吉田みきと ほぼ毎日ブログ

「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。」 吉田松陰・高杉晋作語録   「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」 西郷隆盛・山岡鉄舟語録

2017年06月

良善忌法会茶会 397年御遠忌

良善忌は、いわき平の良善寺で行われる安藤家初代安藤信重の法要祭です。三河で地頭だった安藤信重は、江戸幕府2代将軍徳川秀忠に老中として務め、最終的に高崎城主を任じられました。没後、397年目だそうです。安藤家は、その後の転封により江戸時代中期から幕末まで磐城平藩を治めた家で、明治以降の貴族の集まりである霞会にも登録されているらしい。

安藤家御家流の家元 安藤綾信氏による呼びかけで、磐城平藩士の末裔である「平安会」、「御家流」の門下生らを中心として、50名近くが、良善忌本堂で法要を行いました。

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柳井和尚の読経の中、安藤綾信氏のご息女が、お茶を点て先祖にお供えしました。

<安藤家御家流は、コチラ>

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先祖に向かって、献茶する習わしは、流石、御家流安藤家。

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良善寺の境内にあるお墓には、歴代の安藤家の墓がまとめてあり、磐城平藩最後の藩主、安藤信勇の墓もありました。しかし、幕末の中心人物のひとり、安藤信正の墓はありません。今では逆賊の汚名はありませんが、新政府軍に刃向かったという事実から、没後すぐに墓を作ることがはばかられたのかもしれません。

<安藤信勇(のぶたけ)は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/36153045.html
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茶道・香道における安藤家御家流の家元 安藤綾信氏(茶道16世宗家・香道11世家元)自ら、安藤家包蔵の茶器の解説をしていただきました。才とは思えぬ、かくしゃくとした方です。

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今回、濃茶をいただいた器は、「大高麗 銘 無生滅(むしょうめつ)」というもの。戊辰戦争で磐城平城が炎上後、その焼け跡から発掘されたものです。当時の炎から焼け焦げの跡や、割れ目を補修した鍍金がわかります。それでも茶器として生き残っていることから、不滅の意味で、無生滅と名付けられたのだとか。

濃茶に使われる抹茶は、宇治の上林春松。童謡「ずいずいずっころばし」は、お茶壺道中のときは子どもは外出してはいけないという戒めですが、そのお茶壺道中の行き先は、江戸発、宇治の上林春松行きの往復(行き:東海道、帰り:中山道)だったといわれています。

濃茶は、たくさんのお抹茶を使って「練る」ので、見た目からドロリとしていて、特徴は、二、三人で回し飲みするという飲み方が特徴。きちんとマイ懐紙を持ち、飲み口を拭き取って次の方に回す等、薄茶よりも格式が高い。

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明後期の景徳鎮や、徳川義知公から恵贈された蓋置等、貴重なものを拝見させていただきました。

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菓子に供されたものは、東京三田「伊勢大掾(いせのだいじょう) 大阪家」のねりきりです。いわれは不明ですが大阪屋は、一時期、安藤家御用達だったそうです。いまでも、安藤家だけに納める「あやめ」をかたどったねりきりを作っています(下写真)。これは店頭に並ぶことがない特注品だそうです。

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古鍛冶町にある良善寺。安藤家の菩提寺ですが、歴代のお墓が杉並区から移転してきたのは20-30年前くらいだそうです。

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海道 いわきの隠れた名店

いわきの隠れた割烹名店が、海道。平中町にありますが、国道6号線沿いにある酒店「さわきや」さんの裏手といったほうがわかりやすいかもしれません。いちおう、看板は出していますが、とても小さく、一見さんには、まずわからない。

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お店の入り口へのアプローチも、とても狭い小路になっていて、敷居は高いです。いわき平のまちなかでは、「矢口楼」「磯勘」等が接待の定番ですが、有名だけに、会いたくない方との鉢合わせもあります。一方、海道さんは、部屋数が多くないので、秘密の接待、打ち合わせには最適な場所。

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つきだしの煮こごりは、絶品でした。

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お刺身や、懐石盛り合わせ等の料理もそれぞれ美味しかったのですが、圧巻は50cmはあろうかと思われるアカジの煮付けです。いわきの名物のひとつですが、これだけ大きいサイズは珍しい。これを取り分けていただきましたが、いいお味でした。

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小さいとはいっても15名程度収容できる座敷もあります。

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壁には棟方志功?の版画でしょうか。「水神笛」34/100 1988 Summerと読めます。1988年夏の制作で、版画としては100枚刷ったうちの34枚目という意味なのだと思います。

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足利フラワーパークの藤棚

あしかがフラワーパークといえば、いわずと知れた「藤棚」。世界の夢の旅行先10カ所、世界の絶景等に選ばれているところです。

で、園内のいくつもある藤棚の中でも、もっとも有名なのが、樹齢140年以上とされ、各々600畳以上に広がる日本最大面積の「迫間のフジ」です。藤棚広さ約1,000平方メートル、樹齢約150年だそうです。その外にも、白フジのトンネル等があり、4月中旬から5月中旬のピーク時には、駐車場入り口から園内に入るまでに4-5時間待ちはあたりまえらしい。
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そんな有名は、あしかがフラワーパークですが、もともとは早川農園というちいさなものでした。それが、1996年にほかの地域から大藤4本を現在地に移植したことで、来場数が一変。いちやく、栃木を代表する観光スポットに変貌を遂げました。その立役者は、巨大な藤の移植を成功させた、日本の女性樹木医第1号塚本こなみさんかもしれません。

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訪れた6月は、藤の季節は過ぎていましたが、その藤棚のダイナミクスは、花がなくとも十分感じ取ることができます。

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6月はバラの季節。園内にはさまざまな種類のバラが咲き誇っていました。

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花を愛でるという習慣が、普段ない私ですが、こうやって路地にたくさんの花が咲き誇っている環境では、自然と頬が膨らみますね。

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園内マップ。藤だけで5-6か所の名所が見て取れます。

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なんという花だか、わかりませんが、ダイナミック。

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園内コンサート、やってました!観客は、ワイン片手にBBQを食べたりして、まったりとした時間が流れていました。いいなあ、こういうの。

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栃木のココファームが出店していました。障碍者が活動する施設が、資本主義社会の中で場所を見つけていくことができる、ココ・ファーム・ワイナリーの活動に、私は賛同します。

<こころみ学園のワイン醸造場 ココ・ファーム・ワイナリーは、こちら>
http://www.mikito.biz/archives/45748402.html
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複数の体験教室をやっていました。こちらは植物をつかった「藍染め体験」。

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こちらは、アジサイ?を作るもの。滞在時間がなく、実体験できませんでしたが、これはかなり、やりがいがありそうな、体験でした。

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サボテンに限らず、バラ等の花等、当地で購入してお土産にすることができます。決して交通アクセスがよい場所ではありません。にもかからわず、オンリーワンの見どころを作り上げた(おそらく移植から、多大なる年月を要して)ところに、価値があります。昨今、観光といえば、お手軽な隠れスポットを見つけて紹介するのを見かけますが、本当の実力がないと続かないと思います。

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フラムーネくず餅 ブルーハワイ味

フラムーネは、平商業高等学校流通ビジネス科の生徒が2015年に商品開発・販売したラムネ飲料です(詳しくは、下記リンク参照)。その後、同キャラクターを利用した「サンシャインブルーコーヒー」「マカジキロコモコ丼」を開発・販売する等、継続したいわきオリジナル商品開発をしています。どの商品も、いわき産の梨であったり、いわきの老舗のお店の商品の改良版であったり、必ずいわきにかけて開発しているので、筋が通っています。

開発当時のキャラクターは、まはろちゃん、まりんちゃん、あろはちゃんの3人でした。今回「レイちゃん」が新しく加わったようですね。

<フラムーネ 平商生がプロデュースしたラムネは、コチラ>
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今回のくず餅の販売元は、いわきの菓子店、和心菓匠庵によるもの。ブルーハワイ味との触れ込みでしたが、どちらかというとソーダ味に近いか。冷やして食べると、かなり美味しいです。

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イオンモール水戸内原 駐車場台数が肝

イオンモール水戸内原は、水戸市内原あるモール型ショッピングセンターです。週末にこぞって映画を見て買い物してくる場所として、いわきの一定の若いファミリー層には、そのライフスタイルとして定着しています。

2005年にオープンし、その後拡充を重ねて、今の建物は地上5階建て、敷地面積15万m²、延床面積18万m²、総賃貸面積8万m²と、中規模イオンモールの典型スタイル。アクセスも良い。国道50号内原バイパス沿いの典型的なロードサイド店舗であり、常磐道水戸インターチェンジから車で約5分程度と、いわき市から1時間ちょっとで行ける手軽さも、魅力です。

周辺は、ケーズデンキ、コナカ、洋服の青山、しまむら、ツルハドラッグなどの量販店や飲食店が建ち並ぶ、日本全国、どこにでも増殖している典型的なロードサイド地域です。いわき小名浜の鹿島街道のカインズ・ユニクロ~アクアマリンふくしまに至るロードサイドも、2018年夏に完成するイオンいわき小名浜出店で、同じような景色になってしまうことでしょう。

もっとも(仮称)イオンモールいわき小名浜の規模は、敷地面積約4万m²、延床面積9万㎡、総賃貸面積 約5万m²と発表されていますから、敷地が水戸内原の1/4、延床・店舗面積は1/2の規模であり、イオンモールとしては中規模に分類されるでしょう。特徴と言えば、相対的な敷地面積の小ささが際立っています。すなわち店舗面積の割に敷地が小さいので、イオンモールいわき小名浜の顧客・従業員のために用意される駐車場台数は、不足するということ。週末午後は、駐車場難民となることは予想に難くありません。駐車場台数が集客・売り上げのボトルネックになるでしょう。イオンモール水戸内原の無料駐車場は4500台、イオンモールつくばの無料駐車場は4000台です。同規模のイオンモール天童が3000台ですが、これに匹敵するような規模の駐車場台数が、小名浜マリンパーク周辺で確保できるはずがない(ちなみにアクアマリンパークの駐車場が約600台、ららみゅうが約200台)。これに加えてモールで働くスタッフ約2000人分の通勤用駐車場はどうするのだろう?これはスペックの問題だから、現場の運用でどうにか改善できないので、シリアスです。

<イオンモールつくばは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47602991.html
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駐車場収容台数は4,500台と、北関東で有数の規模。建物を取り囲むように全周囲が駐車場!!!建物の4階・5階と屋上にも駐車場があります。いうなれば、駐車場だらけともいえる。車での来場を前提とすると、ここまで用意するべきなんですね。週末でしたが、ほぼ満車でした。

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水戸駅や内原駅からモールまでの路線バスも運行されていますが、あまり本数も多くなく、乗客もまばらでした。やはり自家用車での来場がメインだと思います。

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事業所内保育施設「イオンゆめみらい保育園」が、ショッピングモールの1階にあります。従業員も一般のお客さまも利用できるというユニークな保育園。イオングループの従業員だけでなく、イオンモールの専門店で働くスタッフ、そして地域の方が利用できるそうです。事前予約すれば、ショッピングに来た人が預けられる一時保育もできるそうです。勤務する保育士さんにとっても「仕事が終わったら、そのまま買い物をして帰れるからいい」から応募したという方もいらっしゃるそうです。なんと先進的な、働き方の提案でしょう。今後、来たときには、中も見たい。

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専門店街の通路の中央は1階部分から3階部分まで、高さ20mを超える吹き抜けで、気持ちがいい。

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長さ330mのエンクローズドモールは、先が見えないくらい遠い。実際、端から端まで歩くと、5分ではたどり着かないくらに、「長い」「広い」。

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2階には、TOHOシネマズ水戸内原が入っており、8スクリーン1,596席と、これまた典型的なシネコンです。TOHOシネマズ新宿が12スクリーン約2,300席、TOHOシネマズ 仙台が、9スクリーン1,700席であり、都市規模からいえば、かなりのスクリーン数といえるでしょう。

<TOHOシネマズ 新宿は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48873967.html
<TOHOシネマズ仙台は、コチラ>
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フードコートも巨大です。マクドナルドをはじめとする全国チェーン店が10以上出店しています。なんだか、日本のどの地域に来ているのか、まったくわからない(笑)。

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個人的にこれだ!と感じたのが、1階の通路に置かれた無料ベンチです。かなりの数が用意されていて、対面販売されている飲食をここで座って食べることができます。必ずしも商品を購入する必要はなく、歩き疲れた方のための簡易休憩所的な使われ方。これって、ほとんど、道路に設置された無料ベンチのように、公共の役割を民間営利企業が担っているともいえる。新しい公民連携のヒントです。

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茨城県に本拠を置く、プロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」の選手と、チアリーダーが来ていました。子どもたちと3 on 3(こどもチームは大勢)をやったり、フリースローを教えてくれたりする、交流イベントです。地元プロチーム選手が、地元商業者と手を組んで交流することは、双方に、さらに地域のためになることで、WIN-WINです。

<動画は、コチラ>
https://youtu.be/KFXGqFIQXRY
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第3回いわき素読教室

いわき素読教室(代表:山名隆史氏)による、第3回 いわき素読の会が、2017.6.25(日)に、開催されました。後援はいわき市教育委員会。午前中は、親子素読教室。先人の残した言葉や論語等を、大きな声を出して読みました。また「6月」や「超~」「雑草」の、日本語で別の表現方法、厚みのある表現を、楽しく紹介。いつか生活の厚みがでてくるでしょう!

