吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2017年08月

ぐるりんコミュニティバス@深谷市

埼玉県深谷市では、(乗車距離にかかわらず)200円で乗車できるコミュニティバスを駅前から運行しています。当然、200円のみの乗車料金では、地方都市のバス路線の運行経費をまかなえるはずもありません。足りない分を行政が、税金投入して補てんしているのです。

この仕組みは、地方のバス路線であれば、定額運行かどうかにかかわらず、行われている仕組みですが、近年の、定額運行、特に100-200円での乗車料金を掲げ、比較的短距離もしくは循環バスを走らせているところが目に付きます。地下鉄網が発達している、東京都の港区でさえ、その地下鉄がない区域をつなぐ、コミュニティバスを運行させているくらいです。

<港区の100円ちいばす>
http://www.mikito.biz/archives/49800655.html
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深谷市のコミュニティバスも、比較的短距離を走るモノ。これが市民の足として認知され、乗車率が高いと良いのですが・・・あまり乗車している方を見かけませんでした。

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バス運行スケジュールを見ると、1日5本のみの運行。これでは便利とはいえないし、往復しようにも予定したバスを逃すと、帰れない恐れさえある。使いづらいですね。これは、久之浜・大久公共交通実証運行でも証明されていて、一日数便程度の運行では、人々の行動パターンを変えるほどの影響はないのです。

<久之浜・大久公共交通実証運行 浜風ふれあい号は、コチラ>
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地方都市で唯一、実現可能性があるのは、ジャンボタクシー・小型のミニバスでしょうか。これなら小回り効くし、比較的運行コストも低い。とはいえ、ドライバー等の経費や、運行スケジュールが少ないことは、変えようがない。行政がどこまでこ問題に関与するかどうかは、難しいです。本来であれば、交通過疎地域の中で考え、交通弱者を相互扶助するような仕組みがよいのでしょう。そこには、事故を起こした際の責任やそのための保険加入、有償交通に対する制度規制等の課題があり、どうにかしてそれらを突破したいところです。

<富山市のデマンドバスは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/46621859.html
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清水市長を励ます会@グランパルティいわき

グランパルティいわきでの、清水市長を励ます会。清水市長は、ノー原稿(勿論、スクリプターもないですよ)で30分あまりのトーク。市長就任以来の4年間弱で、365日(ほぼ)休みなく駆け抜けてきたこと、震災後のムードを変え、「明るく元気ないわき」にしたく、全力でやってきたこと等を話しました。そして、最後はスゴイ汗・・・やっぱり清水敏男市長だ!

<動画は、コチラ>
https://youtu.be/KJX9hOgdmZY
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青木稔県議と清水市長は、高校の野球部の先輩後輩の関係。とはいっても、かたや甲子園エースピッチャー(かつ大先輩)、かたや・・・なので、政治家としてはともかく、青木先輩は、野球部としては雲の上の存在なんだそうです・・・

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近江町市場(おうみちょういちば) 金沢の台所

近江町市場(おうみちょういちば、略称「おみちょ」)は、金沢市の中心部の市場。なんで、近江町がというと滋賀の近江商人が設立したことに由来するらしい。近代的な「近江町いちば館」と一体となっているので、ぱっと見は、すごい近代的な建物に見えますが、中身は、消費者向け小売店主体の小さなお店がたくさん入居しています。地元の人も多いし、観光客も多い。

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現代的な外観とは違い、1階のフロアは、一般古曲向けの小規模な肉・魚・野菜の小売商ばかり。地元の主婦に加え、観光客も多い。なぜならその場で、フレッシュな魚介類をランチとして提供する店も多いからです。

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魚介・精肉店はともかく、青果店には観光客は寄りつかない。地元客だけで経営が成り立っているこのシステムは、スゴイ。

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こちらの精肉店も、完全に主婦向けの販売。複数の精肉店が入居しているので、日常の主婦の買い物ルートとして完結しているのでしょう。

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ここは卸売市場か?と見まごうほどの、魚の陳列方法&スタッフの出で立ち&清掃の仕方。これでも消費者向けの小売店です。本格的ですね。

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地元の中学生が、社会科見学兼地元経済について学ぶために、訪れていました。店舗の若いスタッフが丁寧に学生の質問に答える姿が、美しい。その回答を熱心にメモる中学生の姿勢も、良い。地元経済がこうやって地道に回っていることを、確認するでしょう。

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魚介販売小売店の隣には、それを旅行客にその場でさばいてランチにしてくれる店が、いくつもあります。観光客としては、市場の臨場感を味わってから、その場で、そこで販売されている食材で腹を満たせるのは、ありがたい限り。正直、リーズナブルな価格ではありませんが、その雰囲気にお財布の紐がが緩んでしまい、思わず、注文してしまう。良い流れですね!!!

