初から売上は計画時の予想の半分程度となる23億円、全館での集客数は約282万人だったそうです。さらに、市内の郊外スーパーや市外の大型ショッピングモールの出店、少子高齢化、鉄道利用客の減少などにより経営が悪化していった。そしてついに運営会社である青森駅前再開発ビルが破綻し、その債務を青森市が買い取り、保有床も青森市が債務の弁済として買い受けることになりました。

青森市の現在の市庁舎は老朽化が進行しており、建替が検討され13階?の新庁舎の建設計画もあったようです。しかし新市長の考えとしては、市が保有する運営会社三セクに対する約17億5000万円の債権を放棄するかわりに、アウガ4フロアの床を市が取得、そして市庁舎の機能の多くを、このアウガに移すことで、建設計画を大きく縮小するようです。さらに青森市の結果責任を負うため、自らも市長給与35%カットするにとどまらず、全市庁舎職員の給与カットしました。副市長25%、管理職10%、さらには一般職員も主幹級3%、主査級2%、主事級を1%それぞれカット。都市計画や土木の担当部局のみならず、福祉や教育部門を含めた全職員を対象にしたところが、耳目を集めました。

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商業施設を除く、公共施設のフロアを見学しましたが、駅前複合施設としては、アクセス・設備等、申し分ない使いやすい施設です。市民に愛されたビルにもかかわらず、商業施設の需要予測を見誤り、設定賃料を獲得できず、金融機関への返済が滞ったことが、致命傷となってしまいました。いわき駅前のラトブにそのようなことが起きないよう、細心の注意を払わなくてはなりません。

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地下の市場は、退店があるものの、市場機能は維持できているように見えました。郊外型の大型スーパーが市場を席巻するの流れは変わらないものの。まちなかで買い物をしたいという一定のニーズもあるのではないでしょうか。

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和風料理やなぎ 二本目の新田町

いわき駅前に広がる夜の街が、田町と白銀です。駅前通りの西側が田町、東側が白銀。その中でも田町地区は、いわゆるスナックやバー等の飲食店が集積しています。地区内を東西に3つの路地が走っており、その路地を北側(並木通り側)から数えて「一本目」「二本目」「三本目」と呼ぶのが通例です。正しくは、「仲田町」「新田町」「紅小路」と言う立派な名前があるそうですが。

その田町地区のど真ん中、二本目の中心付近にあるのが、「和風料理 やなぎ」です。地元の魚料理メインのいわきの老舗。定番は「かつおの刺身」、いわき産のどじょうの「柳川鍋」。やなぎガレイ・メヒカリ・あんこう等も美味しいです。

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煮こごり・ハマグリ・銀杏のお通し。

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今日は12月中旬にもかかわらず、珍しく鰹の入荷がありました!もちろん生姜醤油とニンニク醤油の2種類で楽しみます。ホッキ貝が大ぶりで甘かったです。

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店名の「やなぎ」の由来?でもある、いわきのヤナギガレイ。一夜干しにより、甘みが増すのだそう。

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アンコウ鍋もいただきました。味噌仕立てでいわゆる「ドブ汁」ってヤツです。アンコウの身は酢味噌で和えて食べると、コラーゲンのよう。

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気軽なカウンター席・小上がり・接待用のお座敷があり、いろんな用途に使えるお店ですね。

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いわき市医師会芸術展

第37回いわき市医師会芸術展が、いわき市文化センターで開催されました。市内の医師及びその家族による、写真・絵画・書等の芸術作品の展示です。文化センター3階の会議室を2017.11/1-11-6まで借り切って、数十点の作品が展示されています。

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作者名を見ると、存じ上げている市内の医師のお名前を拝見することができます。ああ、あの方がこの絵を描いたのだとか、あの方のご趣味が写真だったのか等、思いながら拝見しました。

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絵画・写真・書と、いろいろな作品です。業務ご多忙の中、(趣味が高じて?)芸術分野にも才能を発揮されているドクター方は素晴らしいと思いました。

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注)上記写真の撮影は、会場受付にて許可を得ております。

 

平成29年12月議会 質疑(平第三小学校校舎床改修工事)

議案第5号 平成29年度いわき市一般会計補正予算(第4号)
10款教育費 2項小学校費 1目学校管理費 平第三小学校校舎床改修工事費について 質疑

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
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ア 把握している課題について
把握している課題について伺います。
(教育部長)
平第三小学校におきましては、これまで、地盤沈下等に対応するため、各種改修工事を実施してきたところですが、本年7月、校舎の地下部分にある排水管が破断、トイレの汚水が地中に漏れ出すという事故が発生し、地盤沈下の進行が確認されたところです。
その対応には、校舎1階部分を全面的に改修する必要があり、工事期間も長期間に及ぶことなどが判明いたしました。
市教育委員会といたしまいたは、技術的検討はもとより、学校側の意見も取り入れ早期に対応するため、今回、補正予算に計上したところであります。

<平成28年度 平第三小学校卒業式は、コチラ>
イ 工事内容について
工事内容について伺います。
(教育部長)
現在、校舎1階部分については、床下が空洞化している状態にありますが、対策工事をも、地盤沈下の影響をうけないよう、全面的に構造床に改修することとしております。
また、昇降口につきましても、同様の改修工事を実施する予定であります。
なお、今年度末には工事に着手し、平成30年度末の竣工を予定しております。

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ウ 工事の影響について
工事の影響について伺います。
(教育部長)
工事にあたりましては、児童の安全を第一に考えるとともに、学校運営に影響が出ないよう、防音対策を図るほか、学校とも連携を密にしながら、実施時期や実施時間を調整するなど、授業に影響がでないよう、努めて参りたいと考えております。

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注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。

第12回中之作朝市

いわきの沿岸漁業は試験操業がつづいていて、カツオ漁が盛んだった中之作港も活気がなくなって久しい。そこで、地元の中之作水産加工業協同組合さんらが中心となって、「風評に負けない地域づくり」として、朝市を魚市場の場所でやっています。土曜日の早朝7:00-9:00限定で、もう12回目だそうです。
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その場で揚げたてのかまぼこ。たくさん買うとおまけしてくれます!

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渡辺町の農園「ファーマーズハウスさわ」からの、椎茸原木栽培キットや、季節の野菜が出品されていました。

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小名浜にある上野台豊商店のさんまポーポー焼き、350円/袋。会社で扱っている商品のほとんどが、サンマ及びサンマ加工品という、究極のサンマ専門店です。お店のホームページによると、ぽーぽー焼きの名前の由来は二説あり、①漁師が船上で料理する際に、さんまの脂が炭火に落ちてポーポーと炎が出た。②アツアツのところを食べるので、ポーポーと息をしながら食べた。とのこと。どちらが本当なんでしょうか。

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小名浜とサンマをこよなく愛していることがにじんでくる、はっぴでした。

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中之作港内で釣り糸をたれる方。カレイ狙いだそうですが、まだ坊主でした・・・港内にほとんど漁船の姿はなく、のんびりとした土曜日の朝でした。

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平成29年12月議会 一般質問(災害公営住宅の家賃減免制度)