午後は、現代で忘却された「素読」(明治大学の声に出したい日本語の斎藤孝教授と、東北大学の脳科学者 川島隆太教授を除く)。これを復活、自分たちでやってみるには何が必要かを学びました。素読の脳に与えるメカニズムを理解した上で、どうやってインセンティブを持って継続するか。

<前回 第2回いわき素読教室は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49901707.html
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講師の松田先生は、全国を巡って素読の有用性、活用方法を講演しています。特に幼稚園からの講演依頼が多いそう。小学校入学前からできる(なぜなら意味を理解しないで声に出すから)のが、良いようです。実際、小学校入学前までに多くの幼稚園児が相当の漢字を読めるようになるそうです。

参加者お二人による、暗誦の発表は驚きでした。前回終わった後、ご自宅で素読暗誦の練習をしたそうです。論語と平家物語の暗誦には、大人も驚き。

<素読暗誦の動画は、コチラ>
https://youtu.be/yrMW1PLUyvM
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いわき素読の会 代表の山名隆史氏の本職は、大國魂神社の神職です。日本の歴史や文化・芸能に関する知識は、群を抜いています。しかし、それを一般人に伝える機会がほとんどないのが現状です。素読というツールを通じて、ちょっとずつ子どもたち(そして大人にも)に継承していかねば、これまで日本の先人たちが積み上げてきた歴史・文化が、忘却されていくことになりかねません。戦後GHQの教育政策の中で、日本人としての誇りや歴史に重点が置かれてこなかった(その代わり、平和主義や民主主義が金科玉条のごとく刷り込まれた)のが、遠因です。ここで改めて、GHQ教育のデメリットを再発見していくべきでしょう。

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ご参加各位とお手伝いいただいた方々の皆さん、どうもありがとうございました。

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いわきFCパーク いわきの新名所

去る2017年6月21日(水)のサッカー天皇杯でサッカーJ1のチーム、コンサドーレ札幌を5-2で撃破した、いわきFC。そのホームグラウンドのコートとクラブハウスが仮オープンし、いわきFCパークと名付けられました。クラブハウス棟3階にあるカフェのテラスでお茶をしながら、サッカー観戦もできて、新たないわきの名所となるでしょう!

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いわきFCのチームカラー、赤に染め上げられた、3階建てのクラブハウス棟です。まだ仮オープンですが、7/15の全面オープン時には、高級すきやき「今半」や、名古屋味噌カツ「矢場とん」らの名店が、いわき初出店です。ランチや夜の接待にも使えそうですね。

「矢場とんの矢場町本店は、コチラ」
http://www.mikito.biz/archives/50459123.html

なお、同じ敷地内に、巨大な物流倉庫「ドームいわきベース」がありますが、動線は完全に別になっています。

<ドームいわきベースは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/47614912.html
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ドームアスリートハウス(DAH)という、トレーナーが常駐するトレーニング施設も併設されています。単に鍛えるだけでなく、体調を整える機能もあります。現在は、選手専用ですが、いずれは地域会員に開放していく予定だそうです。有明にあるドーム本社にも、このDAHは設置されていて、オリンピック選手らがトレーニングに使用していて、いわきもそのイメージで作られているそうです。

<ドーム本社訪問は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45963475.html
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いわきFCの選手クラブハウスを見せていただきました。専用ロッカーは、整然と片付けられていて、選手としてというよりも人としての、整理整頓が行き届いていました。

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カラフルな選手のシューズは、各3足を使い回るのだそうです。使い終えたら、まず乾燥。

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同時に、サッカーコート2面、フットサル1面がとれる人工芝のグラウンドは、夜間照明設備も4基設置されています。選手が使用しない時間帯は、今後、積極的に地域に開放していく予定とのこと。サッカー・フットサル利用だけでなく、学校の遠足、幼稚園・保育園の運動会、地域行事等に利用すれば、満足度は高いでしょう。

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400席収容のスタンドもあります。本格的なスタジアムにはほど遠いですが、練習や小さな大会では、使い勝手がとても良さそうです。

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ちょうど、日本青年会議所さん主催のサッカー大会「第3回JCカップ U-11」という少年少女サッカー福島県大会が開催されていました。

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使用されている人工芝は、ACミランで使用されているものと同じ素材だそうで、単なるゴムチップでなく、椰子の実天然素材を使ったものとのこと。たしかに芝が立っていて、ふかふか感があります。これで3-5年程度の耐用年数があるらしい。ただし飲み物は、持ち込み禁止。お水だけです。

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サッカーコートの回りは、3面が一面の緑。クラブハウスから眺めると、自然に囲まれていて、目が和みます。

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物流棟(ドームいわきベース)の最上階、4階(といっても、通常のビルの8階の高さに相当)からのサッカー場です。

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つい1年前、2016年10月に視察させていただいたときの写真です。またサッカーコートは、芝どころか、整地の造成中でした。

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クラブハウス棟の1階には、アンダーアーマーのアウトレット店舗が入居しています。通常の価格より5-7割安いとの触れ込みですので、ぜひショッピングを。

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アウトレットとはいっても、豊富な品数、サイズがあります。満足度高い。

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3階には、おしゃれなカフェがあり、飲食可能です。多数の種類のクラフトビールも置かれていて、ビール好きにはたまらない。これからサッカー教室や、ユースの利用が増えてくれば、子どもの送迎に来る、父兄(特に奥様方)の憩いの場としての、カフェ利用が想定されます。ここは、ヒットするでしょう!

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カフェ飯。お洒落な盛り付けですね。お洒落なカフェだけあって、アルバイトの募集に、応募が殺到したそうです。市内の飲食店舗は人手不足で、人財を募集しても応募がないことをよく耳にしますが。こういう店舗には、きっちり人財が集まるんですね。

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学校給食フェア in 文化センター地下カフェ食堂

文化センターの地下カフェ食堂では、6月の食育月間に合わせ、いわき市の学校給食で実際に提供されている、メニューを一般の人が食べることができます。一日50食限定、1食420円(税込)です。田頭議員と試食してきました。

原材料費は、1食あたり310円のはずですが、光熱費等の経費を勘案して420円に設定したのでしょうか。いずれにせよ、我々の世代にとっては懐かしの給食が今どうなっているかが、非常に気になります。

<常磐給食調理センター 310円で試食しましたは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45447841.html
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6月は毎週金曜日に、異なる献立で、提供されいます。「ミルメーク」「コッペパン」「ソフト麺」等、昔そのままのメニューも健在です。

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開場する11:00過ぎには、もうママさん方で、地下は一杯です。学校給食の実際に対して、とても高い関心があることがわかりました。

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本日の献立は、中華ソフト麺、味噌ラーメンスープ、しそ餃子、牛乳、アセロラゼリーです。ソフト麺といえば、かつてはうどんしかありませんでしたが、今の給食は進化していて中華麺も提供されています。

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いっぺんに麺全部を器に入れると汁がこぼれてしまうので、少しずつ入れます。やっぱり、ここらへんはソフト麺!変わっていない!

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昔懐かしい、ガラス牛乳瓶、先割れスプーン、アルマイト食器なども展示されていました。平成の早い段階で、すでに強化磁器やポリプロピレンの容器に、すべて置き換わっているんです。なつかしの一品でした。

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レンガ作りの深谷駅

ヘリテージツアー(産業遺産を見て、先人の歩みを知る)で、JR高崎線の深谷駅に行きました。建物全面にレンガで装飾されていて、さながらミニ東京駅です。それもそのはず、1996年の駅舎改築時に、東京駅の赤レンガ駅舎を模して改築されたのです。もっとも構造はレンガ構造ではなく、コンクリート壁面の一面にレンガ風のタイルを貼っているそうです。しかし、そもそもなぜ、東京駅か?

1914年に建てられた東京駅丸の内口駅舎には、深谷市にあった日本煉瓦製造株式会社製のレンガが使われました。そのレンガを鉄道で運搬した起点が、ここ深谷駅であったから、ということらしい。日本煉瓦製造株式会社は、深谷市出身の実業家 渋沢栄一が作った、日本で最初の機械式レンガ工場です。赤坂迎賓館や帝国ホテルなどのレンガもここで作られたそうです。

そんな東京駅との繋がりから、平成8年に深谷駅が改修する際、東京駅を模して建てられたのだとか。改修にかかった費用は約35億円。レンガパネル約50万個を使用だそうです。その費用のほとんどを深谷市が負担したらしい。なんとも、太っ腹。深谷市民の思いは、どうでしょう???

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レンガ造の建物は、地震に弱いことが、関東大震災で判明し、今ではほとんどの建物は、鉄骨造、もしくは鉄筋コンクリート造に変わっています。一方、レンガの味わいは、年季が入ってから、じわじわと出てきます。江田島の海上自衛隊幹部候補生学校も、100年以上経過しているレンガ造の建物ですが、非常に味わい深い。

<江田島の海上自衛隊幹部候補生学校は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45731803.html
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深谷市はネギの生産量日本一。しかし「深谷ねぎ」は、品種名ではなく、ブランド名なんだそうです。深谷市を中心とした地域で栽培されている根深ネギの総称をいうんだそうです。その特徴は、糖度の高さです、その甘さは、糖度で言うと10度~15度にも達するそうで、これはよく熟したメロンと同等の甘さくらい。特に冬の深谷ねぎは、すき焼きに入れるときは砂糖がいらないなるらしい。ということで、JR深谷駅の発車メロディも、おねぎのマーチでした。

<深谷駅 発車メロディ「おねぎのマーチ」は、コチラ>
https://www.youtube.com/watch?v=jE1Yi2r2qkg
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「深谷ねぎ」がツノになった深谷市のキャラクター「ふっかちゃん」の時計台が置かれています。この時計、毎時0分になると「ふっかちゃん」の代わりに、埼玉のヒーロー渋沢栄一像が出現!青い目の人形と市松人形を手にもって、下からゆっくり登場します。

https://youtu.be/BM77LnURK4w
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北口には渋沢栄一(日本煉瓦製造会社の設立など、日本近代産業の指導者)の像が鎮座しています。駅沿いにある遊歩道は、かつて支線としてJR深谷駅ー日本煉瓦製造を直接つないで、レンガを運搬する専用線であったところを、改装したのだそうです。先人の歩み、歴史を感じることができます。