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当日朝採った岩牡蠣の生をその場で、販売。購入したモノを当日中にクール宅急便で配達もできます。大きさによってひとつ1000-1500円くらい。必ずしも安くはないが、その日の朝、地元でとれたモノを当日昼に食すことができるのは、金沢おみちょの(めちゃくちゃ強い)利点です。

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食べたいカキをその場で選んで、店主にその場でさばいてもらいます。ものの15秒の早業。

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カキの外観の大きさだけでなく、詰まっている中身の大きさに驚愕。ウェットタオルのケースとほぼ同じ大きさの外観に、きっちり中身が詰まっている!ひとつ1000円ですが、十分、小腹を満たせます。最初の半身(おおきくて一口では食べきれないし)は、そのままダイレクトに食べる。潮の香り満喫。そして、残りの半分はレモンを搾っていただく。めっちゃ美味しい。うーーん、幸せ感満載。

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買い物のために来た地元の主婦、地域経済を学ぶ学生、美味しいモノを探すために来た観光客、いずれにも対応している、おみちょ。建物のファシリティ自体は、仮設・テントに近い部分もあり、正直、シャビー、しょぼい部分もないとはいえない。しかしながら、その満足度で全国的な知名度を持つこの市場、現場運営、見せ方、持続的なやり方等について学ぶところは多いです!!!

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金沢21世紀美術館 スイミングプールの底に人間

金沢21世紀美術館は、市民に開放された、モダンな近代建築物として有名です。そして展示の目玉のひとつのが、中庭に設置されたスイミングプール。

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一見、普通の石張りのデッキを囲われた小さいプールですが、デッキからプールを見下ろすと、深い深いその水底には、なんと人がうごめいています!違和感があり、何か気持ち悪い。

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実際は、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は展示空間となっていて、見学者はこの内部にも入ることができ、それが水底の人間に見えているわけです。すなわち、見るのも見られるのも見学者というわけで、制作者の深い意図と仕掛けになるほど!と唸りました。

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地下の見学室からの眺めは、本当のプールの底で潜水しているような錯覚に陥ります。

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地下見学室への入り口。茶室のにじり口のような出入口は、何か秘密の入り口のようで高揚感がありますね。

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金沢21世紀美術館には、スイミングプールだけでなく、屋外展示物もいくつかあり、これもそのひとつ。
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半円形上の大きさのことなるさまざまな半透明の板を組み合わせることで、色の三原色の重なりを見学者に実感させるという制作者の意図なのでしょう。実際、見える景色が色を介在させることで、イメージが全く異なるということが実感できます。

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入場無料で通り抜けもできる、この美術館。芝生を眺め椅子で究明する女性、絵になります。

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上部から吊るロープがない、透明なエレベーター。透明なガラスで覆われた直方体のエレベータのかご(底は別ですが)。どうやって動くのか、不思議です。答えは、下部にありました。なんと下からコイルで持ちあげています。なんとも不思議。目から鱗です。

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天井が高く、かつ通り抜け可能な通路は、何か別世界のようでもある。

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敷地内には芝生が張り巡らされていて、開放的です。屋外には、市の設備として、前田家関連の茶室もあります。この敷地はかつて、市内中心部の小学校跡地だったそうで、人口の郊外移転・少子化にともない、取り壊して近代美術館にしたのだそうです。市の中心部である一等地に、市民が集まる、民度が高まるような役に立つ公共文化施設を持ってくるという発想に敬意を持ちます。

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御母衣ダム 水力発電所

岐阜県の庄川にある、御母衣ダム(みぼろダム)を見てきました。ここは、電源開発(J-POWER)が建設した水力発電専用ダムで、高さ131メートルと日本屈指の規模のロックフィルダムです。1960年の完成当時はその規模から「東洋一のロックフィルダム」、「20世紀のピラミッド」とも称されたそうです。地表からは、そのダム湖しか見ることができませんが、発電しているのは、その地下。