災害公営住宅における市独自の家賃減免制度の見直しについて

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<動画はコチラ> https://youtu.be/Nhr0v5in-xA?t=3
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大きな質問の3つ目は、災害公営住宅における市独自の家賃減免制度の見直しについてであります。
では災害公営住宅の入居者に対し、被災者の負担軽減や早期の生活再建に向けた支援を目的として、災害公営住宅の管理開始から5年間にわたり、市独自の家賃減免措置を行い、入居者の皆様の速やかな生活再建に大きく貢献しているところですが、災害公営住宅の入居者の皆様の声を聴きますと、津波被害を受け、財産を失った年金生活の老夫婦などから、市独自の家賃減免制度の延長を望む声があります。
また、一方で震災復興土地区画整理事業地内で、自宅再建を計画している世帯からは、いまだ宅地引渡しをされていない中、平成30年4月に収入超過者に認定されると、家賃の減免がなくなり、自宅の再建費用と併せ、金銭的な負担が増えるなどの声も聞かれます。
そのことから、次のことについて、質問します。

(1) 収入超過者について
災害公営住宅入居者のうち、現時点において収入超過者と認定される見込み数について伺います。

(土木部長)
収入超過者の認定は、認定基準日である10月1日に入居開始から3年目を迎え、かつ、収入超過者の収入基準を超えた方を、翌年4月から収入超過者と認定しております。
本市の災害公営住宅においては、本年10月末時点の16団地1,453世帯に対して試算しますと、平成30年度に初めて収入超過者が発生し平成31年度、平成32年度と新たな認定者が発生しますが、各年度において収入超過者として認定される世帯数は、平成30年度が87世帯、平成31年度が94世帯、平成32年度が85世帯で、3カ年の合計で266世帯と見込まれています。

(2) 改訂後の家賃について
収入超過者として認定された場合、現在の家賃と比べ、どのくらい家賃が上がるのか伺います。

(土木部長)
公営住宅の家賃につきましては、政令月収の低い順から1階層から8階層に区分されており、このうち収入超過者の階層は、5階層から8階層であり階層に応じて段階的に、民間賃貸住宅の家賃相当額である、近傍同種家賃まで引き上げることとなります。
収入超過者の家賃を豊間団地3LDK 約75㎡の間取りを例に、平成29年度の家賃で算定し比較しますと、収入超過者認定後、5年をかけて段階的に近傍同種家賃となる5階層では、現在3万1,400円の家賃が、6万9,800円となり、家賃の値上がりは3万8,400円となります。
また、収入超過者認定後、直ちに近傍同種家賃となる8階層では、現在の4万8,900円の家賃が11万5,400円となり、家賃の値上がりは6万6,500円となります。

収入超過者の方については、2倍を超える家賃に値上がりし、また、それ以外の低額所得者の方については、市独自の家賃減免措置が、災害公営住宅の管理開始から5年間で終了するわけですが、

(3) 市独自の家賃減免制度の見直しについて
市独自の家賃減免制度を、今後見直す考えがあるのか伺います。

(市長)
市独自の家賃減免制度につきましては、平成26年3月から適用し、管理開始から5年間にわたり実施することにより、所期の目的である、応急仮設住宅等一時提供住宅から災害公営住宅への移行に係る負担軽減や、早期の生活再建に向けた支援などに大きく貢献しているものと考えておりますが、市独自の家賃減免制度の見直しにつきましては、まず、低所得者の方に対しましては、家賃減免が災害公営住宅の管理開始から5年間で終了するとともに、時期をおなじくして、国の家賃減免制度である東日本大震災特別家賃低減事業の減免率も段階的に引き下げられ、少なからず影響が考えられることから、最も早く家賃減免が終了する関船団地の平成31年2月までに、入居者の収入状況や世帯構成など、実態の把握を行いながら、家賃減免の延長の是非について、検討して参りたいと考えております。
また、収入超過者の方に対しましては、入居説明会等において、市独自の家賃減免が受けられないことを説明しておりますが、震災復興土地区画整理事業地内の宅地引渡し完了見通しが平成30年3月となっており、引き渡し後の自宅の再建に半年程度の期間を要することを考慮し、来年4月から収入超過者として認定されている方がいるかとから、早急に対応を検討して参りたいと考えております。

家賃減免制度は確実に入居者にメリットがあります。一方、市営住宅に入居を希望する低所得者世帯が多数あり、それらとの機会の公平を図る必要もあります。福祉政策として検討すべき点と、住宅政策で検討すべき点を明確にし、対応されることを要望し、私の質問を終了いたします。ご静聴、誠にありがとうございました。

<いわき民報2017.12.12の一面に掲載されました>
http://bit.ly/2BVPm4A
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注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。

平成29年12月議会 一般質問(磐城平城・城跡公園)

(仮称)磐城平城・城跡公園について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<動画はコチラ>https://youtu.be/UeuWPYsrydQ
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大きな質問の2番目は、(仮称)磐城平城・城跡公園についてであります。私は、常々、われわれ現代人の生活は先人たちの歩みの上に成り立っており、我々はそれに感謝し、その志を次の世代へ受け継いでいかなければならないと考えております。磐城平城本丸跡地につきましても、先人たちの活動の息吹を感じることができる貴重な場所として後世に伝えていく必要があります。
日本国内の内戦として最も大きなもののひとつである関ヶ原合戦の前哨戦である伏見城の戦いにおいて、徳川家の重臣 鳥居元忠は、玉砕を覚悟で伏見城に立てこもり最終的には自刃しましたが、西軍の大軍の足止めに成功しました。この時の功績・忠節は「三河武士の鑑」と称され、徳川家康は伏見城の血染め畳を江戸城の伏見櫓の階上におき、登城した大名たちに「元忠がこと忘るるべからず」と、元忠の精忠を偲ばせたそうです。そしてその功績から鳥居元忠の嫡男・忠政が磐城平藩10万石の藩主となります。そのときの10万石の磐城の国がちょうどいまの久之浜から勿来にいたるいわき市の面積とほぼ同じということになり、いわき市の原点のひとつであります。磐城平城はその磐城の国の象徴として、鳥居忠政が仙台の伊達藩に備えるために、12年をかけて江戸時代初期に築城した当時最新式の城であり、その城下町としていわきだいらの市街が発展してきたという歴史があります。幕末には、老中首座であった磐城平藩主安藤信正公その人が戊辰戦争を戦った地でもあります。安藤信正公の日本国に対する業績は、極めて大きい。第一に米国が領有を主張していた小笠原諸島を、積極的に日本人の開拓・入植を進め、ついに日本領有宣言し、日本固有の領土として国際的に認めさせたこと、第二にロシア軍艦対馬占領事件の解決、すなわちロシア帝国の軍艦ポサドニック号が対馬を占拠し、兵舎・工場・練兵場などを建設して半年余にわたって滞留した事件を円満に退去させたこと、第三に幕末テロリズムを契機とした井伊彦根藩と徳川水戸藩との国内内戦を回避・調停したこと、第四にイギリス・フランスによる日本占領計画を極秘裏に回避させたこと、第五に孝明天皇の妹御和宮と将軍徳川家茂との婚姻、いわゆる公武合体により皇室と幕府をつなげたこと等、獅子奮迅の活躍をされました。安藤信正公おひとりでNHKの大河ドラマの主役を張れるほどのエピソードと活躍であります。私としてはぜひ将来の大河ドラマの主役候補としてNHKさんには注目していただきたいと思っております。それはともかく、幕末の日本を西欧列強の植民地化から救った、当時日本一の活躍をした先人であり、まさにわれわれいわきの郷土の偉人というにふさわしいと思います。