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ふっかちゃんは、マンホールにも登場!まちなかを見渡すと、いたるところにふっかちゃんがいます。なお、このふっかちゃん、ゆるキャラコンテストで何度も上位(最高3位)に入っているものの、一位にはなれていません。

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まちの歴史を感じることができ、風格のある深谷駅でした。

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国民所得を80万円増やす 藤井聡著

はじめて、内閣官房参与 藤井聡氏の生講演を聞く機会がありました。歯に衣を着せないダイレクトな物言いの中に、しっかりとした根拠と論理的背景、そしてさまざまな経済学者(ノーベル賞のJ.スティグリッツ、P.クルーグマンら世)とのディスカッションを通じて得られた強い信念を感じました。

氏の提言の結論は、積極財政によるデフレ脱却戦略。規律ある財政政策、デフレ完全脱却で「GDP 600兆円=国民所得80万円増」を達成すれば、日本経済は必ず復活する、というもの。具体的には、増税は延期して同時に、年間10~20兆円規模の徹底的な財政政策を展開し、まずはデフレから完全脱却させる。その過程で「600兆円経済=国民所得80万円増」を実現し、同時に「財政健全化」、その後の「持続的成長」を目指す、というもの。安倍晋三首相も、「日本経済再生に必要な、具体的かつ実践的な提案だ」とコメントを寄せています。

序章 「600兆円経済」は難しくない
第1章 スティグリッツとクルーグマンが主張した「積極財政」
第2章 「デフレ」は社会心理現象でもある
第3章 「日本破綻論」という完全なる虚構
第4章 「プライマリー・バランス目標」が財政を悪化させている
第5章 「出口戦略」と「ワイズ・スペンディング」
第6章 「公共事業不要論」というデフレの鬼っ子
終章 アベノミクスを成功させる「5つの提案」

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そもそも何故「失われた20年」になってしまったかというと、行き過ぎた資本主義・自由主義が根本にあります。
①投資や消費が冷え込んでしまい、モノが売れない
②全体的な価格が下がる
③消費財の価格下落は消費者にとって一瞬助かるが、消費者を雇用する企業の収益も下がるので給料も下がる
④給料が下がるので買い物を控える
⑤ますますモノが売れなくなる
⑥ますます価格が下がる
⑦上記の悪いスパイラルから抜け出せない・・・
⑧供給側の論理で、過当競争が続き、中小企業は廃業していく・・・
 
なぜ、神の見えざる手により全体最適が図られるはずの、自由主義・資本主義がうまく機能しないのか。この流れを変える主体は、「政府」です。しかし、自由主義・資本主義が良しとする小さい政府だと、政府が積極的に支出することが許されず、以下の主張がなされてきました。
  
1. 日本破綻論
「日本の借金は増え続けており、今やGDPの2倍の水準に達している。国民一人当たりの借金は、数百万円の水準にも達している。そのうち日本も、ギリシャのように、あるいは夕張のように破綻してしまう恐れもある。それを避けるためにも、積極財政がどれだけ必要でも、やらないほうが国のためなのだ」
 
2. プライマリー・バランス論
「日本の借金はGDPの2倍近く、先進国の中でも最悪の状態である。だからこれ以上、野放図に借金が増えることを避けるためにも、財政運営の規律はとても大切だ。だから、政府の歳入と歳出の差である「プライマリー・バランス」の赤字をできるだけ小さくしていき、最終的に、黒字に持っていかないと、とんでもないことになる」
 
3. 公共事業不要論
「そもそも日本の借金が増えたのは、無駄な箱物を作り続けた「公共事業」が大きな原因だ。そもそも成熟社会となった日本にそんな箱物なんてほとんど要らないし、借金だらけの日本にそんな余裕はない。だから公共事業はできるだけ減らしていくのが大切だ」「コンクリートから人へ」。
 
著者によれば、上記3つの主張は、真っ赤なウソ。日本が取るべきは、以下の施策だ。
 
・消費税増税の延期
・財政政策を基本とした「所得ターゲット政策」
・デフレ安全脱却が、最大の「財政健全化策」
・3年以内の「デフレ完全脱却」を目指し、「規律ある財政拡大」を目指す(初年度は15~20兆円規模)
・デフレ脱却後は「中立的な財政運営」を図る

きわめて真っ当な施策と思います、流動的な政局の中で、どれだけ実効性がある経済政策を実行できるでしょうか。少なくとも「政局」での足引っ張り合いは、日本のため、将来のためになりません。

ホテル美里@いわき湯本温泉

いわき湯本温泉のまちなかには、10軒を超える温泉宿があります。建物の規模では「吹の湯旅館」や「雨情の宿 新つた」が上げられますが、まちなかには、この美里をはじめとして、味わいのある旅館があります。この美里の女将さんは、「フラ女将」のメンバーの一人。

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実は、いわき湯本温泉の源泉は、ひとつ。いわき湯本温泉の源泉は、湯本病院前の汲上げ場で、産炭時のかつての坑道を利用して、地下約50mから汲み上げています。湯温は59℃、毎分5トンを機械でくみ上げて、長い長い給湯パイプを経て、各旅館に給湯しているのです。湯本のまちなかでは、給湯権を持っているご家庭もめずらしくないらしい。

なお、泉質は【含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉】で、キャッチコピーは「美人の湯」。まあ、そう思って入湯していれば、美人になる、はず。

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屋上には、露天風呂が。シャワーや洗い場もない、シンプルな風呂ですが、それも一興。

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箱庭を愛でながら、入湯も一興。できれば、良い眺望も欲しかった。

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屋内1階には大浴場があり、こちらにはシャワーや洗い場が完備されています。

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掲示されていた説明書によれば、源泉掛け流しだそうです。ふんだんに流れ出る湯量を見て、リッチな気分になります。掛け流し本当か?と思いますが、信じましょう。

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温泉保養士(バルネオセラピスト)とは、温泉医学、予防医学に基づき、 温泉の持つ保健的機能を引き出す知識、技術を習得し、温泉療法を 活用した健康づくりを安全かつ適切にアドバイスできる人材のことだそうです。ドイツのバーデンバーデンでは、国民健康保険対象の温泉保養施設がありましたが、それに類するものか。

<バーデンバーデン ヨーロッパ屈指の温泉保養地は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/32997435.html
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美里のウリのひとつは、提供されるお料理です。見た目に美しい宴席料理は、宿泊しなくても楽しめます。宴席料理にありがちな、量で勝負!的なところがないのも、好感が持てます。

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ホフマン窯 世界唯一の連続レンガ焼成円形窯

旧下野煉化製造会社煉瓦窯は、正16角形のホフマン式輪窯で有名。かつては、赤煉瓦の建物の建築の爆発的な需要に対応するため、明治期以降、フル生産されていました。昭和26年ころには、全国で50基のホフマン式輪窯が存在したそうです。しかし、レンガ造の建物は地震に弱いことが、関東大震災で判明。レンガの需要が急減し、ほとんどの煉瓦窯は廃棄されました。現在は4基のみが残されているそうですが、完全な形のホフマン窯は、世界に広しといえど、ここだけ。近代化遺産・国の重要文化財に指定されています。

高さ34m、直径33mのこの窯、運営会社シモレンが経営破綻し、廃棄されるところを、平成18年に野木町が購入。その後、5億円を投じて、外壁補修・屋根かけ変え・鉄骨や鉄筋での補強等をし、一般公開にいたっています。屋根は新建材のガルバリウム鋼板です。いまどきですねえ。

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展示解説は、市民ボランティアの方々です。地元の方だけあって、この窯がどのように使われていたか/さびれていたか/町がいかに保存に注力しているかを、体感しているだけに、説明に心がこもっていました。


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東京駅や日光金谷ホテルも、ここで作られたレンガが使用されているそうです。

ほとんど動力(電気)のない時代。常磐炭田から運ばれた粉炭は、パイスケ(いゆわる、もっこ)で、人力で、この斜路・階段で運搬されました。毎日1.5トンを人力で運びあげたのか。

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レンガの積み方には、「フランス式」と「イギリス式」があります。レンガには「小口」と「長手」があり、一列に小口と長手を交互に並べるのがフランス式。一列に小口ばかり、長手ばかり並べるのがイギリス式です。一般的にはフランス式が美しいとされています。そういえば、江田島の海上自衛隊幹部候補生学校の建物のレンガもフランス式でしたね。

<江田島の海上自衛隊幹部候補生学校は、こちら>
http://www.mikito.biz/archives/45731803.html
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ホフマン式輪窯とは、16個の窯をリング状に並べた連続焼成窯です。これの何がすごいって、連続して何日でも、何か月でも連続して、火を止めずにレンガを製造できること。製鉄の高炉みたいなものです。通常、レンガを焼くには、固めた粘土を窯に入れて、火を入れて焼いて、冷やして、取り出すという工程を経るわけで、火をつける、消すというサイクルが必要です。それをこのホフマン式輪窯というやつは、窯を16個の窯をリング状に並べて、火を入れて焼いて、冷やして、取り出すというサイクルを、16個の窯で順番に連続してしまおうという画期的なもの。

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外壁には16か所にアーチ形の出入口を設けてあり、当時、粘土状態のレンガの出し入れをしていたところから、窯に入らせていただきました。

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窯内部は高さ2.8メートル、幅3.3メートル、平面がドーナツ形のトンネル状を成し、窯内は16室に分かれていますが、なんと、室間に隔壁はありません。風が一方向にしか吹かないので、風上の壁は新聞紙!だけで仕切れるんだそうです。信じられませんが、事実。

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1年間では輪窯1基当たり、約450万個の焼成能力があったそうです。焼成温度は約800-1000℃、燃料は粉炭が用いられ、いわきの常磐炭鉱から運ばれたそうです。実際には、レンガの位置や粉炭の燃え方等で、かなりの焼きムラはあったようで、焼きあがってから、等級を分別してから出荷していました。

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毎日粉炭1.5トンが消費されたそうです。15分毎に燃料である、窯上部にあけられた小さな穴から、粉炭を投入し、庫内は800-1000℃になったそうです。投入時には、火柱があがり、大変危険な作業だったらしい。

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内壁下方には16か所の窯それぞれに中央の煙突に通じる煙道を設けられ、この開け閉めで空気の流れを作ります。

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本来は、耐震性を持たせるためには、写真くらいの鉄骨で補強しないと、安全性が確保できないくらい、老朽化が進んでいます。

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窯が16個あるという証跡。窯番号16番です

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窯の天井の上部には幅約6メートルの床面がドーナツ形にめぐらされています。床面には無数に投炭孔が、空けられています(蓋がついている状態)。

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15分毎の投炭孔の開け閉めは、これも当然、人力。投炭時には火柱が上がるので、コツが必要だったらしい。

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燃料の運搬用のトロッコのレールが一周する形で敷設されており、粉炭の運搬に使われたらしい。かなり簡易がレールですね。

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中心部は、排煙塔です。

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各窯の排煙の空気量も、「ダンパー」と呼ばれる空気量調整バルブで調整します。何から何まで、人力もしくは自然の力を利用していて、まったく動力・電気が使われていなかったことに、驚きを禁じえません。

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当時、作られたレンガの中には、刻印が施されたものも残っています。こちらは「T」と「ホ」の字が判別できます。日本のお城でも、石垣に刻印をするというのは、全国の名城で見られますし。

<熊本城 城彩苑は、こちら>
http://www.mikito.biz/archives/49362062.html
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一方、レンガの自然劣化は止めようがありません。現代のレンガはいざ知らず、当時製造されたレンガは品質にムラがあることはやむを得ず、レンガに含まれる成分が、温度の上下、水分の透湿・乾燥を繰り返すことで、含まれる塩分等が表面に染み出してきて、最終的にはレンガそのものが、ポロポロと崩れ落ちてしまいます。これは自然の摂理で止めようがありません。それを補修するには、その周辺のレンガ全部を取り換える必要があることから、部分補修が難しいそうです。