写真が、水力発電のタービンの上部。重さが60トンもあるそうです。これを水の高低差を利用してタービンをまわし、毎分130回転させるんだそうです。発電出力は21万5,000キロワットと、水力発電としては日本有数の規模です。原発の出力が1基で100万キロワットですから、その約1/5規模。

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発電タービンに至るまでは、暗くて長い地下道をずーっとたどっていく必要があります。これは、テクノロジーが進化した今も、全く変わっていません。

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発電所のコントロール室。ここも当然、地下数十メートル。当時は、この部屋に数名が常駐し、発電管理していたそうです。現在は、本部からリモートコントロールで遠隔管理。

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1960年建設当時からずっと使用されている、専用電話。いまでは全く使われなくなったダイヤル式電話ですが、ここでは現役です。

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タービンの心棒である軸。これが高低差を利用した水力を全て受け止め、発電につないでいます。

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建設当時は、建設機材を運搬した高低差120mの専用軌道は、今でも、管理用の移動手段としてケーブルカーが運行されています。

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ケーブルカーに乗車させていただきましたが、非常に快適。徒歩で高低差120mを移動するとなると、かなり疲弊するそうです。

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送電線の起点となる変電所。発電した電力をそのまま送ると、電線の持つ抵抗で熱となってロスとしてしまうため、なるだけそれを避けるため、高圧にして送電します(ロスがなくなるわけではないが、かなり減少できる)。高圧にするための変電設備は、ものすごい轟音を発しますので、近隣に人家があるところでの設置は難しい。だからこそ山奥に設備を置く必要があります。この近隣に人家はまったくなく、管理のために地表に置かれた管理設備に、30名程度が3交代制で常駐するだけだそうです。送電線は、これまで「線」として、どこかからどこかをつないでいくものと思っていました。ここはその「起点」です。

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名古屋の一日中モーニング 喫茶リヨン

名古屋と言えば喫茶店モーニングが有名。一杯の飲み物の値段で、トーストやらサラダやら、いろいろおまけがついてくる名古屋独特のサービス。これが受けて、現在「コメダ珈琲店」が全国に展開中ですね。そのモーニングサービス、原則として午前中だけのはずですが、一日中、モーニングサービスを提供しているお店が、モーニング喫茶リヨンです。

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8:00amの開店にもかかわらず、平日の開店15分前から行列ができ、オープン後10分でに満席になっていました。若者カップルから家族連れ、ちょっとプアな雰囲気の方等、いろいろな層が入っています。

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ホットコーヒー410円。それを注文するだけで、ホットサンド+柿ピーがついてきます。ホットサンドはいろいろ選べますが、名古屋らしく「小倉トースト」を。

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珈琲飲んで、トースト食べて、一人410円ぽっきり。なんてリーズナブルなのでしょう!同じく名古屋名物矢場とんのとんかつ鉄板焼きが2000円近くすることと対照的です。名古屋人のメリハリのついた金銭感覚の一面を垣間見たようです。



 

いわき市 川前支所

いわき市は、1966年(昭和41年)に14自治体が合併して誕生しましたが、それぞれの市町村役場の建物は、いわき市の出先機関としての各地区の「支所」という形で、いまでも使用されています。当時からあった建物ですから、老朽化は著しく、それぞれ耐震補強等を経て、現在に至っています。

しかし、この川前支所の建物は、街道沿いという立地はともかく、非常に高低差の激しい場所ということもあり、耐震工事が困難で、手が付けられていない状態です。久之浜の支所が、津波被害を契機に建て替えられましたが、そことの比較はあまりに大きい。

<地域防災交流センター久之浜・大久ふれあい館 久之浜支所は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47995519.html
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表札はなんとも味のある木製、手書き。

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街道から支所まで上がってくるのには、急な坂道があり、当時は林業が盛んで街道沿いに住宅が建ち並び、村役場建設用地確保が困難で、こんな場所が選定されたのかもしれません。いまなら、空屋が目立っていますから、平地に用地を確保することなど容易なのですが。

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福島県石城郡川前村、初代からの歴代村長顕彰碑がありました。後世に先人の足跡と記憶を残し、その活動を知り、将来の参考とすることは、とても大事です。

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トヨタ白川郷自然学校 世界遺産の合掌造り建物群

白川郷は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている、岐阜県の庄川流域にある合掌造り集落です。その特徴は、なんと言っても、合掌造りの建物が、観光のための単なる置物ではなく、現代生活においても地元民の実生活の場として使われているところに価値があります。