<安藤信正公の銅像は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43731719.html

そんな先人たちがかつて活動していた磐城平城本丸跡地では、平成27年度から民間団体により一般開放イベントが開催され、その後も通年を通し、様々なイベントが実施されて参りました。
特に、昨年度の平成28年度においては、いわき市市制50周年ということで記念事業が開催されました。10月にいわき駅前広場と磐城平城本丸跡地で、「磐城平城復元一夜城プロジェクト」が平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチームにより実施されました。まさに一夜にして、ホンモノさながらの磐城平城の三階櫓ができ、そのライトアップされた姿を駅ペデストリアンデッキや田町の銀座通りから見た方も多いのではないでしょうか。ベニヤ作りではありましたが、松明に照らされたその姿を見て、改めてこの磐城の国に誇りを感じることができました。このような市民レベルの活動を通した機運の高まりを受け、市は、磐城平城本丸跡地の公有地化を図り、公園整備を進めることとしております。
そこで、この(仮称)磐城平城・城跡公園について、以下、質問いたします。

<磐城平城復元一夜城プロジェクトは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48740011.html

(1) 用地取得状況について
公園整備に向けて、今年度より用地取得に着手され、今回の12月定例会に財産取得の議案が提出されております。そこで、用地取得のプロセスは現状どのようになっているのか伺います。

(都市建設部長)
(仮称)磐城平城・城跡公園の整備につきましては、「いわき市中心市街地活性化基本計画」に策定に併せ、社会資本整備総合交付金の活用について、国・県と事前協議を重ねてきたところであり、その結果、本年3月に、同基本計画が国から認定されたことを受け、4月には「中心市街地活性化広場公園整備事業」として新規採用され、公有地化に着手したところであります。
本公園の用地取得につきましては、国の交付金内示額を受け、平成29年度・30年度の2箇年で実施することとし、これまで、公園予定地すべての地権者へ事業説明を行い、公有地化に係る合意形成に努めてきたところであり、今年度は、全体面積約1.5㏊のうち、本丸跡地の平場部分約0.8㏊の取得について、地権者と交渉を進め、去る10月31日に土地売買仮契約を締結いたしましたことから、本定例会に、財産取得に係る議案を提出したものであります。
また、平成30年度につきましては、残る用地取得等を進め、公有地化を完了させる計画でありまして、事業費の確保について、国・県に対し要望を行っているところであります。

<磐城平城本丸跡地は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36497002.html

(2) 整備計画について
具体的な計画策定について
用地取得が予定通り進めば、次のステップとして公園の整備に着手することになると思います。本年8月には、(仮称)磐城平城・城跡公園構想図が公表されております。お手元の配付資料をご覧ください。この具体的な整備計画の策定はどのようになっているのか伺います。

<磐城平城・城跡公園構想図は、コチラ>
http://bit.ly/2C04uxQ

(都市建設部長)
本公園につきましては、今年度、公有地化に向けた用地取得に着手するにあたり、地権者の方々をはじめ、多くの市民の皆様に整備イメージを共有していただくため、本年8月に公表いたしました(仮称)磐城平城・城跡公園整備構想図において、1つとして、市民が自分たちの街の歴史を振り返り、新たにいわきを知るきっかけとなる「歴史・文化拠点」として2つとして、貴重な緑のシンボルとして、四季を彩る緑豊かなランドマークとなる「緑の拠点」として、3つとして、市民や来訪者の思い出づくりや、憩いとやすらぎを得ることの出来る「地域のコミュニティ拠点」として機能させるとの3つの基本方針をお示ししたところであります。
この基本方針に基づき、今年度は、櫓や塀を除く広場や園路、トイレ、駐車場等の公園施設の配置や規模等に係る施設設計、既存樹木を活用した植栽計画、電気や排水設備に係る設備計画等の検討を行うとともに、既存家屋の構造等の調査や、公園施設としての利活用等について検討を進めているところであり、概算工事費や維持管理費の算出、基本計画図の作成等を行った上で、基本計画を策定して参りたいと考えております。

今後世界経済は、ますますヒト・モノ・カネ・情報の流れが加速化、グローバル化が進んでいき、ローカルな経済に大きなインパクトと与える、いわゆるグローカルな社会になっていくと思います。その社会はしばしば、「マクドナルド化」というキャッチワードに代表されるように、モノや文化、習慣等の均質化や画一化が進んでいくわけです。では、そのような世界で、どのようにして地域は生き残っていくのでしょうか。そのキーは、均質化や画一化とは真逆の、固有の文化、習慣、オリジナリティ等による多様性・差別化であります。すなわち地域の先人たちが築いてきた生活・文化・歴史の全体こそが、その地域を均質的な世界のスタンダードから差別化することができるのです。特に地域の歴史は、世界のどこにもない、その地域の完全に100%オリジナルなものです。だからこそいわきの生活・文化・歴史を我々自らが誇り、堂々と自慢していこうではありませんか。
こういった城跡公園構想図のようなプランが可視化されてくると、市民も城跡公園のイメージができてくるかと思います。ただし安全や清潔さに配慮するのはもちろんですが、歴史と先人の歩みを感じることができるというコンセプトだけは外さないでいただきたい。ともすれば、しっかりとした新品の建物、設備を作りがちですが、そうではなく、なるたけ当時使用されていた本物を使って、当時の雰囲気を醸成していただきたい。例えば、磐城平城にはさまざまな門がありました。ほとんどが戊辰戦争時の焼失もしくは後に民間譲渡され現存しているものは数少ないと聞き及んでおります。しかし、磐城平城の長橋門は部材として解体され、いわき市の倉庫保管となっていますし、掻槌門などは民間が保有していると聞き及んでおります。これらについてもぜひ城跡公園内に移設もしくは、想定復元等をし、ホンモノを展示し市民が見て触れることができるようしていただきたいと思います。

<磐城平城の長橋門は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/35887629.html
<磐城平城の掻槌門は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49907171.html

公園整備のスケジュールについて
次に、今後の公園整備のスケジュールについて伺います。

(都市建設部長)
今年度策定する基本計画に基づき、平成30年度は詳細設計を実施し、平成31年度より、公園や広場などの施設整備に順次着手する計画であり、「いわき市中心市街地活性化基本計画」の計画期間の終期であります、平成33年度内の完成を目途に、整備を進めて参りたいと考えております。

磐城平城本丸跡地の公有地化につきましては、過去の議会において幾度も討論されて参りました。私も平成26年にまだ公開されていなかった本丸跡地及び旧仮藩庁の建物を実査・調査し、その歴史的価値を直感しました。そして平成27年2月議会において、JRデスティネーションキャンペーン期間における磐城平城の一般限定公開への協力について提案させていただきました。一方、その課題の多さからその時点では公有地化は実現には至りませんでした。

<平成27年2月議会での提案は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/43053468.html