今回は、産業遺産の保存、そしてそれを観光に活かすヘリテージツーリズムの参考として、視察させていただきました。貴重な産業遺産の保存の有用性に大きくシンパシーを感じつつ、一方、保存のイニシャルコストが5億円、そして維持ランニングコストが予見できないとなると、公的資金を投入することに対する入念な説明が必要になりますね。どこかに最適解があるのではないか。

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山玉浄水場

山玉浄水場は、主に勿来地区を給水区域とする浄水場です。いわき市には、平・上野原・泉・法田・山玉の5つの浄水場と、田人と遠野の簡易水道があり、給水普及率は97.06%(平成24年度末現在)。
http://bit.ly/2rHzrmI

この山玉浄水場は、旧勿来町上水道創設工事において昭和29年に建設され、昭和52年に回収されました。施設能力は45,000立方メートル/日で、鮫川水系四時川の表流水を取水しています。いわき最大の平浄水場の60,000立方メートル/日には及びませんが、大規模浄水場の一つです。給水区域は、勿来地区が中心ですが、その水は小名浜配水池を通じて、いわきニュータウンや若葉台にも運ばれています。

それにしても疑問は、いわき市の平以北には、平浄水場ひとつしかなく、北は久之浜まで、複数の配水池を経由して、20km先まで圧送して送っています。にもかかわらず、平以南には4つも浄水場があるということ。合併前に作った施設とはいえ、統廃合を進めてこなかったのは、残念です。

<平浄水場は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/27926617.html
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いわき市水道局では、施設の効率的運営を目的として、民間の水道運営事業者に運営を委託しています。この事業者は、いわき市の複数の浄水場の管理運営をしています。

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表流水を使い、物質を沈殿させ、濾過し、殺菌して、配水するのは、どこの浄水場でも仕組みは同じです。

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四時川の表流水の取水地点は、民家にほど近いため、必ずしも透明な水ではありませんが、最終工程に入るときには、完全に透明な水になっています。個人的には、いわき市内の原水で一番水質が良いと思うのは上野原浄水場ですが、できあがった上水にそれほど違いが感じられないのは、浄水技術が優れているからなのでしょう。

<上野原浄水場の取水口は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45197880.html
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沈殿した物質は、沈殿に使用する活性炭を含むため、ドロドロとした黒いアスファルト?のような状態になります。これを天日で乾燥させ、体積を圧縮してから、産業廃棄物として埋め立てます。東日本大震災直後のコレは、放射性物質の基準値を超えるものとして埋め立てが認められず、黒いフレコンバッグに敷地内一時保管していた時期がありました。それは今でも敷地内にシートをかぶせて仮置きされたままですが、2年目以降からは、放射性物質が検出されなくなったため、震災前と変わらず、産業廃棄物として埋め立てています。

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上浄水場には定期的に、社会科見学で小学校の児童が訪れるそうです。このようなお礼の手紙は、双方にとって記憶に残って良いですね。

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おみやげに「いわきサンシャインウォーター」のペットボトルをいただきました。いわき市内では唯一、湧水を使用している根岸浄水場で作ったお水です。

<いわきサンシャインウォーターは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48061484.html

奨学金が日本を滅ぼす 大内裕和著

近年、大学生の間で奨学金利用者は急増しているそうです。背景には、学費の高騰とともに、親世代の収入低下によるこどもの学費負担があります。仮にこどもが奨学金を月12万円ずつ借り入れた場合、学部卒業時の返済額は、なんと600万円近くに(ぜひ、一度電卓を入れてみてください)。本の中には、大学時代に借りた奨学金がネックとなり、大学院進学を断念した学生、結婚時に相手方の両親に難色を示された学生の事例が紹介されています。奨学金という「借金」がその後の人生に大きな負の影響を及ぼしている事実。著者の提案のひとつが、給付型奨学金制度を充実させること。(高等教育を膨大な公費を投入して何でも無償化すればよいという暴論でなく)、高等教育を受けたいという熱意と持ち、学習実績を上げている学生に対する給付型奨学金制度は、十分実効性のある施策だと思います。

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私も大学生のときには4年間、日本育英会から毎月4万円の奨学金を借りて、卒業後、たしか10年間かけて毎月の給料から返済していました。たしか毎月2万円くらいの返済額だったと思います(完済済み)。当時の初任給は額面18万円で、社員寮費1万円や社会保険等を差し引かれて、14万円くらいの手取りだったので、2万円/月の返済は、(嬉しくはありませんが)なんとか支払える水準でした。この経験からすると、タイトルの「奨学金が日本を滅ぼす」は大げさかなと思っていました。

ところが!!!今の奨学金の制度や、大学の学費の水準は、私のいた20数年前とは、まったく異なる水準なのです。まず、奨学金の額。当時は1種(無利子)と2種(有利子)があり、自宅2万円、自宅外4万円と、定額かつ低額でした。なので最大借りても累計で200万円でしたが、今では、1種2種は同じですが、最大12万円/月、4年間累計で600万円にも及ぶのです!!!単純に将来の返済額は、私が借りていた3倍の水準、6万円/月にもなり、これは大学出たての初任給から支払うにはあまりに過酷すぎる、と思います。これは奨学金という名の、教育ローンといえるでしょう。

また学費の水準も、私のいた20数年前とは、まったく異なる水準なのです。当時、国立で30万円/年、私立で60万円/年(いずれも文系)が相場でした。今では、国立で約60万円/年、私立で90万円/年が平均です。学費を親が負担しきれず、奨学金を学費支払いに充てている、すなわち生活費まで十分な仕送りができていないということが推測できます。これは日本社会のGDPの停滞、労働生産性が低いこと、賃金の低水準等が要因であり、奨学金制度そのものの問題ではありませんが、学生にとっては、大学生を続けるために、バイトに明け暮れなくてはならないという切実な問題です。

そもそも当時は、日本育英会が運営主体でしたが、いまでは日本学生支援機構と組織変更されていて、取り立ても厳しいそうで、一定期間経過するとサービサーに債権譲渡され、さらに滞納が続くと、金融機関のブラックリストに載るとのこと。こうなるとクレジットカードが作れなくなり、社会生活に支障が来すことになる。そもそも、学生が将来を切り開くために学ぶための奨学金なのにもかかわらず、その返済のために、将来が拘束されてしまうというのは、本末転倒です。

著者の以下の提言は、まったくその通りだと思います。
・延滞金(ペナルティ5%)の廃止
・返済猶予期限の撤廃(払えない人は、時間が経っても払えない人)
・日本学生支援機構による運営面での改革(救済制度の運用面での拡充)
・所得連動型返還奨学金制度の導入(払えない所得水準の方は、一定期間後に返済免除する)
・人的保証の撤廃(親や兄弟に他人債務を負わせず、連鎖破産を防ぐ)
・無利子貸与奨学金の抜本的拡充(やはり奨学金に利子はふさわしくない)

著者は、学費についても定額化を提唱しており、上記の提言の財源も含めて、富裕税に課すとしています。しかし国立大学86校、私立大学600校、入学定員が全国で60万人近いと言われています。1学年60万人×4年間をすべて、無償化・定額化するのは現実的ではないでしょう。

鈴木酒造 長井蔵 磐城寿

さわきやさん主催の山形長井市の鈴木酒造酒蔵見学会ツアーに参加しました。鈴木酒造さんは、磐城寿(いわきことぶき)の銘柄名を主力として、浪江町の請戸地区にあった小規模な酒蔵です。もともとは、江戸末期に創業し、漁師の大漁を祝う「祝酒」として愛されていたらしい。しかし東日本大震災の津波で酒蔵のすべてを流されてしまいました(高さ3mほどの堤防をはさみ、目の前には太平洋が広がるという「日本一海岸に近い酒蔵」だったらしい・・・)。しかし、そこから再起!山形長井市で、廃業予定の酒蔵をまるごと再生して、「鈴木酒造 長井蔵」として再生したんです。これだけ聞いただけでも、なんという壮絶な、そして感動的な人生でしょう。

酒蔵の看板も、当然すべて流されてしまいましたが、その看板も復刻!

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酒蔵につるされる、杉玉・酒林(さかばやし)は、毎年赤井岳のスギの葉を集めてボール状にして制作するそうです。基本的には酒蔵自ら作りますが、震災後は、さわきやさんが自ら製作して鈴木酒造さんに毎年寄贈しているそうです。こういう地道なそして心の通じる関係性の構築が、販売・仕入れルートの強固さに直結するのでしょうね。
 
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オリジナルの半纏は少ない数しか作りませんが、当然さわきやさんはお持ちなわけです。

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この長井の酒蔵は、もともと東洋酒造という酒蔵で「忍ぶ川」という銘柄で販売していましたが、後継者不足で廃業を検討していたところ、東日本大震災発生、そして鈴木酒造さんからの運営提案があり、製造設備一式を鈴木酒造さんにお任せすることになったそうです。そうはいっても酒の製造方法には、かなりの相違があり、製造設備の多くは、経営が変わってからはほとんどが入れ替えになったそう。

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酒造りにはもっとも大事なもののひとつが蔵付きの「酵母」。これがその蔵のオリジナル性の決め手らしいです。本来、津波被害ですべて流されていたはずの酵母が、実は福島県の試験場に分析のため預けてあったのが残っていたそうです。その酵母を使って、震災のあった年の12月には「磐城壽」の銘柄で酒を送り出しました。

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家族経営(実質4人で酒の経営・製造・販売を行っているそうです)で、小ロットの酒を(真夏以外の季節)年中、ずっと作りつづけています。建物全体は温度調節しませんが、醸造する部屋(ずっと7-8度維持!肌寒い!)、麹を作る部屋(ずっと30℃維持!)は、エアコン・調湿器で、温度・湿度とも年中コントロールされていました。

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これが「もやし」。玄米に麹菌をつけて増やしたものです。試食させていただきましたが、玄米の香り+アルファで、強烈な香りや味覚は感じられませんでした。

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醸造する部屋は、ずっと7-8度維持されるため肌寒いです。人間の菌をできるだけ排除するために、マスク等着用します。

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熟成は、もと・添え・なか・とめ。そして発酵させ、その間毎日櫂入れをして(よく攪拌して)、30日間で完成。この完成したもろみを、次の工程で絞り出します。

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熟成中のタンクは、温めたり冷やしたり、一定の温度を保ちます。

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「舟」という機械で、酒を絞り出す機械です。2日間かけてゆっくり絞り出す。

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いろんな種類の「磐城寿」が勢ぞろい。東洋酒造の主要銘柄であった「一生幸福」も登場。

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酒をつくっているのは、地内に湧く井水です。長井のまちなかを流れる小川は、とても澄んでいます。川にしか自生しない梅花藻(ばいかも)を市街地の至る所で見ることが出来ます。この水の元となるのが、水源地であるブナ林に降った雪なんだそうです。

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福幸(ふっこう)ファームさんでは、ブナ林に降った雪を水源地とするお水で、酒米を作ろうとしています。酒も米も同じお水で作れば、そこのストーリーが生まれるということまで、考えての栽培です。聞けば、福幸ファームを運営されているのは、いわき市から避難されて、長井市で農業をされている方だそうです。これまた奇遇というか、ストーリーがありますね。 

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平成29年6月議会 一般質問3(マイナンバー制度における情報セキュリティ対策)