しかしながら、冬にはすきま風が吹き、茅葺きの屋根の葺き替えには多くの労力を必要とします。そのため、メインの荻町集落で、現存しているものは、約60棟。合掌造り家屋について「売らない、貸さない、壊さない」の三原則を掲げ、保存活動を行っていますが、実際にはなかなか難しいようです。そのため、トヨタ財団が白川郷のほど近い山麓の100haを超える敷地を求め、トヨタ白川郷自然学校を設立・運営し、合掌造り家屋の一棟を移設・保存・管理しています。
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茅葺きの屋根の厚さは30cm近くにも及び、葺き替えには、大変な労力とコストがかかりそうです。

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部屋の中央部が、囲炉裏の定位置です。この囲炉裏は、料理にも使いますが、熾火のキープ、夜間の暖房等として多目的だったそうです。しかしながら、木造+茅葺きという、非常に失火しやすい環境で、365日囲炉裏に火が入っている状態は、かなり火事に対してリスキーなはず。消防設備と言っても、スプリンクラーなどあるはずもなく、消化器による手作業の消火しかない。よくぞ、いままで保存できていると思います。

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2階は、養蚕業のために使われていました。カイコは、この部屋で、寒いときには囲炉裏の熱で、暑いときには、前後の戸を開けて新鮮な空気を入れることで、温度調節をされながら育ったそうです。

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実際のところ、囲炉裏を焚いてもらうと、2階は煙でもうもう。人間が燻されそうで、昔の先人は我慢強かったんです。

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1階の居間での反省会。夏場ではありましたが、虫は入ってくるし、締め切ってもすきま風がはいってくる住環境。大自然とともに暮らす、そして楽しむ覚悟がないと、現代人にはなかなかしんどい生活です。

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福島空港 無料駐車場2300台!

福島空港は、玉川村と須賀川市の地方管理空港(旧第3種空港)。建設費は500億円あまりを投じて、1993年に2,000mの滑走路1本で完成し、2000年には2,500m滑走路に延長されています。この延長で、ジャンボ機も飛来可能(現在運行なし)。

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一時は、札幌、名古屋、大阪、広島路線に加え、上海・ソウルとも国際定期路線があった時期もありましたが、現在は、札幌・大阪線のみ運航されています。

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福島といえば、「ウルトラマン」。ウルトラマンの生みの親、特撮の神様 円谷英二氏は、福島県須賀川市出身。その縁で、円谷プロダクションらの協力により、撮影などで使用されたウルトラマン立像やジオラマ等が常設され展示されています。
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こちらは科特隊の戦闘機、ジェットビートル・小型ビートルか?

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基本的に飛行機が到着して、乗客と機材を乗せたら出発するため、飛行機がいないがらーんとした状態が平常。一日数便しか到着もないので、閑散としています。

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空港ビル2.3階には、レストラン・売店のほか、こどもの遊び場や無料の休憩室、学習室もあります。ぜいたくなスペースの使い方ですが、便数が少ない=利用客が少ないので、当初予定していたスペースがいらなくなったという事情もあるのでしょう。

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ある部屋には、メダルゲーム機が置かれていました。不思議なスペースです。有効な床の使い方としてはどうかと思いますが、諸事情あるのでしょう。

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なぜか自習室が設置されていました。さらに大人が自習していました。???

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福島空港のウリは、無料駐車場でしょう。空港駐車場は2,300もあり、何泊しても「無料」。ここを強みにしていくべきでしょう。平日でしたが、中央駐車場はほぼ満車、北側・南側駐車場は、ほぼ空車でした。まだまだ受け入れ余地がありますね。

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田村市役所

田村市は、いわき市に隣接する中山間地の市です。隣接しているといっても通勤圏としては郡山市圏で、ちょっと縁遠いですが、いわき市とは、風車23基の「ユーラスエナジー滝根小白井」で共同しています。また「あぶくま洞」やカブトムシの「ムシムシランド」で有名。

<滝根小白井ウィンドファームは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48734443.html
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田村市がは、2005年に田村郡滝根町、大越町、都路村、常葉町、船引町の5町村が合併してできました。東日本大震災時には、市域の一部が警戒区域緊急時避難準備区域、その後に避難指示解除準備区域に指定されましたが、比較的早い段階で完全に避難指示は解除されています。平成27年に完成した4階建ての新庁舎は免震構造で、合併都市の象徴としての役割も期待されているそう。