そのような中、清水市長は、常々おっしゃっておられる「歴史を感じることができ、風格のあるいわき市」の実現に向けた取組みの一つとして、(仮称)磐城平城・城跡公園の整備を積極的に推進されました。そして、地権者のご理解のもと、今年度一部ではありますが、このようにスピーディに公有地化がはかれる見通しとなったことは、大変素晴らしいことであると思っております。
これには、市民有志による「いわき駅前賑わい創出協議会」が、平地区中心市街地の賑わい創出に向け、平成24年度に「平まちなか復興まちづくり計画」を策定していたという実績があります。また平まちなか復興まちづくり計画推進プロジェクトチームをはじめとした民間団体が手弁当で尽力され、本丸跡地において趣向を凝らした様々なイベントを開催したことにより、多くの市民や観光客がこの地を訪れるようになりました。週末開放だけでなく、野外での野点のお茶会、旧仮藩庁の建物を利用した茶道、書道、華道、さらには屋外での剣道の試合、全国のクラフトビールの飲み比べビア博などのイベントに参加された方も多いのではないでしょうか。私も安藤家御家流(おいえりゅう)という武家式の呈茶の席等に何度か参加させていただきましたが、当時の藩主や藩士たちが同じ場所で同じお茶を飲んでいたかと思いをはせると、自分たちのルーツを改めて感じることができました。これらの市民活動により、本丸跡地に訪れた方が本市の歴史に触れる機会が増え、機運醸成が図られたこと、また、これらの民間団体の活動を受け、市が、本公園の整備も主要事業の一つに位置づけた「いわき市中心市街地活性化基本計画」の策定に取組み、本年3月に国の認定を受けたこと、さらには、清水市長が先頭に立って、本公園の整備等に対する国の交付金事業採択を強く要望され、本年4月に補助金の採択を受けたことなど、これまでに官民が一体となって取り組んできた努力の賜物であると感じております。

<安藤家御家流は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/34873398.html

本市の歴史や文化を感じることができる本公園の整備は、市民の郷土愛の醸成や、城下町の個性を活かした魅力あるまちづくり、さらには、本市の交流人口の増加にもつながるものと期待されておりますことから、先ほどのご答弁にありました、平成33年度末の完成に向け、引き続き推進していただくよう要望いたします。
また、磐城平城の代表的な櫓である三階櫓などについては、市民の誇りと郷土愛を育み、誰もが訪れたくなる魅力ある城跡公園の整備につながる貴重な施設であると考えており、用地取得を含めた公園整備を着実に進めていただくことは、今後検討される櫓等の実現にも追い風になるものと思っております。
ちなみに、長崎県平戸市では、民間企業と連携して、平戸城天守閣に泊まる「日本初キャッスル・ステイ」を実施したところ、全国から7000組を超えるカップルから応募が殺到したそうです。そして当日は学生ボランティアらが甲冑姿の武者行列でお出迎えし、市中心部を見下ろす天守閣に寝室を用意し、忍者姿の市職員が警護したそうです。夕食には、地元食材を使って400年前を再現した大名御膳を再現し、宿泊者は、当時の殿様・姫様になりきっていただくというツアーです。これはまさに新たなまちづくりによる交流人口の拡大・地域活性化であり、現代社会の消費の二極化など現代の多様化した観光ニーズに合った地方での取組みといえるでしょう。ぜひ現代社会の多様なニーズを取り込み、積極的に民間と連携し、磐城平城・城跡公園を市民が愛することができるような取組みをお願いいたします。
また今回の用地取得の対象の一部である、いわき駅北口広場の左手正面、磐城平城・本丸跡地の下に設置されている鈴木辰三郎氏の銅像についても気に掛けていただきたいと思っております。鈴木辰三郎氏は、戦後、平駅南口の駅前通り、いわゆる30m通りを作った方です。戦災前の衆議院議員、戦災後の平市の初の民選市長として、旧市庁舎の新築、市財政の供給源としての平競輪場、いまでも市の一般会計へ毎年数億円の繰り出しを行っている平競輪、その開設その他多数の功績を残しました。平駅の駅前通りはもととなる道路があったわけではなく、完全なる民有地だったそうです。そこを鈴木辰三郎氏が、市政の発展に駅前通りが不可欠であるため駅南口に幅員50mの駅前通りの実現を強硬に主張したそうです。紆余曲折の上、30mの幅員で開設されました。鈴木氏の先見の明には、頭が下がります。もし幅員50mであったならば、いわき駅前の街はどんな発展になっていたのか?と思いをはせます。ぜひそんな鈴木辰三郎氏の銅像を自らが作った30m通りを見渡せる城跡公園に移設していただけないでしょうか。銅像が人通りがある場所に設置されていれば、駅前通りを歩くときにも先人の歩みを感じることができ、若者だけでなく全世代に関わる地元歴史教育にも役立つと思うのですが、いかがでしょうか。そんな野望も要望させていただき、次の質問に移ります。

<鈴木辰三郎氏は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/20331870.html
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注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。

平成29年12月議会 一般質問(いわきFCスタジアム・アリーナ建設)

スポーツを核とした地域創生について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<動画はコチラ>https://youtu.be/4W3dPbL5Hs4?t=132
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大きな質問の一つ目は、スポーツを核とした地域創生についてであります。
 近年、我が国においては、少子高齢化や人口減少の進行に伴い、地域コミュニティの衰退が進みつつあります。そこでは様々な悩みを抱えながら家族以外に相談できる場がない子どもたちや、退職後に地域社会になじめず孤立する中高年層などへの対応が、課題となってまいります。
 また、他方では、第4次産業革命といわれておりますが、ロボット技術やartificial intelligence いわゆるAI、日本語でいうところの人工知能、等の急速なテクノロジーの発達があります。これらが社会環境や生活環境など様々な面に影響を与え、近い将来、人々の働き方や生活などに大きな変化をもたらされることが予測されております。英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授によれば、近い将来、機械によって多くの人間の仕事が代替されていきます。今後10~20年程度で、総雇用者の約47%、約半分の職業が自動化される可能性が高いと予測されています。私たちは働き方や日々の過ごし方、そして生活の質について改めて見つめ直し、変えていかなければならない転換期を迎えつつあります。
 こうした状況の中、文化やスポーツに親しむことは、私たちに日々の健康や、人生の楽しみをもたらすことができます。文化・スポーツ活動を通じて多様な人達とつながり交流することも可能となり、生活の質の豊かさや、生きがいにつながっていくわけです。
 とりわけ、スポーツは単に個人の健康や生活の豊かさをもたらすだけではありません。スタジアム等のスポーツ施設を核としつつ、それらを活用して様々なコンテンツを連続的にクリエイト・創造していくことで、地域情報を内外に発信していくことにより、地域ブランドの向上や、郷土愛、交流人口の拡大などを図り、まちづくりや観光、地域経済の活性化につなげていくことができます。
 スポーツには、人々の人生や地域を豊かにする力があり、地域創生を実現するための大きな柱の一つになります。このような考えのもと、以下、スポーツを核とした取組みについて質問いたします。