3. マイナンバー制度における情報セキュリティ対策について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<動画はコチラ>https://youtu.be/hEYgytMVxqw
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大きな質問の3つ目は、マイナンバー制度における情報セキュリティ対策についてです。マイナンバー制度は、国民一人一人に12桁の番号を付番し、活用することにより、国民にとって利便性の高い、公平・公正が社会を実現するための社会基盤として導入され、平成27年10月よりマイナンバーの通知、平成28年1月よりマイナンバーの利用が開始されており、本年7月には、国並びに地方公共団体等との間での情報連携が開始される予定となっております。
一方、世の中には個人情報の流出事件が多発しています。札幌市は、税額決定通知書の誤記載や誤配達など3件の事故により、マイナンバー含む個人情報の漏洩が発生したことを発表しています。同市によれば、2017年度の市民税、道民税の特別徴収税額決定通知書として、 3万9500件を送付したが、誤送付や誤配達など3件が発生し、8人分の氏名や住所、マイナンバー、所得や税額などが漏洩したそうです。
また2017年5月には人材派遣のスタッフサービスグループにおいて、内部の従業員が登録者に関する個人情報を持ち出し、外部へ流出していたことが判明しました。流出したのは、1万5368人分の登録者情報で、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれるそうです。
さらには2017年2月には大阪市において、市役所内の事務関連の廃棄書類を業者が収集車に積み込む際、強風に煽られ一部が飛散し一部未回収となった事故がありました。
さらに世の中を見渡せば、個人情報を含む携帯端末やノートPCの紛失、情報の入ったUSBメモリの紛失等の事件は、枚挙にいとまがないほど多発しています。
このような現状において、マイナンバー制度における情報セキュリティ対策は重要でありますので、以下、質問して参ります。

(1) 制度の概要について
まず初めに、改めてマイナンバー制度の概要について伺います。

(総務部長)
マイナンバー制度につきましては、これまで、社会保障、税、災害対策の各分野の業務において、国及び地方公共団体などが、それぞれ保有・管理していた個人の情報について、新たに、マイナンバーを国民一人ひとりに付番し、一元的に把握することにより、社会保障・税制度の効率性・透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現することを目的として、制度化されたものであります。
これにより、行政機関においては情報を一元的に把握することが可能となり、事務の簡素・効率化が図られること、また、国民においては申請手続きにおける添付資料の省略化により、負担軽減が図られることなどが、その効果として期待されているところであります。

(2) 行政機関等における利用について
次に、行政機関等においては、情報連携によりマイナンバーをどのように利用するのか伺います。

(総務部長)
マイナンバー制度におきましては、国並びに地方公共団体等との間で情報連携を行う「情報提供ネットワークシステム」の稼働が本年7月に予定されておりますが、情報連携にあたりましては、セキュリティを確保するため、マイナンバーを直接用いるのではなく、その代わりに個人を識別するものとして暗号化された「符号」を用いることにより必要な情報のやりとりを行うこととなっております。
さらに、情報連携を行う個人情報につきましては、一元管理するのではなく、各機関で管理していた個人情報は引き続き各機関が管理し、必要な情報を必要な時だけやりとりする分散管理の仕組みとするとともにシステムへのアクセスは限定された職員とするなどマイナンバーに係る情報連携は、国の管理のもとに適切に実施されることとなっております。

(3) 事業者における取扱いについて
次に、事業者においては、マイナンバーをどのように取り扱うのかうかがいます。

(総務部長)
事業者におきましては、従業員及びその扶養家族の税や社会保障の手続きでマイナンバーを取り扱うこととなりますが、その取得の際には、本人に利用目的を明示するとともに、なりすまし防止のため、厳格な本人確認を行うこととされております。
その上で、事業者は、給与支払報告書などの税の手続書類や、健康保険、雇用保険、年金等の社会保障の手続書類に、従業員等のマイナンバーを記載し、関係機関に提出することとなっております。
また、事業者においてマイナンバーを取り扱う祭は、漏えい、減失、毀損を防止するなど、マイナンバーの適切な管理のために必要なまた、事業者においてマイナンバーを取り扱う祭は、漏えい、減失、毀損を防止するなど、マイナンバーの適切な管理のために必要な措置を講じることとされております。

(4) 情報漏えいに対する罰則について
平成27年5月には、日本年金機構の個人情報の外部漏洩事件がありました。これは日本年金機構の職員の端末に対する外部からのウイルスメールによる不正アクセスにより、日本年金機構が保有している基礎年金番号や氏名、生年月日、住所を含む個人情報が125万件流出したものです。
そこで、マイナンバーを漏洩した場合や不正にマイナンバーを入手した場合の罰則など、様々な事案が考えられますが、その罰則規定はどのようになっているのか伺います。

(総務部長)
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律における罰則について主なものを申し上げますと、個人番号利用事務等に従事する者が、正当な理由なく、特定個人情報ファイルを提供した場合は、4年以下の懲役または200万円以下の罰金または併科となっており、偽りその他不正な手段によいりマイナンバーカードを取得した場合は、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金などとなっております。
また、本法の規定により、業務に関して、個人が処罰される場合におきまして、該当個人が法人等の代表者である場合や、該当個人が法人等の指示に基づきこれらの違反行為を行った場合、若しくは、該当個人が単独の意思で違反行為を行った場合であっても、法人等が監督責任を怠っていたものと認められる場合などにおきましては、本法に定める罰則の一部について、当該法人等も罰則されるとする両罰規定が設けられているところでございます。

情報漏えいをした個人及び法人に対する罰則が強化されたことを確認できました。さらに、情報漏えいした企業に対しては、罰則以外にも社会的制裁があることから抑止力が働いているものと推察します。一方、個人が不正にマイナンバーを入手する行為自体も罰則の対象となるほか、不正に入手したマイナンバーを利用して詐欺等の犯罪行為をおかせば、通常の刑法に触れることはいうまでもありません。

(5) 個人情報のセキュリティ対策について
先ほど紹介した日本年金機構の個人情報の外部漏洩事件は、電子メールのウイルスが入った添付ファイルを開封したことにより、不正アクセスが行われ、情報が流出したものです。この事案に対しては、外部への情報流出を防止するため、全拠点でインターネットへの接続を遮断しているそうです。
そこで、本市における個人情報に対するセキュリティ対策はどのようにしているのか伺います。

(総務部長)
個人情報に関するセキュリティ対策につきましては、市情報セキュリティポリシーに基づき、これまでも対策に努めてきたところでありますが、人為的なミス、いわゆるヒューマンエラーを防止するための対策といたしましては、各種研修を実施するとともに、毎月発行している情報セキュリティレポートの中で具体的な留意事項等を周知しているほか、随時、注意喚起のための庁内通知を行うことなどを通じまして、市情報セキュリティポリシーの遵守と職員のセキュリティ意識の高揚を図っているところであります。
また、システム面につきましては、「情報提供ネットワークシステム」の稼働に合わせまして、都道府県単位で整備し、高度な情報セキュリティ対策を講じる「県セキュリティクラウド」へ参加するほか、二要素認証の導入及び「総合行政ネットワーク」いわゆるLGWAN接続系とインターネット接続系の分離を図り、更なるセキュリティの強化に努めているところでございます。

<答弁19>

本市のシステム上のセキュリティ対策は、理解しました。しかしさきほどご紹介した札幌市マイナンバー含む個人情報の誤送付や誤配達や、スタッフサービスグループの内部の従業員による個人情報の持ち出し、さらに大阪市役所内の事務関連の書類の飛散事故、個人情報を含む携帯端末やノートPCの紛失、情報の入ったUSBメモリの紛失等の事件は、システム上のセキュリティ対策では、防げません。このような、いわゆるヒューマンエラーによる情報漏洩は、システム上の対策の構築だけでは防げないのです。ヒューマンエラーが存在するという前提で、情報セキュリティ対策は考えなくてはなりません。複数の視点でのセキュリティ対策を十分に講じた上で、かつ「必ず情報は漏洩する」と前提でマイナンバー制度を運用していただくことを要望して、私の一般質問を終了いたします。ご静聴、誠にありがとうございました。

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注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。

平成29年6月議会 一般質問2(国民健康保険の都道府県単位化)

2. 国民健康保険の都道府県単位化について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<動画はコチラ>https://youtu.be/VzTwrZYE4F4
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大きな質問の2つ目は、国民健康保険の都道府県単位化についてであります。
国民健康保険事業は、国民皆保険制度の中核として、地域住民の医療の確保と、健康の保持・増進に、重要な役割を果たしております。これまでは市町村が、加入者の納める保険税を中心に、国や県の補助を得ながら、医療機関への支払いをすることで市の国保特別会計事業勘定の帳尻を、毎年合わせてきました。しかしながら一般企業が加入している社会保険とは異なり、市町村が運営する国民健康保険は、高齢者や低所得者、無職者などを多く抱えていることや、小規模な保険者が多数存在すること、使われているひとりあたり医療費が市町村単位で異なること、保険税率自体も市町村ごとに大きな格差があることなど、様々な課題を抱えています。このような中、国保制度の安定化を図る抜本的な改革が急務とされ、国は、平成27年5月に、「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」を公布しました。これにより平成30年度、すなわち来年度から都道府県と市町村が、共同で国民健康保険の運営を担い、都道府県が、財政運営の責任主体となります。
その目的は、県が安定的な財政運営に中心的な役割を担うことで、制度の安定化を図ることとしたものであり、これがいわゆる「国民健康保険の都道府県単位化」であります。
そこで、本県における、県統一化の方向性について伺うとともに、本市に与える影響について、確認して参りたいと思います。

(1) 県統一化の主な内容について
まず1点目は、県統一化の主な内容についてであります。
県の役割はどのようになるのかについて
はじめに、都道府県単位化により、県と市町村が、共同で国民健康保険の運営を担うこととされておりますが、県の役割はどのようになるのかについて、伺います。

(市民協働部長)
平成30年度以降の県の主な役割としましては、財政運営の責任主体となりますことから、県が、県内すべての保険給付費等を負担することになり、これにより、県は市町村ごとの国保事業費納付金を決定し、当該納付金を納付するために必要な市町村ごとの標準保険料率を算定し、示すこととなります。
また、県内統一的な国保の運営方針を策定し、事務の効率化、標準化、広域化を推進し、さらには、特定健診などの保健事業に対し、必要な助言や指導を行うこととなります。

市町村の役割はどのようになるのかについて
では次に市町村の役割はどのようになるのかについて、伺います。

(市民協働部長)
市町村の主な役割としましては、地域住民と身近な関係にありますことから、これまでと同様に、保険給付に関する各種届出や、減免申請などの窓口業務、被保険者証の発行などの資格管理を引き続き行うほか、被保険者の特性に応じた、きめ細かい健康づくりなどの保険事業を実施することとなります。
また、県が決定した国保事業費納付金を県に納付することとなりますが、当該納付金を納付するために必要な国民健康保険税については、保険税率が県内統一化されるまでの当面の間、県が示す標準保険料率を参考に、市町村が個々の事情に応じた国民健康保険税率を決定し、賦課・徴収することとなります。

国保事業費納付金について
では次に、市町村が県に対して納付することとなる国保事業費納付金について伺います。

(市民協働部長)
平成30年度以降、県内市町村の保険給付等に要する費用は、県が、その全額を負担いたしますが、その財源につきましては、国庫支出金、県の一般会計からの繰入金、市町村からの国保事業費納付金などで賄うこととなります。
議員お質しの納付金の額については、県が決定し、市町村から徴収することとされておりますが、その納付金の額の算定に当たりましては、市町村ごとの医療費水準を勘案して、県が決定するものであります。
なお、医療費水準が高い市町村ほど、納付金額が高くなると想定されており、市町村の医療環境などに応じた仕組みとされる見通しでございます。

標準保険料率について
では次に、国保事業費納付金を納付するために必要となる国民健康保険税収入に係る、標準保険料率について、伺います。

(市民協働部長)
標準保険料率とは、市町村が県に納付することとなる国保事業費納付金について、当該納付金を納付するに足りる標準的な国民健康保険税率として県が示すものであり、市町村独自の税率を検討する際に参考となるものでございます。
また、標準保険料率が導入された目的としましては、これまでの各市町村の国民健康保険税は、市町村によって、年齢構成や医療費水準に差があること、保険税の算定方式が異なること、赤字補てんのための法定外繰入を行っている市町村があるなど、様々な要因により差異が生じているため、他の市町村の保険税水準との差を一概に比較することが困難な状況にありますことから、県が標準的な算定方式により、市町村ごとの標準保険料率を示し、公表することで、住民負担の「見える化」を図るとともに、将来的な保険税率負担の平準化を進めることを目的に導入されたものであります。

