2016年11月から劇場公開されている映画「この世界の片隅に」。なんとまだロングラン公開が続いています。観客動員数110万人を突破しているらしく、『第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞』も受賞。見てきましたが、前評判通り、素晴らしい。原作を読んでからの映画鑑賞でしたが、きわめて原作に忠実に作られていて、のん(旧芸名:能年玲奈)さんの主人公の声も役にはまっていて、「君の名は」以来の感動でした。
<君の名は、はコチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49305782.html
著者があとがきで書いていますが、戦時の生活がだらだらと続く様子が描かれています。戦時ものといえは、戦争の悲惨さ・命の尊さ等、反射的にテーマが固定化していたのが、これまででした。誰も彼も死の数で悲劇の重さを伝えてきました。それに対しこの「この世界の片隅に」は、主人公とその家族の朗らかで穏やかな生の記憶を描くことで、生の悲しみやきらめきが、引き立っています。
メッセージは、タイトルどおり。「この世界の片隅にうちをみつけてくれてありがとう。周作さん。ほいでもう離れんで・・ずっとそばにいてください。」何て普通のセリフなのに、それが奇跡だということが、わかります。すべては奇跡なんです。
主に描かれる場所は、広島の呉。海軍工廠があり、戦艦大和が建造された場所です。そんな場所でも、1945年(昭和20年)2月までは、呉市内に空襲もなく、のんびりした生活だったことに驚きます。初空襲が3月。それから5ヶ月は連日連夜の爆撃で、8月15日終戦。米軍による民間人・民家に対する焼夷弾による爆撃は、軍人と文民、軍事目標と民用物を区別せずに行う無差別攻撃の禁止を定めている戦時国際法に完全に違反です。
<大和ミュージアムは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48971134.html
それにしても「のん」さんの芸能界からの黙殺具合はひどい。この映画の主演・すず役で出演し大活躍しているにもかかわらず、全くマスコミにとりあげられない。能年玲奈さんといえば、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で素晴らしい役を演じたにもかかわらず、独立騒動で芸能界からは掟破りのレッテルを貼られ、干されています。日本のいじめ体質を体現しているようで、暗い気持ちになります。
<君の名は、はコチラ>
http://www.mikito.biz/archives/49305782.html
著者があとがきで書いていますが、戦時の生活がだらだらと続く様子が描かれています。戦時ものといえは、戦争の悲惨さ・命の尊さ等、反射的にテーマが固定化していたのが、これまででした。誰も彼も死の数で悲劇の重さを伝えてきました。それに対しこの「この世界の片隅に」は、主人公とその家族の朗らかで穏やかな生の記憶を描くことで、生の悲しみやきらめきが、引き立っています。
メッセージは、タイトルどおり。「この世界の片隅にうちをみつけてくれてありがとう。周作さん。ほいでもう離れんで・・ずっとそばにいてください。」何て普通のセリフなのに、それが奇跡だということが、わかります。すべては奇跡なんです。
主に描かれる場所は、広島の呉。海軍工廠があり、戦艦大和が建造された場所です。そんな場所でも、1945年(昭和20年)2月までは、呉市内に空襲もなく、のんびりした生活だったことに驚きます。初空襲が3月。それから5ヶ月は連日連夜の爆撃で、8月15日終戦。米軍による民間人・民家に対する焼夷弾による爆撃は、軍人と文民、軍事目標と民用物を区別せずに行う無差別攻撃の禁止を定めている戦時国際法に完全に違反です。
<大和ミュージアムは、コチラ>
http://www.mikito.biz/archives/48971134.html
それにしても「のん」さんの芸能界からの黙殺具合はひどい。この映画の主演・すず役で出演し大活躍しているにもかかわらず、全くマスコミにとりあげられない。能年玲奈さんといえば、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で素晴らしい役を演じたにもかかわらず、独立騒動で芸能界からは掟破りのレッテルを貼られ、干されています。日本のいじめ体質を体現しているようで、暗い気持ちになります。