(1) いわき創生総合戦略におけるスポーツの位置づけについて
1点目の質問は、いわき創生総合戦略におけるスポーツの位置づけについてであります。
昨年3月に策定された、本市の地域創生の指針となる「いわき創生総合戦略」においては、地域創生を実現するための17の政策パッケージが位置づけられております。そしてその一つとして「文化・スポーツのまちづくりプロジェクト」が盛り込まれております。また、戦略の実現に向け、特に先駆的、重点的に取り組むべき3つの推進モデルの一つとして、「いわきベースキャンプ」が位置づけられており、スポーツ施設などを活用した新たな人の流れの創出に取り組んで行くこととされております。
政策パッケージとしての「文化・スポーツのまちづくりプロジェクト」について
まず一つ目として、政策パッケージとしての「文化・スポーツのまちづくりプロジェクト」とはどのような内容なのか、その概要について伺います。

(総合政策部長)
「いわき創生総合戦略」におきましては、今後急速に進行する人口減少・少子高齢化に対応し、将来にわたり活力あるまちを維持するための政策展開として17の政策パッケージを位置付けております。
このうち「文化・スポーツのまちづくりプロダクト」につきましては、文化やスポーツを軸とした交流人口の拡大、地域価値の向上を図るものであり、このうち特に、スポーツを通じたまちづくりに関しましては、参加型スポーツの観戦など、市民の皆様がスポーツに触れる機会を提供するとともに温暖な気候や多様なスポーツ施設など本市ならではの強みを活かし、スポーツ合宿や宿泊型大会の誘致を促進し、スポーツを軸とした人の流れを創り、交流人口の拡大を図ることにより、地域に新たな経済効果を創出していこうとするものであります。

いわき創生総合戦略は、人口の将来推計からの国勢調査の人口トレンドを踏まえた推計では、2060年のいわき市の人口は、15万3千人と推計しています。人口減少局面をいたずらに不安をあおることなく、空気に流されず、それにどのように対応していく、もしくはこれを所与と捉え、いたずらに感情的に場当たり的に積極的にして対応いかないこと等を考えていく必要があります。これがまさに総合戦略であり、そのさまざまな施策のひとつとしてスポーツが位置づけられているというわけであります。

推進モデルとしての「いわきベースキャンプ」について
次に、推進モデルとしての「いわきベースキャンプ」とはどのようなものか、その概要について伺います。

(総合政策部長)
いわき創生総合戦略におきましては、政策パッケージで上げる様々な取組みを相互の連携のもとに実現し、その効果を最大限に発揮するため、特に先駆的、重点的に取り組むべき事項として、各政策を横繋ぎして展開する3つの推進モデルを位置付けております。
その一つである「いわきベースキャンプ」につきまいては、本市の地理的特性や温暖な気候、温泉や文化施設、スポーツ施設など、本市ならではの多彩な地域資源を最大限に活用し、スポーツや文化に関する合宿需要の取り込みや、廃炉・ロボット、再生可能エネルギーに関する学会・国際会議等の誘致など、本市に人が集い、滞在する仕組みづくりを進めていこうとするものであります。

(2) 地域未来投資促進法への対応について
2点目の質問は、国が法律として制定した、地域未来投資促進法への対応についてであります。
今年6月に我が国の成長戦略である「未来投資戦略2017」が閣議決定されました。そこでは、地域経済に好循環を生み出す新たな成長分野として、IOTやAI人工知能、環境・エネルギー、ヘルスケア等に加え、スポーツや観光と位置づけられています。この中では、スポーツのみならず音楽イベントや健康づくりなど、多様な世代が集い、地域の賑わいやコミュニティ創出の拠点となるスタジアム・アリーナ構想など、スポーツを通じた具体的な地域振興策が盛り込まれ、国は、こうしたスポーツを核とした地域活性化に向けた政府一体の取組みを「スポーツ未来開拓プラン」として今年から実行していくこととしています。
また今年7月には、これら国の成長戦略に沿った取組みを実現しようとする地方自治体や民間事業者について集中的に支援することを目的として、「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律」、いわゆる「地域未来投資促進法」が施行されたところであります。

法律の概要について
まず一つ目として、この地域未来投資促進法とは何なのか、その概要について伺います。

(総合政策部長)
いわゆる「地域未来投資促進法」につきまいては、地域経済における稼ぐ力の好循環を実現し、地域の特性を生かした成長性の高い新たな分野に挑戦する取組みを支援するため、従来の「企業立地促進法」を改正し、本年7月に施行されたものであります。
その内容といたしましては、成長ものづくり分野に加え、観光・スポーツや環境・エネルギー、ヘルスケアなど、地域で生まれつつある、将来の市場規模拡大が見込まれる成長分野についても対象とし、地域に経済的波及効果をもたらす事業者及び地方公共団体の取組みに対し国が税財政・金融・規制緩和等の面から様々な支援を講じるものであります。
なお、国は本年9月に、同法に基づき、第1回目として全国から提出された70の基本計画に同意を行ったところであり、本市におきましては、成長ものづくり分野につきまして、同意を受けたところであります。

スポーツ未来開拓プランにおけるスタジアムの位置づけについて
集客施設、吸引施設としてのスタジアムがキーとなると思います。次に、スポーツ未来開拓プランにおけるスタジアムの位置づけについて伺います。

(総合政策部長)
スポーツ未来開拓プラン」は、わが国の未来への投資拡大に向けた成長戦略や構造改革の加速化を図るため、昨年9月に政府が設置した「未来投資会議」の第6回会議において示されたものであり、スタジアム・アリーナ改革などを含めたスポーツを核とした地域活性化に向けた関係省庁連携による政府一体の取組みを取りまとめたものであります。
その内容といたしましては、スタジアムやアリーナなどのスポーツ施設を、スポーツのみならず音楽イベントや健康づくりなど、まちの賑わいやコミュニティ創出の拠点として活用し、集客力を高めていくことで、収益力のある運営モデルを確立するため、効率的かつ効果的な整備や民間活力を活用した事業方式の検討を進めていくことなどが打ち出されており、これら地域経済を牽引する事業を地域未来投資促進法により集中支援することなどが示されているところであります。

スポーツを核とした地域創生に対する市の考え方について
これら国の動きを踏まえた上で、スポーツを核とした地域創生に対する市の考え方について伺います。

(市長)
本市におきましては、本年10月に市内の各界、各分野68団体が参加し、「スポーツによる人・まちづくり推進協議会」が設立され、本市初のプロスポーツチームを目指すいわきFCを運営するいわきスポーツクラブをはじめとする地域の様々な主体による連携・協力のもと、市民の皆様の健康増進や、未来を拓く人材の育成、シティセールスによる都市ブランド力の向上、さらには、スポーツビジネスの振興による雇用の拡大や地域経済の活性化などの視点も取り入れながら、スポーツを通じた人づくり、まちづくりを進めていくこととしているところであります。
こうした動きを本誌の地域創生に具体的につなげていくためには、先ほど総合政策部長からご答弁申し上げた「スポーツ未来開拓プラン」などの国の政策動向を的確に踏まえた先駆的な取組みが必要であることから、スポーツツーリズムの促進やヘルスケア事業など本市独自の「スポーツを軸としたまちづくり」について、地域未来投資促進法に基づく政策展開を図るべく、現在、国との協議を進めているところであります。