都道府県単位化によって、県が国保の財政運営の責任主体となり、また、市町村は地域住民と身近な関係にある中、県の手足となって引き続き国保事業の運営にあたるという、それぞれの役割が見えてきました。
また標準保険料率は、県全体一律に福島県が算定するため、これまでのいわき市の保険税率と異なる可能性があるということがわかりました。
では、次に県内統一的な事務の効率化や標準化をどのように進めていくのかについて、確認して参りたいと思います。

(2) 県統一化の進捗状況について
2点目は、県統一化の進捗状況についてであります。
本県の統一化の進め方について
はじめに本県の統一化の進め方について、伺います。

(市民協働部長)
国民健康保険事業運営の県単位化については、平成30年度から実施されることとなりますが、保険税率や事務の県内統一化については、県内59市町村の国民健康保険事業の運営が、現在、市町村によって様々な状況にありますことから、県が中心となり、市町村と協議の上、段階的に進めるこことされているものであります。
県は、県と市町村の協議の場としまして、福島県市町村国保広域化等連携会議、いわゆる連携会議を設置し、また、実務的な検討を行う下部組織として、ワーキンググループと作業部会を設置し、昨年度より、県統一化についての協議・検討を行ってきているところであります。
なお、平成28年度の協議の実績といたしましては、連携会議は1回、ワーキンググループは8回、作業部会は6回、開催されております。

本県の統一化の協議内容について
では次に、本県の統一化の協議内容について、伺います。

(市民協働部長)
統一化の協議内容につきましては、国民健康保険税の賦課の在り方、国民健康保険税や一部負担金の減免基準、被保険者証のカード化や更新の時期、乳幼児医療や子ども医療などの医療機関等における窓口無料化の取扱い、健康づくりや疾病予防等の保健事業の取り組み方など、国民健康保険事業に係る全て協議の対象となっております。

本県の統一化の進捗状況について
では次に、本県の統一化の進捗状況について、伺います。

(市民協働部長)
現時点において、県内59市町村で統一化の意思統一が図られているのは、出産育児一時金と葬祭費の支給額の2つだけとなっております。
その他の事務につきましては、統一化に向けた協議を重ねておりますが、各市町村の国民健康保険を取り巻く環境が様々な状況にあり、それぞれの事情に応じた事業運営が行われていることから、意見の集約が図られていない状況にあります。
また、協議を進めていくにあたり、統一化までの具体的な期限や進捗のスケジュールを県が示していないことから、連携会議やワーキンググループでの協議において、県に対し、速やかに対応するよう強く要請しているところであります。
なお、平成30年度から実施される県単位化において、最低限決定しておかなければならない国保事業費納付金や標準保険料率の算定方法につきましては、本年末頃に示される予定であります。

平成30年度が始まるまで、もう1年を切っている現時点において、一部しか決まっていない状況に、驚きを禁じ得ません。税率の変更や、現時点でのいわき市が提供しているサービス内容から低下するおそれもあります。福島県庁には、もっと危機感を持って頑張ってもらうとともに、いわき市においては、福島県に対し今まで以上に強く意見を言っていただくことを切に願います。

(3) 県統一化による本市の影響について
3点目は、県統一化による本市への影響についてであります。

国民健康保険税率への影響について
はじめに、国保事業費納付金が導入されることや、市町村ごとに標準保険料率が示されるなど、県統一化による国民健康保険税率への影響について伺います。

(市民協働部長)
市町村の国民健康保険税率については、税率が県内統一化されるまでの当面の間、県が市町村の医療費水準を勘案して決定する国保事業費納付金の額に応じて、市町村が独自に設定するものでありますことから、その納付金の額によって影響があるものと考えております。
しかしながら、県は、現時点において、国保事業費納付金の算定方法を具体的に示していないことから、本市の国保事業費納付金の額を推計することは困難な状況にあるため、本市の国民健康保険税率への影響については不透明な状況でございます。
なお、本市の医療費水準につきましては、平成27年度以前の3年間の医療費水準が全国平均や、県平均を上回っている状況となっておりますことから、本市の国民健康保険税率については、少なくとも、現行税率と同程度の水準が求められるのではないかと想定しているところであります。

事務が統一化されることによる影響について
次に、県内統一的な事務については、段階的に実施されるようですが、そこで、事務が統一されることによる影響について伺います。

(市民協働部長)
事務の統一化につきましても、現時点では、一部の事務を除き決定していない状況にありますことから、被保険者への影響は、不透明な状況にあります。
このため、引き続き事務の統一化について協議を継続することとなりますが、本市が先進的に実施している被保険者と高齢化受給者証の一体化や、被保険者証のカード化、さらには、窓口での被保険者証の即日発行など、市民の利便性に配慮した事務が引き続き堅持されるよう、県や他市町村と協議して参りたいと考えております。

これまでの答弁から、平成30年度の都道府県単位化は、段階的に実施されるようでありますが、本県においては、その進捗状況が非常に遅れているといわざるを得ない状況にあります。
この遅れにより、県統一化による各市町村への影響が不透明な状況にあるため、当該影響を緩和するための施策が措置できない状況も事実であります。
また県統一化により事務の効率化が、その目的のひとつとしてうたわれていますが、答弁を聞く限り、いわき市の作業負担が、大きく軽減されるようには感じられません。
いずれにせよ、都道府県単位化の本来の目的である国保運営の県内統一化までの間、安定的な事業運営を継続することが何よりも重要であると考えますことから、福島県と市町村の協議の場において、事務の統一化を計画的に実施するとともに、いわき市においても、統一化の進捗状況などを被保険者に対して公表していくなど、「改革内容の見える化」を行うことも必要であると考えます。
都道府県単位化まで、すでに1年を切っておりますことから、本市が主張すべきことは強く主張し、本市の被保険者に与える影響が最小限となるよう努めていただくことを要望し、次の質問に移ります。

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注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。

平成29年6月議会 一般質問1(いわき市地域医療を守り育てる基本条例)

いわき市地域医療を守り育てる基本条例について

黒字:吉田の発言・質問、青字:執行部からの答弁
<動画はコチラ>https://youtu.be/N1jT0yhiI-Q
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いわき市議会清政会の吉田実貴人であります。あの東日本大震災から6年あまりが経過しました。復興集中期間が終わり、復興創生期に入りました。震災関連予算が減少していく中で、このふるさといわきがどうやって持続可能な成長ができるかが問われています。次世代が活躍できる社会の実現を目指して、以下、通告順にしたがって一般質問を行います。

1. いわき市地域医療を守り育てる基本条例について

いうまでもなく医療は地域に必須の機能であり、医療は、電気ガス水道、道路公園と並ぶまちのインフラです。市民の健康・安心のためには必須のものであります。これがなければ高齢者はもちろん、出産を控える若い世帯が住み続けることはできません。また、医は仁術なりのとおり、市内の医療従事者の充実は喫緊の課題の一つであり、これまでも、初当選以来、議会で地域医療関連で6回一般質問させて頂いております。今回7回目の質問となりますが、丁寧な答弁をよろしくお願いいたします。
さて、震災前から、既存医師のいわき市外への流出が続く一方、外部医師がいわき市に定着していないという事象が発生していました。それが震災後、医師の絶対数の不足として一気に表面化したと私は考えています。ざっぱくにいえば、医師不足の根本の原因は、医師個人にとってまちの総合的な魅力が相対的に足りていないと受け止められているということです。勤務先として、勤務するまちとして、いわき市が「選ばれていない」という事実があったわけです。
これを変えていくには、働く・暮らす・育てるそれぞれの観点で若い医師から、いわきが選ばれるようならねばなりません。いわきの医師数の減少を、原発事故の風評被害や、医局制度の変更等のせいだと主張される向きもあります。しかしそれを何度もお経のように唱えても、何ら改善は見込めません。それは所与の条件であり、風評被害や新研修医制度のせいに強弁することは、さらなる市外医師の忌避を招くことしかないからです。
若い医師を呼び込むには、いわき全体の文化、モラル、住民の行動様式を含めた総合的な魅力を増やす必要があります。相馬市・南相馬市では、アクセスやまちの規模、エンタメの少なさ、原発からの距離等で、医師招聘に絶対的な不利にもかかわらず、震災後に医師数が増加しています。なぜ、いわきが相馬市・南相馬市と比較して、選ばれていないのか。相馬市・南相馬市では、外部から来た医師と市民の間の敷居が低く、セミナーや非公式の勉強会等、頻繁に交流が行われています。赴任してきた医師も、オープンに外部から来た人を受入れるマインドをはじめとするまちの魅力に心地よさを感じ、それを次の赴任者に伝えることで、さらに外部の医師の吸引力を増しています。住民が医師に対してプロフェッショナルとして尊敬し、また医師も住民に対して敷居を低くし地域に溶け込む姿勢を取ったこと、そして危機感を持ってなりふりかまわず取り組んだことが、市外の若い医師を呼び込む要因であったと私は分析しています。

(1) 地域医療の現状について
では、質問の1点目、いわき市の地域医療の現状を、対策を含めて伺います。

(市長)
本市の地域医療の現状といたしましては、平成16年度の新臨床研修医制度の施行以降、東日本大震災の影響などもあり、医師をはじめとする医療従事者の不足が続いております。もちろん議員お質しのこともあり、救急医療の中心的な役割を担っている病院の勤務医が不足するとともに、高齢化が進んでいる状況にあります。
特に、救急医療につきましては、「時間外の適正受診」を呼びかけた平成20年度に、救急搬送が、一端減少したものの、震災後は、再び増加し、その後は、高水準で推移しているところであり、また、搬送者の約4割が軽症と診断されている状況にあります。
本市の地域医療が、このような厳しい状況にあることを踏まえ、現役医師の確保・招へい策として、寄附講座の開設による医師の招へいや、本市出身の医師等に対する「いわき医療ふるさと便」の発送、医学雑誌への医師募集広告の掲載などを実施して参りました。
また、数年後を見据えた医師の確保・招へい策としては、医学生等を対象とした「いわき地域医療セミナー」や「いわき市医療ガイダンス」を開催してきたほか、平成28年12月には、「市病院医師修学資金貸与事業費補助金」の制度を創設したところであり、本市の地域医療の課題解決に向けて、様々な施策を積極的に展開しているところであります。

(2) 制定の目的について
住民が医師に対してプロフェッショナルとして尊敬し、また医師も住民に対して敷居を低くし地域に溶け込む姿勢を明らかにするためのいわき市条例を制定すべきと考えます。そこで2点目、今回、条例制定を目指している、いわき市地域医療を守り育てる条例の目的について、伺います。

(保健福祉部長)
本条例の目的としましては、地域医療が市民の健康及び生命を守るかけがえのないものであり、市民が安心して暮らすために欠かすことができないものでありますことから、救急医療をはじめとした本市の地域医療が置かれている厳しい状況について、市や医療機関だけでなく、市民の皆様も含めた市全体で認識し、それぞれの立場で課題解決に取り組みため、市、市民及び医療機関が果たすべき役割を明らかにし、相互に連携・協力して、地域医療を守り育てるための様々な活動を行うことにより、将来にわたり、市民が安心して良質な医療を受けることができる体制を確保することであります。

(3) 検討の経過について
3点目、条例制定検討の経過について、伺います。

(保健福祉部長)
本条例の制定の検討経過については、平成28年12月に、医療関係者で構成される「市地域医療協議会」において、また、本年3月、医療保健、福祉関係者で構成される「市保健医療審議会」において、市からそれぞれの委員の皆様へ、条例案を提示し、ご意見をいただいたところであります。
会議における主な意見としましては、「医療従事者と患者との間の信頼関係の重要性について、条例に盛り込むべき」との意見や、「病状に応じた救急車の適正利用について、条例に盛り込むべき」など、様々な意見が出されましたが、委員の方々からは、本条例に関し、概ね賛同をいただいたところであります。
さらに、本年3月29日から4月12日までの期間でパブリックコメントを実施したところですが、資料請求の問合せが1件あったのみで、市民の皆様から寄せられた意見は、特にございませんでした。