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ビルの中心部が広く吹き抜けになった構造は、最近の流れですね。日照通風に優れていて、豊島区役所にも共通です。

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1階2階が市役所窓口、3階が市長室等、4階が議会等となっていて、コンパクトにまとまっている感が強いです。いわきにおいても市役所棟と議会棟がありますが、今後、効率性や効果性を考えると、複数の行政機能(もしかすると民間も)がひとつの建物に入った「合築(がっちく)」が基本となっていくのでしょう。

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矢場とんの味噌カツ 矢場町本店

名古屋といえば、味噌かつ。みそかつといえば、矢場とん。いわきFCパーク内のレストラン施設には、名古屋味噌かつで有名な「矢場とん」さんが入居、東北初の出店です。確かに本場の味そのものなのでしょうが、、、本当かどうか矢場とんの本店、名古屋矢場町で確かめてきました。

<いわきFCパーク いわきの新名所は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/50282102.html
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これが定番「味噌かつ鉄板焼き定食」+ネギトッピング=1,890円。じゅうじゅう焼かれた鉄板の上に一面にひかれた千切りキャベツ、そしてその上にどでかいロースカツが鎮座。その上からとろとろした味噌ソースがかかっています。サーブされた後に、ネギトッピングがやってくる。一人前ですが、かなりのボリュームなので、シェアして食べることをオススメします。

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11:00am開店ですが、11:30にはすでに行列ができています。地元割合が高く、またとんかつの店というカテゴリーの割には、女性客も多いです。

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3階建ての店内の内階段はかなり狭いですが、その内階段沿いに店内でも並びます。

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カウンター席は、いたって普通のとんかつ屋さん風です。

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矢場とんのキャラクター「ぶーちゃん」は、先代主人が相撲が好きだったことに起因して、まわしをつけた豚ちゃんらしい。

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店内の雰囲気もサービスもいたって、普通の気の良いとんかつ屋さんです。

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矢場とんサラダ。しっかり豚トッピングと、たっぷりの味噌ソースがかかっています。

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一人前定食+サラダで2,430円。決して安くはありません。かといって高級な雰囲気でもない。しかし、名古屋人であっても矢場とんには、強い思い入れがあり、良質の材料やあくなき味の研究で、その値段設定にも納得だそうです。羊羹の虎屋もいっていますが、「伝統とは革新の連続である」。そのものですね。

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ライフシフト 100年時代の人生戦略

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) リンダ グラットン 著を、ある方の勧めで読みました。寿命100年時代、あなたはどう生きますか? という問いかけと、それに対して新しい人生戦略を『LIFE SHIFT』は提示してくれています。自分事として、生き方・働き方を再考する本として、とても良かった。

これまでは、80歳程度の平均寿命を前提に①教育、②仕事、③引退という3段階のステージで人生を区分けしてきました。しかし寿命が100才を超えるという現実の下、①②をこれまで通りとすると、③は金銭的にも精神的にも、あまりに長いという事実があります。それをどうするか。

結論からすると、上記①②③の3ステージからの単一のレールではなく、複数のステージを転々とするマルチステージの人生が提案されています。具体的には、
・エクスプローラー(世界を旅しながら、自分探ししつつ、生きていくスキルを持つ)
・ポートフォリオワーカー(異なる種類の職を同時に持つ)
・インディペントプロデューサー(組織に雇われず、独立して生産活動)。

その実現のためには、以下の3つの無形資産を自分の中に積み上げていくことが必須。
・変身資産(多様性のある人的ネットワーク)
・活力資産(肉体的・精神的健康、バランスのとれた家族との生活)
・生産性資産(スキル・知識・仲間からの評判)

これらが実践できる、強者の理論だという見方もありますが、問題の現状分析と具体的なライフスタイルの提案に、納得するところが大きい。

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「こんな生き方をしてはいけない!」卒業後すぐに就職し、ずっと同じ会社で働こうとする。永続する企業を目標に起業し、すべてを仕事に捧げる。休日をレクリエーション(娯楽)にあてる。

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この「ライフシフト」、世間的にも注目されていて、週刊東洋経済でも特集が組まれています。ライフシフトは外国人を想定して書かれていますが、こちらは日本人が、日本で、ライフシフトをどうやって実戦するかという実践編。日本版のマルチ人生の課題の第一は、日本型雇用です。具体的には公的年金の制度設計(長期同一会社での勤務を想定)、雇用慣行(大卒定期一括採用、社畜ゼネラリスト養成を想定)、高等教育(仕事に役立つ特定のスキル・知識養成機関になっていない)。