スタジアム整備に関する具体的な進め方について
スタジアム整備に関する具体的な進め方について、現時点でどのように考えているのか伺います。

(市長)
スタジアムの整備にあたりましては、スポーツのみならず、本市の未来に向けた都市戦略として捉える必要があり、その整備主体や整備手法、立地場所、規模や機能さらには、財源確保や管理運営体制など、整理すべき様々な課題が想定されるところであります。
このため、市といたしましては、Jリーグスタジアムの先進事例なども幅広く調査研究しながら、今後のいわきFCの動向や市民の皆様の意識の高まりなども留意しつつ、市の関わりに在り方について、適切に判断して参りたいと考えております。
また、これらの検討にあたりましては、本市の地域特性やポテンシャルを踏まえつつ、スポーツビジネスを取り巻く環境変化などについて客観的・専門的な見地からの調査及び評価が不可欠でありますことから、今後、専門機関による事業可能性調査を実施する必要があるものと認識しております。

未来投資戦略2017の中に記載のある観光2017ビジョンでは、スポーツ産業を通じた地域展開として、多様な交流拠点となるスタジアム・アリーナの実現として、2025年までに20カ所のスタジアム・アリーナ実現を目指すとされております。
いま、いわきで快進撃を続けるサッカーチームいわきFCは「スポーツを通じて、いわき市を東北一の都市にする」という理念の元、2015年12月に発足したプロサッカークラブであります。ファンクラブもあり、多くの市民が入会していると思います。試合観戦に来る観客動員が増えれば、ハコとなるスタジアムが必要となります。現在のいわきFCのホームグラウンドであるいわきFCパークのサッカー場の収容人数は400人、いわき市が保有するいわきグリーンフィールドの収容人員5,600人であり、観客動員数が増えてくれば、さらなる収容人数の増加に向け、新たなスタジアムの建設を計画していると伺っております。ぜひこの国の示している未来投資戦略2017の方針、観光2017ビジョンのトレンドの追い風をうまく使っていただきたいと思います。

<いわきFCパークは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/50282102.html
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<福島民友の記事は、コチラ>
http://bit.ly/2BVPm4A

注)上記記載内容は、当方の手許メモを元に作成したものですので、正確には市議会公式HPをご確認下さるようお願いいたします。

ふくしま名物 柏屋薄皮饅頭×ソウルドリンク 酪王カフェオレのコラボ!!!

日本三大まんじゅうは?その問いに即答できる人はいない。しかし福島県民なら、かしわやのうすかわまんじゅうが、その一つだと断言できるはず。柏屋は創業150年もの歴史を持ち、当時から変わらないシンプルな形の黒糖を混ぜ合わせたこげ茶色の薄皮で包み込んだ饅頭。

ちなみに、日本三大まんじゅうの残り二つは、志ほせ饅頭(東京都)と大手まんぢゅう(岡山県)といわれています。まあとにかく、この3つは日本まんじゅうサミットで、三大まんじゅう宣言をしたということで、(自称)日本三大饅頭ということで、まちがいなかろうと思います。

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柏屋さん・酪王牛乳さんはいずれも福島県創業の会社。その二社がコラボして、商品開発しているのは嬉しい限り、福島県民として全面的に応援したいので、買います。まあ、いわき創業ではありませんが、オール福島という意味ではぜひ応援したい。

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その名も「酪王カフェオレロール」!柏屋の洋菓子製造技術に、酪王牛乳がそのカフェオレを材料に提供。これぞ福島の相乗効果。パッケージも酪王カフェオレを彷彿とさせ、フクシマ好きにはたまらない。

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酪王牛乳×柏屋=シュークリーム。一個150円ですよ!リーズナブル過ぎる!!!定番のシュークリームも、酪王牛乳のミルクを使っているのですね。こういう地産地消の取組みが、地域ブランド化の第一歩だと思います。ぜひ参考になりますね。

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平谷川瀬の店舗は大きくないものの、無料のお茶やコーヒーサービス。無料の試食商品、さらには商品購入後のスタッフによる店舗外までのお客のお見送り等、気持ちの良い買い物に心を砕いているのを肌で感じます。商品の見た目や味だけでなく、こういった総合的な気持ちよさが、顧客の次回の来店につながる。

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14歳からのお金の話 池上彰著

「世の中の不思議を、お金から考える」。おかねって、そもそも何?原点は物々交換にありました。日本経済を広く知る池上氏ならではの本です。14才のみならず大学生にも読んで欲しい(さすがに、社会人にとっての常識であってほしい・・・)。

考えてみると、日本の学校教育は、お金を真正面から教える教科がない。そもそも学校の教諭が知らない(教育カリキュラムに存在しない)し、民間企業の就業経験がないのだから、子どもたちに教えられるはずがない。その意味でも、お金にまつわる基本を丁寧に解説することに、大きな意味があると思います。

1. お金とは何か?:お金の成り立ち・役割、お金の貸し借り・金融機関
2. 分業で人間は豊かになった:分業、値段、需要と供給、外国との分業、円安/円高
3. 株式会社で人類は発展した:リスクを限定して投資する仕組みの誕生、株式市場、現代の会社の役割
4. 景気はよくなったり悪くなったり:景気とは、インフレ/デフレ、バブルの誕生
5. 豊かになるためには国が必要だ:国の役割・税金、年金、財政、規制の善悪
6. みんなが豊かになるためには?:資本主義/社会主義、グローバル化、格差をなくすには

大人がまじめに読んで、なるほど!という部分は少ないだろうけれど、小中高(大学生も?)には、非常にオススメの本でした!

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キャシーさんからファシリティグラフィックを学ぶ会

キャシーさんからファシリティグラフィックを学ぶ会。ハマコン等でファシグラの有用性は体感してましたので、ちょっとだけでも体得したい!と思ってました。ペンの持ち方使い方から始まり、アイコンの表情指導まで!濃密なレクチャーでした!!!

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ファシリティグラフィックの肝のひとつは、アイコンを描くとき、意味がわかり、素早く描けること。リアルに正確に丁寧に描くことよりも、特徴をつかんでシンプルにすることです。そのイメージが、「このへんで」。

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いろんなモノ・コトをアイコン化する練習をしました。

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人物の表情も難しいモノのひとつ。その表情を、眉の形4種類、口の形3種類の計12種類を用意してみると、あら不思議。ほとんどの表情ができてしまう!さらに、顔の向きも左右・上下・斜めを用意すれば、かなりの表情をカバーできそうです!

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たった12種類で、表情の多くが表現できていることに、不思議!