今回の市民意見募集、いわゆるパブリックコメントにおいては、問い合わせが1件のみであったと伺っております。まだまだ市民の条例に対する興味や認知が高くないと考えられますので、複数の媒体を用いた広報に努めていただきますよう要望します。

(4) 基本的内容について
4点目、基本的内容について、伺います。

(保健福祉部長)
本条例の基本的内容としましては、地域医療が市民の健康や生命を守るかけがえのないものであり、将来にわたり持続的に確保されなければならないこと、市、市民及び医療機関が一体となり、相互の連携と協力の下に守り育てなければならないことを基本理念として、将来にわたり、市民が安心して良質な医療を受ける体制を確保するため、市、市民及び医療機関の役割を明らかにするものであります。
まず、市の役割としましては、救急医療体制の維持及び強化、医師の確保、保健や福祉との連携などの基本的施策を策定し、実施することとしております。
次に、市民の皆様の役割としましては、かかりつけ医を持つこと、受診に当たっては、医師などの医療の担い手に信頼と感謝の気持ちを持ち、その指導と助言を尊重すること、夜間又は休日の安易な受診をしないことなどに努めていただくこことしております。
次に、医療機関の役割としましては、患者の病状に応じた機能分担と連携により地域医療を充実させること、感謝の立場を尊重し、患者との信頼関係を築くこと、保健や福祉との連携を図り、在宅医療に取り組むことなどに努めることとしております。

今回の条例制定で注目すべきは、市・医療機関・市民それぞれが果たすべき役割を明確に明文化したことにあります。特に市民の責務として条例第5条第3項 受診等に当たっては、医師等の医療の担い手に信頼と感謝の気持ちを持ち、その指導、助言等を尊重し、健康を回復すること、第4項 救急車について、病状に応じて適正に利用すること、第5項 夜間又は休日における安易な受診をしないこと等を、定めたことは、われわれも一市民としてそれぞれ認識し、行動しなくてはなりません。なお、このような条例は、東北で初の制定であると聞いております。

(5) 施策の実行について
この条例は、いわゆる理念条例であり、罰則規定がありません。現段階では実行計画も明確にはされておらず、条例を作ったが、ほったらかしになるおそれもあります。ぜひしっかりとした予算を確保した上で、実効性のある施策を進めていただきたい。そこで5点目、どのようにこの条例の効果を出していくのか、施策の実行について伺います。

(市長)
本条例の効果を出していくためには、本条例を拠り所として、市、市民及び医療機関など、地域医療に関わるすべての関係者が、本市の地域医療の現状等を認識し、地域全体の課題として捉え、それぞれの立場で課題解決に取り組むことが、何よりも重要であると考えております。
そのため、市といたしましては、これまでも実施してきております「寄附講座の開設による医師招へい」、医学生等を対象とした「いわき地域医療セミナー」や「いわき市医療ガイダンス」の開催、「市病院医師修学資金貸与事業費補助金」などの取り組みに加え、新たな施策といたしまして、「市民の民間病院における医師の確保に繋がる寄附講座の仕組み」の導入に向けた検討など、これまで以上に、地域医療施策の充実に取り組むとともに、市民の皆様に対し、本市医療の厳しい現状や、医療機関の役割と連携の仕組み、適正な医療機関の選択方法などに関する情報を、講演会や広報等、様々な機会を通じて提供することにより、本条例に浸透を図り、実効性を確保して参りたいと考えております。

本気で施策を実行するためには、予算の確保が何よりであります。財政部長、ぜひよろしくお願いします。財政部長、答弁は結構です。

<過去の定例会の医療問題の一般質問は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49011007.html
http://www.mikito.biz/archives/47001886.html
http://www.mikito.biz/archives/46253677.html
http://www.mikito.biz/archives/44459905.html
http://www.mikito.biz/archives/43053570.html
http://www.mikito.biz/archives/40105817.html
http://www.mikito.biz/archives/34605520.html
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注)上記記載内容は、当方のメモをもとに作成したものです。正式な議事録は、いわき市議会HPの議事録検索システムから入手下さい。

ふくろうカフェ アウルの森

最近流行っている?「フクロウカフェ」に行く機会がありました。ふくろうが室内で放し飼いになっているジャングルカフェ&ふくろう専門店です。アウルの森という店舗は、現在、浅草と秋葉原に2店舗展開中で、癒やし空間として世間から認知されつつあるようでした。

以下の写真は、私のiphone6Sで撮影した、拡大やレタッチ等していない、全く「素」のものです。フクロウの顔面数センチまで、近寄れる機会は滅多にあるものではありません。

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店舗は秋葉原駅から数分の雑居ビルの5階にありました。下は麻雀店、上は事務所という、なんとも都会らしいシュールなロケーションです。普通のエレベータで5階へ。

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5階ワンフロアすべてが、ジャングル!造花と生木の組み合わせで、本当にジャングル(ある意味、都会のジャングルの中ですが)の中にいる錯覚に陥ります。平日日中にもかかわらず、カップル、シングルともに若手の顧客が多かったです。

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醍醐味は、フクロウにタッチできること。なるたけ背中から、手の甲側でソフトタッチするようにインストラクションがありますが、写真撮影に夢中になると・・・

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気になる入場料金ですが、タイムリミットなしの890円ONLY(繁忙期は入れ替えもあるそうです)。自動販売機ですがワンドリンクついてこの値段は、はっきりいって、安い。と思う。フクロウをいくらで仕入れているのか、エサ代等のランニングコストはどうやって回収しているのか、非常に気になるところ。

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こんな機会ないですから、皆さん、フクロウに触りまくっていますねー。ちなみに店内は写真撮影自由、ただし動画・フラッシュ等は禁止です。店舗運営側としては、SNS拡散による営業効果も狙っていると思います。

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私も大型フクロウの背中タッチに成功!というか、どのフクロウもおとなしいので、黙って触らせてくれます。お店の方にヒアリングすると、この店内で24時間365日飼育しているそうで、羽を切っていくわけ出ないので店内を飛ぶこともあれば、えさを食べて排泄をすることもある(スタッフが、まめに拭き取っているので、臭いはそれほど気になりませんでした)。フクロウにとっては、もはや人と一緒にいることが、生活の一部になっている。

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大型フクロウに触るときは、それでもやはり緊張します。特に首をクルッと回すと、こちらのほうがビクッとします。

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このフクロウ、扇風機を独り占めです。寒い国から来たので、暑がり屋さんなんでしょう。

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店内には大小合わせて、総勢50羽のフクロウを飼育しています。そのうちまだ人に慣れていない赤ちゃんフクロウには「Don't Touch」の表記があるので、ご注意。

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なんと、フクロウをペットにしたいという方向けに、フクロウのお取り寄せサービスをやっています。小さいメンフクロウなら14万円~、大型フクロウで120万円だそうです。正直、高いのか安いのか皆目見当がつかない。

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よく見ると顧客の多くは外国人でした。海外ではかなり紹介されているようで、その情報を頼りに店舗を探し出して訪れているようでした。海外でブレイクし、日本国内はその後というのが、最近増えてきたような気がします。新宿のロボットレストランや原宿のモンスターカフェ等、日本のサブカルチャー文化が(国内からよりも)海外の反応が良い現象。

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吉野正芳 復興大臣室訪問

いわき商工会議所青年部のメンバーで、このたび就任された吉野正芳復興大臣の大臣室を訪問しました。昨年2016年6月に、岩城光英法務大臣室を訪問して以来、1年ぶりの表敬訪問です。復興庁は設立が新しい庁ということもあり、中央合同庁舎4号館に(消費者庁らとともに)入っています。なお、期間を定めて設置された官庁であり、震災発生から10年後の2021年3月31日に廃止されることが決まっています。

当初アポイントは午後いちでさせていただきましたが、公務の都合で17:00に変更、さらに委員会の延長や、被災地の某市長の面会等があり、短い時間での面談でした。

<岩城光英法務大臣室 訪問>
http://www.mikito.biz/archives/47746879.html
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市ヶ谷防衛省の対空ミサイル

法政大学のボアソナードタワーから眺める、外堀の景色は、まさに東京!遠く、新宿の高層ビル街が見えます。なお、外堀の色が抹茶色なのは、大量に発生している藻の影響と思われます。

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新宿高層街の手前には、市ヶ谷の防衛庁があります。巨大な通信タワーの横には、19階建ての建物。防衛大臣、統合幕僚監部、陸海空の幕僚監部等のお部屋があります。建物の裏手には広場が・・・

<市ヶ谷防衛省は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49977641.html
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その広場には、なんと!対空ミサイルが西側に向けて2基設置されているじゃ、ありませんか!これこそ北朝鮮の日本海向けの発射ミサイル威嚇に対応するための設置なのでしょう。03式中距離地対空誘導弾」(中SAM)なのか、ペトリオットPAC-2なのかは判別不可能。いずれにせよ1個群で数百億円の装備です。首都東京防衛の要は、陸上自衛隊第1師団が置かれている練馬駐屯地、そして東部方面総監部が置かれている朝霞駐屯地です。一意奮闘して、皇居を、霞ヶ関を、丸の内を、そして都民、さらには日本国民の生命・財産を守って欲しい。

<陸上自衛隊朝霞駐屯地は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49977611.html
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南側は、手前に靖国神社と、遠くに皇居が見えます。さすがに吹上御所は、木立に隠れて見えませんが、宮殿の屋根は見ることができます。セントラル東京って、半径数キロメートルに収まってしまうから、高いところからはほとんどのものが見渡せてしまう(グレーター東京は論外に広いですが)。

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優勝軒 泉店

「優勝軒」は、らーめん・つけ麺のお店を全国チェーンです。ガテン系に喜ばれそうな特盛りの、特製もりそばと富士そばがウリです。2010年に設立以降、着々とフランチャイズ展開しています。決して高級ブランドでないものの、平均的なファミリー層でもない家族層をターゲットにしていると思う。

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麺のサイズは5サイズからが選ぶ。もりそば(要は、つけ麺)の麺は中太で、見た目よりも腹に溜まります。

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なんとつけ麺のルーツは、従業員のまかない飯だったとは。初めて知った。

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「唐辛子つけ麺」というメニュー。スープが塩っ辛い!きくと、ラーメンの出汁がセルフサービスで用意されていて、お客がそれを使って自らスープを薄めて、お好みの味を作っていくのだそう。これって、ラーメンの重要な要素であるスープの味を店が決めないなんて、お店の役割を放棄しているのはなかろうか。でも、誰も文句を言わず、いやあえて来店するということは、このシステムが受け入れられているということなんだろうか。

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看板・メニュー表記は、いまどきな感じです。若者・ガテン系・がっつり系には、評価されそうな店でした。個人的には、なんとも評価のしづらいお店でした、

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いわき市立 川前小・中学校 在籍生徒5名!

いわき市立 川前小・中学校、小学校と中学校が同一校舎にある小・中併設の小規模公立学校です。なんと、平成29年4月現在の生徒在籍数は、小学生3名と中学生2名の全校児童生徒5名のみです。この強大な校舎・フルサイズの体育館・フルサイズのプールが5名のために用意されているという事実!また、当然、異なる学年を一つのクラスで運営する「複式学級」が行われています。

中学校では、教科ごとに先生が必要ですから、子どもの数よりも教師の数が多いという事実!切磋琢磨する友達に恵まれず、刺激もないことから大変な面が想像されますが、逆にいえば、自然が豊かな環境の中で、マンツーマンで教師が教えてくれる環境ともいえます。

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林業や畜産業が盛んだった昭和30-40年代には、この校舎に数百人の生徒が通学していましたが、数十年を経て、いま5人。今年は、入学生も卒業生もゼロだったため、入学式・卒業式とも開催を見送ったそうです。対象者がいなければ、当然のことですが、入学式・卒業式がない学校っていったい???