個人で超えるには非常に高いハードルです。大変ですがそれだけに、超えた先には、莫大な少数者先行利益がとれるかもしれません。

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オーストラリアのゴミ処分場

オーストラリアのゴミ事情が、日本とちょっと違っています。ゴミの回収頻度の違いもさることながら、ゴミ処理のプロセスが全く異なっていて、こちらでは燃えるゴミも、燃やさずに、そのまま、埋め立て処分場に埋め立てられます。その理由は、燃やすために重油等が必要だし、燃やすと二酸化炭素や、良くないガス等が発生するため。日本では処分場の土地が限られていて、すぐに埋め立て処分場の容量が一杯になってしまうので、燃やせるゴミは燃やして「減容化」するのが一般的だし、常識だと思っていました。しかし、当地では土地はいくらでもあるので、そんな無駄な減容化のプロセスを経ず、そのまま、ゴミを埋め立てるのだそうです。家庭用ゴミをあえて、回収車に出さず、自らゴミ処分場に持参して捨てさせていただき、どうなっているか見てきました。

家庭用ゴミ捨て場には、生ゴミのみならず、廃プラや資源ゴミ等が一緒くたになって捨てられていました。最終的にある程度溜まったら、上から土を被せて、またその上に新たなゴミの層を作っていくそうです。

<ゴミ回収車は、コチラ>

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タウンズビルの市街地から、約12km、車で15分程度の場所に、ゴミ埋め立て処分場があります。入場は、制限されていて、入場するためにフィーを支払います。ゴミからリサイクル資源を漁る人を、厳しく制限しているためです。

カテゴリーごとにフィーが異なっていて、家庭用なら車一台につき、AUD8.5を支払います。因みにCommercialだとAUD80、Constructionだといくら、と産業用と家庭用が一緒になっていました。

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広大な敷地の中は、カテゴリーごとに捨てる場所が決められています。

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ここらは、産業用のゴミ置き場。Timber(木)でできたパレットのくずが、うずたかく積み上げられていました。東日本大震災被災直後の、ゴミ仮置き場を彷彿とさせますね。

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家庭用ゴミ捨て場を、遠望しました。カラス?らしき鳥がたくさん飛来して、生ゴミをついばんでいました。かなり恐ろしい風景です。

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冷蔵庫等をはじめとする、リサイクル資源ゴミがまとめて集積されている場所がありました。これは別途、分解・リサイクルすると思われます。

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非常に広大な敷地で、これが一杯になるのにはいったい何十年かかるのか検討も尽きませんが、いずれ有期であることはまちがいありません。その後、この土地をどうするのか確認したところ、土をかぶせて、公園化するそうです。実際、市街地にもっと近い場所の、過去のゴミ埋め立て処分場を見せていただきました。こちらは完全な広場・運動場となっていて、管理者は常駐していません。埋め立てたゴミから発生するであろう、漏水等が心配されるところですが、処分場として運用している間は、貯水池等を設置して、水質管理していますが、完全に埋め立てが終わったあとは、特に何もしていないようでした。ゴミに対する考え方は、いろいろありますね。





 

田人おふくろの宿 市営の宿

田人おふくろの宿は、国道289号線沿いにあるいわき市立の木造2階建の旅館です。敷地内にはテニスコートやバーベキューハウス、屋内運動場などがあります。ペレットストーブや、木質ペレットボイラーを活用している地球に優しい施設。

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市の施設ですが、指定管理者制度・利用料金制を採用し、運営は「田人おふくろの宿企業組合」が受託して行っています。訪問当日は、地元の小学生が一日職場体験として、施設の清掃のお手伝いをしていました。こういった体験は、いいなあ。
 
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内部は木造作りで、木の床、木の壁のロビー。部屋は2階に10部屋。

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白河小峰城 木造復元でのまちづくり

白河小峰城は、国の史跡指定、日本100名城のひとつ。盛岡城、会津若松城と共に「東北三名城」の1つらしい。周辺は城山公園として整備され、公園内には結城氏や阿部氏に関する資料を展示した「白河集古苑」があります。その特徴は、天守閣(正しくは御三階櫓)が江戸時代の絵図に基づき忠実に木造で復元された新築であること。復元天守は全国に多数ありますが、ほとんどが鉄筋コンクリート造の外観のみ元に復したものです。このように木造新築の城を中心にしたまちづくりは、磐城平城の城址公園に整備の大きな参考になります。