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キャシーさんが堀江貴文さんの生講演を聴いたときの記録としてのファシリティグラフィックの実際を見せてもらいました。講演を聴きながらペンを走らせて、聞いたことをまとめたものです。聞いた内容を把握し、自分なりに咀嚼・昇華しないと、これはできない。人の話を良く聞く、要点をまとめる、抽象化する、これがいつもできたら良いですね。練習したいと思いました。

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現場からの医療改革推進協議会 第12回シンポジウム

現場からの医療改革推進協議会シンポジウムの第12回シンポジウムが、東京大学本郷キャンパス福武ホールで開催されました。毎回ですが、医療関係のみならず、政策、メディア、教育等の異なる分野の発表者による有機的な連携が魅力の会で、今回も非常に大きな気づきやアイデアをいただいて参りました。

<昨年の現場からの医療改革推進協議会シンポジウム2016は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48962992.html
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会の実質的な運営を担ってくださっている一般社団医療ガバナンス学会の上昌弘先生。東京大学医科学研究所時代から、灘高・東京大学剣道部の人的ネットワークを駆使して、独自の情報網を構築し、鋭い現状分析と問題提起してきました。このシンポジウムも医療現場における問題事例を取り上げ、医療現場の主人公である患者とそれを直接支える医療スタッフたちが、現場の視点から具体的な問題提起を行い、その適切な解決策を議論する機会と場となっています。

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その道のベテランの方の発表ばかりでなく、卒業後数年の超若手の発表等もあり、ジョーク混じりで進行するのは、知的な頭の体操やエンターテインメントといえるかもしれません。

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相馬市の立谷秀清市長も、新研修医制度に対するご意見を述べられました。2017.12.17に投票される市長選に5選を目指して活動されていますが、それでもこういった場所に来てくださるのは、このシンポジウムの重要性をはっきりと認識されているからだと思います。相馬市の井戸端長屋は、災害公営住宅としてデザインが秀逸なだけでなく、高齢者の介護の理想型のひとつだと思いますが、これらはすべて立谷市長のリーダーシップで実現したものです。

<相馬井戸端長屋 デザインとコンセプトが秀逸!は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46738545.html
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南相馬市立病院の院長に就任された及川友好先生。脳神経外科専門で脳卒中センターの病棟を新築されたところです。実は、及川先生は磐城高校の先輩です。そんな関係もあり、公立病院のあるべき姿等、いろいろ情報交換させていただきました。

<南相馬市立総合病院 初期研修医100%フルマッチは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46671311.html
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震災後に、南相馬市に単身送り込まれた坪倉正治氏。当時は、東京大学医学部の先輩・同級生から「気でも狂ったか」「おまえのキャリアは、もうない」と批判されたそうです。その後、坪倉医師は、地域に溶け込み、地域医療の現場に身を預ける傍ら、じっくりと現場でしか集められない医療データを収集・分析し、いくつかの貴重な論文を発表し続けました。そして今では、当時批判していた方々から、うらやましがられているそうです。やはり、当時、人生のキャリアのリスクをとって被災地に飛び込んだ勇気、そしてめげずにやり続けた継続力が、実を付けたということでしょう。

それから作家・医師の久坂部羊氏にお会いできたことも大きな収穫でした。

<坪倉正治先生のよくわかる放射線教室は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/41864684.html
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折しも東京大学本郷キャンパスは、銀杏で美しかった。

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いわきでハンバーガーっつったら、「れたす」っしょ!いわきのソウルフード

いわきでハンバーガーっつったら、「れたす」っしょ!かつては平駅前の白銀にあった「ハンバーガーレタス」。小名浜のチーナン食堂等に並ぶ、いわきのソウルフードのひとつといって過言ではありません。私たち世代には、懐かしい場所です。その後、スーパーマルト白土店近くの平作町に移転しましたが、さらに移転し、現在は小名浜のタウンモールリスポ内にあります。それが2018年1月15日に閉店決定してしまいました!

れたすの特徴は、なんといっても注文してから手作業で調理することと、材料としてのレタスのボリューム感です(個人的感想)。CMやチラシでは、肉や野菜のボリュームを強調していても、実際の商品は、そうでもなかったりします(いわゆる過大広告)。しかし、「れたす」のボリューム感は、ホンモノです。

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アーリーアメリカンを意識した店内は、リッチ感はありませんが、グリーンをベースカラーとした統一的な色調でまとめられています。いわき地元だけの店舗ですが、これはセンス良い。

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店内は、ローカル一色。リスポに来たサンダル履きの家族が、ゆっくりハンバーガーを食べてのんびり、ゆったり過ごす場所として、良いのでしょう。海外展開のハンバーガーチェーン店よりは、価格帯は上ですが、店員さんとの距離感の近さ、調理の手作り感は、圧倒的にれたすに軍配が上がります。

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セットにできる、フィンガーチキンが秀逸!大手ハンバーガーチェーン店のそれが、鶏のくず肉の成形肉で作られているのに対し、鶏肉そのものを裁断したものをフライして提供されています!これはホンモノ。

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日本のオリジナル!いわきオリジナル!の、はんばーがー。いい味だしてますね。

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いわき地域学会巡検 笠間神谷陣屋

いわき地域学会巡検に参加しました。もう58回目の開催だそうです。今回の対象は、笠間神谷陣屋です。夏井芳徳先生を講師に、神谷公民館でまず座学です。笠間神谷陣屋は、現在の平六小にありましたが、この公民館の敷地自体も、笠間神谷陣屋の備蓄用倉庫があった場所とのこと。

<笠間藩神谷陣屋 戊辰戦争奉公碑は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47296694.html
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笠間藩は茨城県の笠間市の藩です。その飛び地がいわきにあり、それを管理するために神谷陣屋が置かれ、代官をはじめ約50人程度の藩士が詰めていたらしい。しかし幕末の戊辰戦争時に、磐城平藩が幕府側、笠間藩が官軍についたことから、1968年6月-7月にかけて戦闘状態になります。磐城平藩の藩士は約300名、それに仙台藩の藩士が約400名援軍として磐城平城にいたそうなので、笠間藩神谷陣屋の約50名は孤立無援だったといわれています。

しかし大須賀いんけんの「磐城郡村誌」や笠間藩主牧野家の「復古外記」等によれば、笠間藩神谷陣屋はかなり活躍したようです。北から来る磐城平藩の援軍である米沢藩・相馬藩の300名を阻み、磐城平城に入城させませんでした。また磐城平城が劣勢になったとき、北へ落ち延びるルートである陸前浜街道をふさいだのです。

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戊辰戦争に関しては、勝者である官軍・西軍・明治政府の歴史観で語られることが多いです。しかし、幕府軍の言い分もあるはずで、そのような記録が「戊辰私記」「磐城平藩戊辰實戦記」「磐城戊辰資料 平潟口戦記」等に残されています。このような資料からわかることは、戊辰戦争が単なる倒幕し、新政府ができたという単純なものではないということ。たった150年前に、この日本で内戦が勃発し、同国民同士で血を流したという事実を忘れてはならないと思います。

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東京大学本郷キャンパスの銀杏並木

東京大学本郷キャンパスの銀杏並木が見頃です。正門の先には、東大の象徴たる安田講堂が見えます。ちなみにこの前庭の地下には学食の中央食堂があります(現在、改装工事中)。

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銀杏並木が見事。たくさんの外国人、カップル等が、写真を撮っていました。

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絵画をやっている方も数名いらっしゃいました。

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本格的に防寒をし、絵画に打ち込む姿は美しい。これこそ「絵」になります。

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本郷キャンパスには、いろいろなところに銀杏が植えられています。だから、東京大学のマークが「銀杏」なんですね!やっと腹落ちしました。

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東京大学の顔といえば、赤門ですね。この地は、かつて加賀百万石・前田家の上屋敷でした。この赤門は御守殿門と呼ばれ、その御守殿とは、江戸時代において三位以上の大名に嫁いだ徳川将軍家の姫君の敬称。すまわち、ここは姫君が住む奥御殿の門なので、御守殿門と呼ばれたというわけ。東大の赤門は、戦時の空襲や天災を逃れた、現存唯一の御守殿門だそうです。現在は、国の重要文化財指定を受けていますが、一般の方でも普通に通行用に通れる門なので、要チェックです。

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ちなみに、前田家の本郷の藩邸の敷地は、最大で約10万4千坪、東京ドーム7.3個分だったそうです。いくら大藩とはいえ、なんというか、想像を超えていますね!