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小中合わせて5名の生徒でどうやって運動会をやるんだろう?と思いますが、川前小中学校だけでなく地元の地区の方々と先生方も参加するそうです。それって、子どもより大人の数の方が、多くありませんか?

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産業面を支えた林業・畜産業は、いまや価格下落と海外産の商品に市場が席巻され、一般的な国内産のものにとっては生き残りが厳しい状態で、それはしばらく変わりそうにありません。進化論のダーウィンの言葉を借りるまでもなく「最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である」。地域が、産業が、マインドがどう変化することができるかが問われています。

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磐城高箸さん本社工場訪問

いわきの杉・檜の間伐材を使った、高級割り箸「磐城高箸」、天然の杉チップを使用した「眠り杉枕」、ヒノキの芳香が漂う「ひのき鉛筆」。いずれも魅力的ですが、個人的にはひのき鉛筆が、イイ。削った瞬間、ふわりと漂う清々しいヒノキチオールのおかげで、ご自宅で森林浴できます!

<磐城高箸の挑戦は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/42432525.html
 
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主力商品は、なんといっても「磐城高箸」。先端の加工にも気を配っています。

<磐城高箸さんの受賞履歴は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/45860418.html
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世界にひとつしかない、割り箸の先端加工機だそうです。東京墨田区の会社に特注して製作してもらったそうです。

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「眠り杉枕」と「ひのき鉛筆」。天然由来の成分であるヒノキチオールで、癒やされます。

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磐城高箸の本社工場は、鮫川水系四時川の川っぺりにあります。国道289号線の橋梁上から、よく見えます。こんな場所で、あんな洒落た割り箸が制作されているとは、意外です。


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塚田農場 黒牛バーグ弁当

塚田農場 黒牛バーグ弁当1,000円(税込)というものを、パッケージに惹かれて食べました。塚田農場と銘打っていますが、これは商標であって、こういった農場があるわけではなく、あくまで塚田農場という食品加工・販売が、各地方の農家さんと一緒に開発したお弁当、のようです。こちらの黒牛バーグ弁当は、北海道上川郡の藤原さんが生産した「星空の黒牛」を100%使用し、柔らかジューシーで冷めても美味しいといのがウリ。

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肉の種類まではわかりませんが、大きく粗挽きされたお肉は食感がよく、タマネギソースとの相性はばっちりでした。主に首都圏で、会議弁当・ロケ弁等に利用が想定されているようですが、大量生産という前提にしては、かなりレベル高いです(本当の手をかけたお弁当とは比較になりませんが・・・)。あり、だと思います。

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無料レンタサイクル@JR川前駅 一人目

JR川前駅で、無料レンタサイクルが始まっています!これは駅前広場に設置された、スーパーハウス、じゃなかった「ふれあい交流館」が行っている事業です。土日の9:00-16:00の間、観光案内・レンタサイクル・情報発信の基地となります。そう、写真手前の2台が、その無料レンタサイクル、いわゆるママチャリです。

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このふれあい交流館には、地元のボランティアの方が交代で常駐していて、観光案内・レンタサイクル・情報発信をしてくれます。川前地区には、いわき市で雇用している地域おこし協力隊(1名)が、協力してくれており、展示企画や、オススメスポットの写真撮影、それを使ったカレンダー・マップ作成等の活動をしてもらっています。地域おこし協力隊は、平成28年度から配置になっており、期間3年。この期間中に地域に住んで、土着してもらって活動してもらうのですが、その期間内に果たして「地域おこし」ができるのか、そして任期期間終了後に、その方の待遇を確保して定住してもらえるのかが試されています。

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駅舎取壊し前の駅舎看板が保管されていました。こういったホンモノを保管し継承していくことこそが地域の誇りにつながるので、とても大切なことだと思います。開業大正6年、海抜287mの標識も見えます。ちなみに小川郷駅でも、かつての駅舎で使用されていた看板等が、地元の方々によって大切に保管されています。

<小川郷駅は、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/44899567.html
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早速、レンタサイクルをし、回りを走ってみました。いやー、主要道路の国道399号線の傾斜が、自転車にとっては「鬼門」で、川前地区内のオススメスポットにたどり着くためには、相当の脚力が必要だということがわかりました。現在のママチャリから、電動自転車への導入も検討されているようですが、とてもそんな程度の改善で、399号線の坂を登坂することは、できないと思います。聞けば、外部から来てレンタサイクルをして回った方は、いまだ実績ゼロだそうです。とすると、私が、川前地区レンタサイクルの第1号者ということになりますね。

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四倉中核工業団地 第2期工事造成中

四倉中核工業団地の第2期工事造成中の現場を視察しました。いわき四倉工業団地は、平成18年から分譲が開始されましたが、なかなか売れ行きがよくなかったところです。しかし平成23年の東日本大震災において、広野町住民の仮設住宅用地として、また被災した事業者の仮設工場用地として利用されたため、空き用地がなくなっていました。それでも用地が不足しているという声に応える形で、いちおう開発計画はあったものの凍結されていた隣接山林を第2期工事として切り開いて、工場用地を作りだそうとしています。

写真の場所はもともと、山林(丘)だったところを削り、谷部分に埋めたてている場所です。事業費は約26億円、17haの工業用地が、平成30年春には完成予定です。

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開発用地には、タイヤの大きさが人の背丈よりも高いトラックやブルドーザーがひっきりなしに行き交い、土埃が絶えません。これら重機のほとんどが、無人で運転され、GPS電波で自身の位置を確認しながら、あらかじめプログラムされたどうりに、掘削や運搬などを行います。その精度は、すでに数センチ単位なのだそう。将来の工事現場の一端を見たようでした。考えれてみれば、オーストラリアの露天掘りの鉱山では、同じようにGPS+プログラムにより、人家から数百kmもある場所の掘削を無人で行っているので、すでにシステムとして確立されているのでしょう。

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それにしても、重機のパワーはスゴイ。土がどんどん運ばれていきます。ちょっと古いですが、「シムシティ」でまちを造成しているようです。

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四倉中核工業団地第1期区域は、上記仮設施設の敷地が8区画もあり、これは本来の工業の用途ではなく、造成に要したコストが有効に使われていません。しかし、被災した事業者が、ここで事業を始めた仮設工場については、当面の間、賃料ゼロとなっており、容易に移転することもかないません。では第2期区域の譲渡価格はどのように設定すべきでしょうか。第1期区域が、震災なかりせば空き区画が12区画もあり、処分に苦慮していたことを鑑みれば、第2期区域も思惑通り、適切な企業に譲渡できるかどうかは、疑問です。

一方、福島県浜通り地域のイノベーションコースト構想として、再生可能エネルギー関連・医療関連・ロボット関連の企業誘致が進められています。さて、事業者である福島県企業局の思惑通りに企業誘致が進むかどうかは不透明です。

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陸上自衛隊 ミリメシ戦闘糧食

自衛隊駐屯地見学で、「防衛糧食 陸型Ⅰ」が販売中。要は調理済みのカレーライスなのですが、肝は火が不要で、温かいご飯が食べられること。アルミニウムと水の酸化作用を利用して、火が使えなくてもビニールパック内でご飯とカレーを温めて、30分で美味しいお食事にありつけるという、優れものです。

<ミリメシ調理中の動画は、コチラ>
https://youtu.be/n7h1y7RwFG8
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内容物としては、①白いご飯、②カレー、③発熱剤、④発熱溶剤の4つ。いたってシンプルです。

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ビニールパックの中に、発熱剤、溶剤をいれ、カレーとご飯のパックを入れて、待つこと30分。

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化学反応で発熱しています。熱くて触れないくらいに発熱。

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30分経過後、しっかりご飯、カレーともに暖まっています!お味もイケてます。こんな食事なら、喜んで食べたいと思わせるミリメシ戦闘糧食でした。

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失敗に学ぶ中心市街地活性化

2008年著、約10年前に上梓された本です。「青森市」「長野市」「日向市」「宮崎市」「柏市」のコンパクトなまちづくりの成功例を紹介しています。

興味深いのは、当時、成功例と位置づけられた、青森市の再開発ビル運営会社が、2016年に経営破綻し、再開発ビルアウガの民間商業施設部分が、4フロア全部が撤退・閉鎖になったことです。10年の年月が経営環境を変えたのか、それとも、もともとの事業スキームに無理があったのかは、予断できません。

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いずれにせよ、ここから読み取れることは、表層的な成功事例に飛びつくのではなく、事例の背景や、目的、関係者の行動様式等の本質をきちんと明らかにした上で、まちづくりをしなければ、手法をまねただけの猿まね再開発を繰り返すことになってしまいます。役所主導の再開発は、先例・成功事例の進め方を踏襲することで、(まちづくりの背景・目的や、資金の流れ、各当事者の行動様式を明確にしなくても)当事者の説明責任を果たし、また責任を回避しながら、公的資金を投入して再開発をすすめがちです。

いわきにも再開発の先例として、一町目再開発ビル(ティーワンビル)や、いわき駅前再開発ビル(ラトブ)があり、それぞれ公的資金が投入されています。今の評価では、再開発の成功例となっていますが、これだって時代の激変で、将来の評価がどう変わるか予断はできません。

いわき市道 南作・青井線 開通式

いわき市道 南作・青井線の開通式が、豊間小学校そばの現地でありました。豊間小学校は、東日本大震災時の大津波の被害にあった薄磯地区の高台にあり、その際には300人あまりの住民の避難場所となりました。しかし津波のがれきや堆積物により、道路が寸断され、陸の孤島となったところです。まるまる3日間、支援物資なく、300人の避難者がここで不安を持ちながら、暮らしたのです。

その要因は、道路が海岸線に沿った縦移動の道路しかなく、豊間小からの横移動の道路がなかったため、陸の孤島となってしまったのです。その教訓を活かして、平成24年度から計画がなされ、何もなかった山林を切り開き、震災から6年を経過した今、やっと開通にこぎ着けました。延長721m、道路幅員8mの、新設道路です。

復興交付金を活用した建設費総額は、11.5億円。県道小名浜四倉線線との接続が目的で、この道路の先に人家はありません。したがって、生活用道路としての通行量は、ほとんどないと予測されます。設置目的が緊急輸送用・非常時用の避難路としての位置づけとはいえ、日常的に使用されない道路の新設に、これだけの予算を投じたことに、いろいろな意見があろうかと思います。

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開通式に合わせて、豊間小学校鼓笛隊のマーチングの演奏がありました。ちょうど運動会のための練習をしてきたところということもあり、上手な演奏でした。それにしても全校生徒6学年あわせて、75名。震災前の1/3の水準だそうです。複式学級にはなっていないものの、1クラス10名あまりと、いろんな友人と切磋琢磨して、運動・学習し成長していくには、児童同士の接触が少なすぎる。

<いわき市道 南作・青井線 開通式 豊間小学校鼓笛隊のマーチング >
https://youtu.be/E6ToiAGHggA
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現在、2017年8月開校を目指して、豊間中がこの豊間小学校西側隣接地に建設中です。完成後は、小中一貫の教育が期待されています。それにしても中学校3学年の総数が60名ちょっととのこと。こちらも、いろんな友人と切磋琢磨して、運動・学習し成長していくには、児童同士の接触が少なすぎる。

津波被害に遭った豊間中は、震災以降として保存されずにすでに取壊し済み。防災緑地の敷地になっていました。2015年4月に、豊間中の内部を視察しましたが、そのときに記録し、撮影しておいて、本当に良かったと思います。

<豊間中学校が取壊し決定 震災遺構>
http://www.mikito.biz/archives/43262589.html
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吉田みきと プロフィール

ふるさとの福島県いわき市で、市議会議員として活動を開始しました! いわき市は、今、複層的な問題が山積しています。公認会計士としてのキャリアを生かし、フレッシュな視点で問題点を洗い出します。



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