<磐城平城 本丸跡地を市民開放したいは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42425422.html
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もともとは、小城あったところに、江戸初期に丹羽長重が10万石で棚倉城から移封され、幕命により城の大改築に着手、3年の歳月を費やして完成しました。しかしながら、戊辰戦争の白河口の戦いでは、奥羽越列藩同盟軍と新政府軍との激しい攻防の舞台となり、結局、城の大半を焼失し落城しました。

その跡の城跡には曲輪・土塁・石垣・水堀を残すのみでしたが、平成に入ってから白河市が、本丸跡に三重櫓・前御門が当時の史料に基づいて新築復元しました。東日本大震災により石垣等が崩壊したため、しばらく公開中止となっていましたが、3年にわたる補修工事を終え、一般公開を再開されています。

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天守閣から城趾公園を眺める。遠くにJR線路、さらには白河のまちなみが一望できます。

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本来であれば、大規模な木造建築は日本では建築基準法で原則禁止されているそうです。しかしながら、工夫をして、一般見学者が立ち入れる施設になったそうです。内部から見ると、木造建築物であることが、実感できます。

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最上階のスペースは、10畳程度。

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城内には、石落としや等の仕掛けが各所に。

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内部の床には、戊辰浅草寺の鉄砲玉の跡を見つけることができます。

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三重櫓と前御門の間には、700畳相当の本丸御殿があり、接客・執務等に使用されていたとのこと。

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白河小峰城の特徴のひとつが、いったん廃城になったにもかかわらず、石垣がきれいに保存されていることです。

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内堀もほぼ完全な形で保存されています。

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東日本大震災時には、石垣が大きく崩れ、いまなお復旧工事が続いています。

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敷地内には「白河集古苑」という展示施設がありました。

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古地図。

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各種古文書が保存・展示されています。落城の際によくぞ、焼失・紛失しなかったものです。磐城平城の古文書のほとんどが、戊辰戦争の際に焼失してしまったことを思うと、とても残念です。

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刀剣類も保存・展示されていて、非常にうらやましい限り。

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城があるまちは、間違いなく風格がありますね。

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公園内のトイレもまた風格があった。

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細かい意匠にも心配りがなされていました。

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豊島区役所 土日オープン

全国で初めてとなるマンション一体型の新庁舎となった、豊島区役所。地下鉄東池袋駅に地下で直結する地上49階、地下3階の建物の上層階ほとんど(約400世帯)が、民間分譲マンションで、区役所は1階の一部と3階~9階部分のみ。なんといっても、そのサービスの特徴のひとつは、区役所の総合窓口が土日も開いていて、コールセンターは24時間営業という点!実際に土曜の朝9:00に見てきました。

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流石に土曜日の朝いちだけあって、待ち時間ゼロ。スムーズに証明書を入手することができました。

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窓口では、てきぱきとかつ丁寧に対応いただきました。窓口は民間に外部委託していて、市役所職員は管理用に1名だけ休日出勤しているそう。土日対応サービスの内容は、フルサービスでなく、「公金納付」「戸籍」「個人番号カード交付」「住所の転入・転出・転居等」「各種証明書発行」「住民税の納付・相談」「保険料の納付・相談」等に限定されていますが、一般人が市役所に来る用事のほとんどが、これに対応しているのではないでしょうか。

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待ち時間表示や、各種言語対応(中国語・韓国語・英語)のマークを付けた民間スタッフが複数常駐し、フロアで来訪者に積極的に声がけをしていました。訪問者に各部をたらいまわしさせず、この総合窓口で対応し、(基本的には)ここで各種証明書をお渡しできるようにしているとのこと。ワンストップサービスのあるべき姿のひとつだと思います。

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四時ダム おいしい水

四時ダム(しときダム)は、鮫川水系四時川に、総事業費は174億円をかけて1983年に建設されたダムです。洪水調節・上水道・工業用水を目的とする、福島県営の多目的ダム。ダムの堤防の一部からは、遠く太平洋を望むことができます。

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せき止められた湖は、四時湖と呼ばれるらしい。夏に行われる「四時ダムまつり」では、湖面をボート乗船できたりします。

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放水時の動画を見つけました。
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「銘水 四時ダム」の看板。