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山元町 夢いちごの郷 70億円の補助金!

宮城県亘理郡山元町といえば、東日本大震災時の津波被害で、何百ヘクタールもの農地が冠水した場所で有名。その多くがいちごのビニール栽培地でした。そして津波被害で全てが流され、生活基盤を失いました。震災ボランティアの力を借り、がれきや石を撤去し整地し、今ではビニールハウスが再建されています!

この地区では、一粒1,000円で販売されている「ミガキイチゴ」を産出する地区ではあるものの、そういう生産者ばかりではありません。当時は100名近くいちご栽培農家があったものの、震災を機に、後継者不足もあり、3-4割は廃業、現在は60名の農家が、とちおとめを主体とした品種を栽培しています。

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いちご栽培は、米作よりは安定的な利益が見込めるものの、後継者の若者を強く引きつけるほどではないそうです。それでも、国は震災後のこのイチゴ栽培復活のために、ビニールハウス建設費として、再開を希望する60件に対し、総額70億円の補助金を出し、それを原資にこのビニールハウス群はできました。

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土耕ではなく、液肥を使ったプラント栽培です。(地下水は塩分を含み、またpHコントロールが難しいため)使用する水は水道水、温度管理は重油で行うため、生産コストは、どうしても高くなってしまう。

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ちなみにいちごの出荷時期は、初春、すなわち1-5月がメインですが、いちごを最も必要とするクリスマスシーズンに合わせても出荷できるそうで、夏・秋以外は、温度調節で出荷時期を調整できるそうです。訪れたのは11月でしたが、すでに赤く熟しているものも見られました。

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近くの産直では、2パック2,500円で販売されていました。通常の市場へ卸す場合には、食べ頃の3-4日前で収穫するため、糖度は落ちてしまいますが、産直へ卸すときは直前まで熟すことができるので、糖度15程度まで高められ、付加価値が付くんですね。

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星とワインを楽しむ夕べ@ワンダーファーム

星とワインを楽しむ夕べが、四倉のワンダーファームで開催されました。運営・解説は、杉中愼さんです。杉中さんは、千葉工業大学工学修士出身で、国立天文台や日本科学未来館で勤務経験のある、星が大好きな方です。現在は、福島市で、studio STARRINGという会社を起業され、星空解説員をされています。

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食事とワインをいただきながら、前方スクリーンで杉中さんのスライドと解説を聞き、その後に、実際の夜空を眺めよう!という企画でしたが、曇天のため、後半は中止。その分、ゆっくりと食事、解説に集中することができました。

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ワンダーファームの森のキッチンは、バイキング形式です。小さい子どもさんのいる家庭でも、多少の騒音は許してもらえそうな、ゆるい雰囲気ですので、気軽に来店できそうです。

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さすが水耕トマト栽培としている、ワンダーファームさんだけあって、バイキングで提供されるトマトの種類・味付けは多かった。個人的には酢漬けになっているモノが美味しかった。

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サラダだけですが、こんな感じ。この後、専属シェフが焼いてくれた牛ステーキがサーブされたのですが、この焼き加減がミディアムレアで、また味付けがソース無しでいただけるくらいの絶妙の味加減で美味しかったです(ステーキソースもサイドに提供されます)。

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今、スペース開発では、グーグルーが賞金を出して開発競争させています。月面着陸して一定距離を走行し、地球へ向けて鮮明な画像を送ってくることができた最初の開発チームには、約30億円という高額賞金が送られるというもの。この開発競争には、当初数百チームがエントリーしていたそうですが、上記条件を満たす開発研究には、とても数十億円程度の資金では足りず、次々と撤退。現在では、欧米・インド・中国・日本を含む数チームしか残っていないそうです。

その数チームの中でも日本は最有力候補とのこと。その実機が、2017年12月28日のロケットで打ち上げが決定したそうです。ぜひその瞬間は見たいですね。杉中さん、貴重な情報提供、ありがとうございました。

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慶應義塾中等部 展覧会2017

慶應義塾中等部は、慶応義塾大学三田キャンパスに隣接してある中高一貫の私立中学校です。芦田愛菜さんが、2017年4月に入学したことで有名。中学入試における募集定員は男子約140名、女子約50名で、男子はともかく、女子の入学試験の偏差値の高さ(一説によると偏差値70!)は異常です。実際、内部進学者である慶応幼稚舎卒がかなりの割合を占めているようです。そんな中等部の文化系のサークルのための文化祭が、この展覧会です。

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開成や筑駒の文化祭に比べ、開催規模が小さいけれど、セレブ感はありますね。保護者?と思われる父の参加率が高いし(生徒名が記載されたネックストラップをかけている)、そのジャケット着用率が異常に高い(別にアメリカンカジュアルで来たって、良いじゃない?)。奥様の持っているバッグも、ちょっと良い感じのものばかり。なるほど、校風が現れますね。

<開成祭 2015は、コチラ>
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注)校内は撮影禁止ですので、公道から眺めた写真のみです。 

ユニクロ潜入一年 横田増生著

私、ファストファッション「ユニクロ」ヘビーユーザーです。暖パン、アンクルパンツ、そして定番フリースは、ほとんどユニクロ製品です。その品質と価格のバランスと、日本人の体型に合った飽きのこないベーシックなデザインは、秀逸といって良い。日本ファッション界の金字塔といっても良いと個人的には思っています。そして、産業界でもユニクロ経営をもてはやす傾向が高い。SPAや店舗展開等、良い話題に事欠きません。

さて、そんな「勝ち組」のユニクロですが、批判的に見ている方もいらっしゃるのですね。ユニクロの
柳井社長のワンマン経営と、疲弊する店舗現場を、指摘しているのが著者。なんといってもその特徴は、自らユニクロ店舗で1年以上にわたってスタッフとして働き、その見たこと経験したことを、そのまま書く「潜入ルポルタージュ」です。著書のタイトルも「潜入」という、あまりにダイレクトな表現が使われています。ユニクロに関するルポルタージュ本としては、「私たち「ユニクロ154番店」で働いていました」を読んだことがありますが、それよりもかなり批判的な書きぶりです。

<私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/25612167.html
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著者が、手厳しくしてしているのが、店舗でのサービス残業、人手不足、パワハラ、無理なシフト、出勤調整で人件費抑制、さらには海外協力工場での搾取・・・今まで消費者目線で、ユニクロ万歳、ユニクロ着てオトクにハッピーだけでは済まされない、経営の現実の側面を見せていただきました。モノを見るには、複眼思考が必要だと改めて、肝に銘じました。

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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動しています。いわき市は、震災後、複層的な問題が山積しています。公認会計士・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 認定 アンガーマネジメントファリシテーターとしてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出し、解決策を提案していきます。

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