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ダム内部の監査廊の浸透水が市民から「おいしい水」として評判になり、持ち帰る方々もいらっしゃいます。人呼んで「銘水 四時ダム」。当日も、ポリタンク持参で汲んでいらっしゃる方が。

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ちなみに管理事務所を訪問すると、「ダムカード」というものがもらえます。各タムに備え付けられているようで、収集するのも楽しいかも。

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タウンズビルのゴミ収集車 15秒の早業

タウンズビル市では、市が無料でゴミの回収をしています。2種類あり、燃えるゴミは週1回、ビン・缶等の燃えないゴミは月1回の回収。前日夜20:00~当日朝8:00の間に、ゴミ回収車が各地域を巡回して回収することになっているので、前日夜の間に、所定の容器にゴミを入れて、敷地の前面道路側に設置しておきます。

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すると翌朝には、ゴミ回収車がやってきて、ゴミを回収。その回収の仕方が、シンプルでかつ、豪快。日本のように、運転手1,回収スタッフ2の3人体制ではなく、運転手(兼回収操作)の1名のみのオペレーションです。まずは、運転手が巨大なトレーラーでゴミ容器に近づいてきて、トレーラー左に設置されているロボットアームを操作して、ゴミ容器をつかむ。

<回収車の動画は、コチラ>
https://youtu.be/kstJXK-dn08
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ロボットアームは、自動的にゴミ容器を持ち上げる。

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トレーラーの天井部のゴミ投入口に、ゴミ容器を逆さまにすることで、ゴミを「ガバッ」と、投入。回収完了。

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別の角度から、ゴミ投入の瞬間を見る。ゴミ容器に接近してから回収終了まで、約15秒の早業でした。

<ゴミ回収車2は、コチラ>
https://youtu.be/WY_6uTeTPow
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回収終わった容器は、中が空のまま放置されるので、それぞれのお宅が、持ち帰ります。車輪が2つついているので、ゴルフのカートみたいに、簡単に移動できます。

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なるほど、回収車が半自動で回収できるように、回収容器・回収場所・回収方向等、きっちりと決めておくことで、効率的にゴミ回収ができるようです。

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ゴミ回収車が立ち去った後は、別の掃除車がやってきて、道路側溝の掃除をします。こちらも運転手1名のみのオペレーション。回転ブラシで、ゴミや葉っぱ等を掻き出して、少量のシャワーでクリーニングしていきます。

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清掃後の道路側溝。なんともキレイになっています。

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オーストラリアは人件費が高く、市の運営は常に効率性が求められています。見た限りでは、非常に効率的に、市民のゴミ回収&市道の清掃がなされていました。もちろん課題も多くあります。ゴミを燃やして減容化しないため、広大なゴミ捨て場が必要なことや、ゴミ回収のキャパシティ限界まで効率性を追求しているため、必ずしも時間通りに回収車がやってこないこと、さらには、燃えるゴミが、たった週1回しか回収しないことです。

日本では燃えるゴミの日が、週2-3回の自治体が多いはず。これに慣れていると、ゴミ(特に生もの)が自宅内に滞在しているのが、最大3日なので、悪臭が発生することは、ほとんどありません。一方、週1回の回収だと、最大7日間、生ゴミと一緒に自宅内で暮らさなければならない。常温保存だと、相当の悪臭を発生します。豪州では、新鮮なエビ・カニ・生牡蠣がリーズナブルに手に入るのですが、これらの生ゴミから発生する悪臭のレベルが、半端ではありません。

豪州の家庭では、このゴミの悪臭発生を抑えるため、生ゴミ自体を減らす、また生ゴミ(の一部)を常温保管せず、冷凍庫!で凍らせて保管している家庭もあります。ゴミの回収回数を減らすことが、食べ物をはじめとする資源の無駄遣いを減らすことに、大きな影響を与えるということを実感しました。
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動しています。いわき市は、震災後、複層的な問題が山積しています。公認会計士・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 認定 アンガーマネジメントファリシテーターとしてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出し、解決策を提案していきます。

ギャラリー
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  • 令和2年7月議会 一般質問⑤(医師不足解消)
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  • 令和2年7月議会 一般質問③(いわきの先人たちの顕彰)
  • 令和2年7月議会 一般質問②(仮称)磐城平城・城跡公園
  • 令和2年7月議会 一般質問①(いわき七浜海道)
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